新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月1日 その3 外務省には任せられぬ

2016-02-01 16:32:39 | コラム
桜井よし子氏は言う:

2月1日の産経の一面に桜井よし子氏がずばりと指摘しておられました。その論旨はまさに我が意を得たりでした。さすがに桜井さんです。

私も主張を読んで誠に尤もだと思いました。私自身が繰り返して外務省の弱腰というか、諸外国を相手にして二者択一的に迫るような強気の議論を進めていないことを大変不満に思っていました。英語的な三段論法で議論することも出来ていないのでは、「国損」に繋がる弱さだと言ってきました。あの弱腰の連中に任せておけば百戦百敗でしょう。言いたくはありませんが、外国人相手にした時の英語力ですら不十分に聞こえる時があります。

換言すれば、欧米以外の国との文化の違いを十分にわきまえていないのではないのか、彼らの思考体系と我が国との違いすらお解りでないように思えて不安だということです。

少しは「これを言うことで失うものはない」というアメリカ式の討論の進め方を見習って欲しいのです。韓国にあそこまで舐められてやられっぱなしである事を少しは反省して貰わねばなりませんし、安倍総理も岸田外相以下の外務官僚に任せておかれる方針を変更された方がより良い結果が出ると思うのですが。敢えて言いますが、外国に留学するとか、何年か駐在したくらいでは諸外国との文化(言語・風俗・習慣・思考体系を言う、念のため)を真の意味で理解・認識出来るものではないし、自国の文化との対比が出来るまでにはなり得ないのです。

外交交渉などは綺麗事ではないくらいはご承知だろうが、外務省は甘いし弱すぎると思ってみてきました。相手の顔を立てたり、立場を斟酌することばかりに気を取られているようでは国益を損なうだけです。民間にはその辺りを十分い心得ておられる所謂「タフネゴシエーター」には何人も目にかかって、難儀したものでした。頑張れ、外務省。

kazk様に

2016-02-01 15:45:48 | コラム
kazk様

コメント、誠に有り難う御座いました。ご指摘の諸点に異論はありません。私は高校1年まではWMフォーメーションでのサイドハーフでして、2年からFWに変わり関東大学4部リーグではGK以外は何でもやりました。それでも、未だにサッカーを見る時は「攻める」視点からしか見られません。そこに今回のご指摘で何試合か失点なしで過ごしてきても何処となくギリギリで守っている辺りに不安を感じておりました。そこを補っていたのがGKの櫛引だったのは解りましたし、彼は評価出来ますが、あれでは未だA代表には手が届かないでしょう。

何れにせよ、手倉森監督の方針で毎試合違う顔ぶれで試合に臨んできたことは評価出来なくはありません。だが、皆試合に出して貰うことが全てのようなサッカーをしており、中心になってテイームを引っ張っていこうとする往年の中田英壽のような強引な存在が出てきていないことにも不安を覚えます。かくなる上は、ハリルホジッチが何故か外した安藤保仁のようなゲームメーカーを入れたら如何かと思ってしまいます。

私はハリルホジッチ程度の監督にフル代表を委ねた今回会長選に敗れた原博美を評価していないのですが、手倉森監督はあの23名からフル代表に選ばれていくような人材を育てることにも少しは集中して欲しいと思っています。オリンピックにはサッカー先進国が余り熱心でない以上、あの場で手柄を立てたいだろう気持ちはわかります。だが、フル代表とUー23の間に少しは連携があるべきだと考えます。ハリルホジッチが何故かこのシリーズを見に来なかった辺りに協会の指導力不足を感じます。と同時にあの監督を糾弾したいのです。

嘗て日大フェニックスが故篠竹監督の下に黄金時代を築いた頃には日大高校、日大桜丘高校、日大一高、日大三高、日大鶴ヶ丘高校等の付属校から前途有望な子供たちが送り込まれ、恰もMLBのマイナーリーグ的な役割を果たしていました。現状ではUー23の中からフル代表で使える人材が、遺憾ながら見当たらないと思います。あの低水準のオリンピックの為に小さく纏めて育てていては意味がないと言いたい気がします。如何お考えですか。

真一文字拝

我が国ほど良い国はない

2016-02-01 08:33:32 | コラム
我が国が如何に優れているかを認識すべきだ:

先日の「今上天皇と皇后陛下」について尾形美明氏が以下のような意見を寄せてくださった。

<こんな国は日本しかありません。革命を礼賛する輩がいますが、冗談じゃありません。日本人は日本を歴史を勉強して、天皇を頂くことで、平和に暮らしてきた事の有難さを知るべきですね。>

異論などない。その通りだと思う。そこにやや本題から逸れるが、私が我が国が如何に優れているかを述べたので、あらためて紹介したい。

「日本良い国」については、これも以前に毎度お馴染みの商社マンが「海外出張から戻る度に『こんなに良い国が世界にどれだけあるかと思ってホッとする』と言っているが、全く同感である」と紹介していた。一度や二度海外に出ただけではこういう捉え方が出来ないだろうが、自分の生まれ育った国の良さを認識出来るのは本当に良いことだと思っている。我が国を自虐的にしか捉えない左寄りやリベラル派の方々がいることなどは私の理解を超えている。

外国を訪れ現地の文化に一定以上の深さで接してみて初めて良く解ることは「我が国ほど技術力・生産能力に優れ、教育が広く徹底し均一な質の国民が多く、勤勉で質の高い労働力に恵まれ、治安が良く、町も村も大都会も清潔で、食べ物が美味で、性善説が普及し、外国人に親切で丁重に扱う国があるか」ということだ。実は、2010年にカリフォルニア州で出会った日系人でアメリカの銀行の東京支店に勤務している男性がこれとほぼ同じことを言って「こんなに優れた国はない」と言っていたことも紹介したい。

例えばアメリカに行ってご覧。我が国の有り難さが解るから。卑近な例を挙げれば、私は何度飲み物の自販機で25セントを只取りされたことか。我が国にそんな自販機がありますか。治安の悪さなどは何か怖い目に遭ってみるまでは解らないだろうが、我が国で四方八方に気を配って街中を歩くようなことがあるかを考えてみれば、我が国の治安の良さの有り難みを初めて認識出来るだろう。ニューヨークでは「信号を守って立ち止まるな」であるとか、「四方八方をキョロキョロと見回して警戒するようなそぶりを見せればかえって『カモ来る』と思わせてしまうから注意せよ」とまで教えられた。

初めて我が国に出張しタクシーに財布(wallet=札入れでも良いか)を忘れたアメリカ在住のニュージーランド出身のマネージャーが、無事にその日のうちに財布がタクシー会社から彼の手元に返ってきたことで「外国ではあり得ない」と大感激。彼は大学はOxfordでMBA、W社では欧州と香港駐在を経てワシントン州の本社に念願叶って勤務した人物。「こんなことは日本では当たり前」と聞かされて二度ビックリだった。

このような言わば治安のインフラストラクチャーとでも言いたいものが備わっているだけでも、我が国は世界の何処の国よりも勝っていると私は確信している。他国との文化の相違点を知る為には「我が国の文化を他国と接して初めて認識出来るのであって、自国の文化を知ることが肝腎である」ということにあると思っている。私は「外国を知ってこそ、自分の国が如何に優れているかを知ることが出来る」と信じている。そう信じているからこう言うのだ。