新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月7日 その2 解りにくい陸連の選考基準

2016-02-07 17:13:48 | コラム
福士加代子はオリンピック代表に内定していない由:

私は以前から日本陸連のオリンピック派遣選手の選考基準は疑問だらけだと思っていた。特にマラソンの場合は男女とも何を以て基準としているかが極めて解りにくく、いっそアメリカ式に一発勝負で決めれば良いではないかなどと言ったこともあった。もう少し悪く言えば、生まれてこの方陸上競技しか経験したことのない世間知らずの元選手たちが、狭い世界に巣くって寄って集って決めているだけのことで、一般社会に住んでいる者が外から普通の社会常識で云々することが間違っているのだとすら考えている。

それだから、つい先頃2時間21分台の好記録で優勝した福士加代子は未だ内定しておらず、次の選考レースであると聞く名古屋のマラソンにも出て代表決定を確実にする気だとか報じられ、陸連もそれを妨げないと言ったとか。現在内定を貰っているのは、何処か外国のレースで確か「日本人一位」だったが、先頃の福士の記録よりも劣る走者だったそうだ。この辺りを出来る限りの善意で解釈すれば、少し高齢化した福士よりも良いタイムで勝ち上がってくる者が出現するのを待っているのだろう。

もしそうならば、そう言ってその未だ見えぬ走者を励ませば良いのだろと思うのだ。福士のあの走りは誰も競争相手がいないところでの記録だったので不確実だと言えばそれまでだが、あのままで放置すれば、陸連は福士の自由奔放な言動等がお気に召さないのかとでも勘ぐりたくなる。私が陸連の幹部だったならば「名古屋の大会で福士の記録を上回る者が出ればその走者を優先するので、全員奮励努力せよ」くらいは言っておくだろうと思う。

何れにせよ、私は陸連は信頼出来ない幼稚な団体だと思うことを変える気はない。あのままでは努力して優勝した福士が可哀想だと思うのだが。

巣鴨地蔵通り商店街で

2016-02-07 07:56:49 | コラム
戦争法を廃案に追い込もう:

いささか旧聞に属しますが、去る4日に巣鴨地蔵通りに行った時の経験談を。

午前11時頃だったでしょうか、地蔵通りの入り口で信号のところに婦人団体が出ていて「子供や孫を戦場に送りたくない。死なせたくない。戦争法を廃案に追い込もう」と懸命に原稿を読んでいました。私は何と無粋な連中だろうと思いながら、巣鴨駅に向かって歩き続けました。四の日の縁日を目当てに楽しみにして押し寄せるご老人たちに(と言っても私自身が立派にその一員なのですが)見当違いな主義主張の騒音を押しつけるとは失礼の極みでしょう。

遺憾ながら!!誰も立ち止まって聞いておられた方をほとんど見かけませんでした。当たり前でしょうよ。だが、その反対側の有名な塩大福を売る店には大勢の高齢者が群がっていましたが。押し寄せた高齢者の人たちは「何を言っているのか」とでも思ったのでしょうか。私はその団体を無視された多くの高齢者の見識を勝手に「結構なことだ」と評価していました。

SEALDsとやらの大学生の安保法案反対の運動にも閉口させられましたが、こういう連中は本気であの法制を声高に非難する様を見れば、嘗ての社会党の反対のための反対を思わせられます。彼らは野党であり野党であり続けるたまに反対するのか、本気であの法律で子や孫が戦場に(徴兵制ででも)送られる事態が来ると思っているのでしょうか。

畏メル友尾形氏は

<「戦場に若者を送るな」「死なせたくない」「戦争法案反対」

は共産党や民主党の常用するスローガンですね。誰も、戦争などしたくありません。でも、世界から紛争や戦争が無くなることはありません。彼らは、同じことを中国や北朝鮮、ロシアに向かって言うべきですね。>

と言っておられるのです。誠に尤ではありませんか。