旭化成建材一社だけのことなのか:
マスコミ報道では、かの横浜の「パークシテイLaLa横浜」の杭打ち担当代理人以外が担当した現場でも改ざんがあった模様である。私はこのマスコミ報道そのものもおかしいのではないかとすら考えている。この問題が発生して何日経ったか。
我が国のマスコミに建築関係やゼネコン担当の記者が何人いるのか知らぬが、彼らがこの業界で何がどのように行われ、如何なる文化(言語・風俗・習慣と慣行)があると知らないはずはないと思っている。彼らはそれでも新発見のように報じるのか、いや報じる気かと問いたいのだ。
矢張りマスコミ報道によれば、高層アパート(私は「マンション」(=mansion)というカタカナ語は採らない、念のため)が安全か否かはそれが建っている土地次第だという。即ち、地盤が固いかどうかだそうだ。だが、住民は余程何か切迫した状況にでもならない限り、自分が居住する建物が傾き始めたかであるとか疑って、何処の誰が杭打ちをしたかなどを調査することはあるまいと思う。大手の売り主やゼネコンが信じられていると言うことかな。
しかし、マスコミは追求を開始して連日のように関連の案件を採り上げている。当方は旭化成建材の問題が発生した時に「ゼネコン業界では何が行われているかくらいは常識程度に心得ている」と言った。それに基づいて考えれば、今マスコミが追いかけている程度のことは「これまでにあっても不思議はない」という辺りが結論になってしまう。
私は恐ろしい事態はそこから先にあると思っている。目下のところでは旭化成建材は「天下の大悪人で工事の手を抜くはデータを改ざんするは」の如くに報じられているが、マスコミはその実態とても旭化成建材そのものが手を下したわけではなく、彼らの下請け企業というのか現場代理人とかの仕事であったと教えてくれている。
此処までの事実とゼネコン業界の文化を演繹して考えていけば、恐ろしいことは元請けから遙か先にある現場が「納期を遵守せよ」と厳命されても諸般の事情で他に手段がない場面に追い込まれれば何をするかに行く着くのではないのか。そうであれば、この世の中には一体どれほどの建造物があるのかと考える時に、それらを全部納期通りに仕上げた代理人が何人いたのだろうかというところに到着してしまう。
回りくどい言い方を避ければ、マスコミは飛んだ大問題を抱え込んでしまったのではないかということだ。既に旭化成建材が北海道で担当した物件で改ざんが明るみに出された。これからも何処かで誰かが暴き続けるだろう。その際に各個撃破で(本当は「一件ごとに」という意味である”case by case”が使えるのだが)一つずつ安全性を検査して回ることになるのか。もしも、改ざんか手抜きが、旭化成建材以外でも行われていたと暴かれたらどうする気か。
此処から見える新宿区内だけでも高層建築の範疇に入りそうなてものが13軒見える。我がアパートの3棟を加えれば16軒だ。此処は既に3.11でもびくともしなかった堅固な地盤の上に建っており、我が部屋も恐怖を感じるほど揺れもせず、ひび一つ入らなかったので安全圏内だと思っている。だが、旭化成建材とマスコミ報道で、わが国全体に疑心暗鬼に囚われ始めたアパート居住者がどれほどおられるかと想像するだけで空恐ろしい数字になりそうだ。
今回の旭化成建材のパークシテイLaLa横浜で巻き起こした波紋が建築業界全般に及んでいったとしたらどうなるのだろうか。マスコミが旭化成建材が担当した部軒を隅から隅まで追いかけていって実態を報じれば、如何なることになってしまうかが問題だと思う。これが私の考え過ぎであれば良いのだが。私はマスコミと監督官庁任せだけではなく、業界そのものが何らかの形で立ち上がった方が良くはないかと密かに考えている。
マスコミ報道では、かの横浜の「パークシテイLaLa横浜」の杭打ち担当代理人以外が担当した現場でも改ざんがあった模様である。私はこのマスコミ報道そのものもおかしいのではないかとすら考えている。この問題が発生して何日経ったか。
我が国のマスコミに建築関係やゼネコン担当の記者が何人いるのか知らぬが、彼らがこの業界で何がどのように行われ、如何なる文化(言語・風俗・習慣と慣行)があると知らないはずはないと思っている。彼らはそれでも新発見のように報じるのか、いや報じる気かと問いたいのだ。
矢張りマスコミ報道によれば、高層アパート(私は「マンション」(=mansion)というカタカナ語は採らない、念のため)が安全か否かはそれが建っている土地次第だという。即ち、地盤が固いかどうかだそうだ。だが、住民は余程何か切迫した状況にでもならない限り、自分が居住する建物が傾き始めたかであるとか疑って、何処の誰が杭打ちをしたかなどを調査することはあるまいと思う。大手の売り主やゼネコンが信じられていると言うことかな。
しかし、マスコミは追求を開始して連日のように関連の案件を採り上げている。当方は旭化成建材の問題が発生した時に「ゼネコン業界では何が行われているかくらいは常識程度に心得ている」と言った。それに基づいて考えれば、今マスコミが追いかけている程度のことは「これまでにあっても不思議はない」という辺りが結論になってしまう。
私は恐ろしい事態はそこから先にあると思っている。目下のところでは旭化成建材は「天下の大悪人で工事の手を抜くはデータを改ざんするは」の如くに報じられているが、マスコミはその実態とても旭化成建材そのものが手を下したわけではなく、彼らの下請け企業というのか現場代理人とかの仕事であったと教えてくれている。
此処までの事実とゼネコン業界の文化を演繹して考えていけば、恐ろしいことは元請けから遙か先にある現場が「納期を遵守せよ」と厳命されても諸般の事情で他に手段がない場面に追い込まれれば何をするかに行く着くのではないのか。そうであれば、この世の中には一体どれほどの建造物があるのかと考える時に、それらを全部納期通りに仕上げた代理人が何人いたのだろうかというところに到着してしまう。
回りくどい言い方を避ければ、マスコミは飛んだ大問題を抱え込んでしまったのではないかということだ。既に旭化成建材が北海道で担当した物件で改ざんが明るみに出された。これからも何処かで誰かが暴き続けるだろう。その際に各個撃破で(本当は「一件ごとに」という意味である”case by case”が使えるのだが)一つずつ安全性を検査して回ることになるのか。もしも、改ざんか手抜きが、旭化成建材以外でも行われていたと暴かれたらどうする気か。
此処から見える新宿区内だけでも高層建築の範疇に入りそうなてものが13軒見える。我がアパートの3棟を加えれば16軒だ。此処は既に3.11でもびくともしなかった堅固な地盤の上に建っており、我が部屋も恐怖を感じるほど揺れもせず、ひび一つ入らなかったので安全圏内だと思っている。だが、旭化成建材とマスコミ報道で、わが国全体に疑心暗鬼に囚われ始めたアパート居住者がどれほどおられるかと想像するだけで空恐ろしい数字になりそうだ。
今回の旭化成建材のパークシテイLaLa横浜で巻き起こした波紋が建築業界全般に及んでいったとしたらどうなるのだろうか。マスコミが旭化成建材が担当した部軒を隅から隅まで追いかけていって実態を報じれば、如何なることになってしまうかが問題だと思う。これが私の考え過ぎであれば良いのだが。私はマスコミと監督官庁任せだけではなく、業界そのものが何らかの形で立ち上がった方が良くはないかと密かに考えている。