新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月3日 その3 ゴールデンウィーク奴

2016-05-03 12:52:03 | コラム
ジムに行けなくされた:

本日から3日間は折角体調が好転して1月から再入会したジムに入場出来ないのだ。それは休んでいた1年間に規約が変更され、シニアー会員は退出時刻が以前の午後3時から5時までに延長された代わりに土・日・祭日は入場出来ないようになっていたためだ。先週も29日(金)が祭日だった上に30日が定休日とあって、ここでも3日間の連休にされてしまった。そこに今や当方には何の関係もなくなっていたはずのゴールデンウィークとやらのせいで、今週もジムに3日も行けなくなったのだ。

今や体調が戻ってきた為に、3日間も空けると十分に運動が出来ず大変望ましくない体重の増加という事態が発生するのだ。体重が増えるということはそれだけ栄養分の吸収能力が回復したことかとも考えている。だが、弱っている心臓に余計な負担をかけるから良くないと、多くの医師に警告されている。この分では2週間に6日も休まされてしまうのだから、余程食事に気をつけて、ウオーキングにでも精を出さねばなるまいかと考えている。正直なところ、体重が既に増加気味なのだ。

「憎むべきはゴールデンウィークであり、規約を変えてしまった事務を運営する西武だ」などとぼやいている次第だ。先日は「2日の月曜日に休暇を取ったので、来週は全休」という連絡を親しくしている専門商社マンから貰った。この連休は英気を養えるだろうから有効だろうけれど、当方にとってはその間の過ごし方次第では重大な健康問題になりかねないのだ。怪しからんのは黄金週間だとあらためて痛感している。

5月3日 その2 一寸心が痛む案件

2016-05-03 09:38:49 | コラム
牛乳パック用原紙のアメリカからの輸入が激減:

アメリカの紙パルプ産業が衰退どころか、消えてしまうかも知れないような方向に進んでいることは何度か述べてきた。その最大の原因が「印刷媒体」(紙媒体)がインターネットに押されて広告を奪い取られていることにあると言われているし、私もそう思っている。だが、ここに採り上げるのは少し事情が異なるかも知れない現象である。

今月になってふと目を通した紙・板紙の輸入統計によれば、昨年度から停滞気味だったアメリカからの「ミルクカートン原紙」(牛乳やジュースの上部が屋根型になっている容器に使われている原紙)の輸入量が16年1~2月で対前年同期比で-8.3%と減少傾向が続いている。一方では、この原紙の輸入量全体が6.9%のマイナスに止まっていた。これは15年度通年でも見られた現象で、従来は圧倒的な力を見せていたアメリカが、フィンランドのメーカーにシェアーを奪われつつあることを示している。

15年度にはこの紙の輸入量は牛乳の消費不振の最中にあっても対前年比4.3%の伸びを示していたのだから、この紙の対日輸出の最大手だったアメリカW社のOBとしては気懸かりなのである。尤も、W社自体が2005年の時点でアメリカ最大級だった印刷用紙(上質紙で我が国で言う模造紙)の事業を分離独立させ、2007年には世界最大級だった、一部には成長品種とする意見もあった段ボール原紙と箱の事業部門も手放していた。

世界最大の製紙会社であるアメリカのInternational Paperも同様に国内の製紙事業をほとんど売却して「今後の成長が期待出来る市場」と銘打った南米、中国、ロシア等のみに進出して積極的に設備投資していた。事実、北米大陸(アメリカとカナダ)では多くの新聞用紙、印刷用紙、段ボール原紙の大手メーカーがChapter 11を請願し、我が国で言う民事再生法の適用を受けている惨状だ。

その中にあってW社は昨年、残してあったミルクカートン原紙を含む紙パルプ事業部門の売却を表明して、1800年代にドイツからの移民であった創業者が最初に手がけた林産物メーカーへの回帰を目指しているかの如き方針を明確にした。私はそのような政策を明らかにすれば、それまでW社の原紙に依存してきた日本国内の需要者が、その購買方針の変更を考えられたのも仕方がないだろうと思っている。

私は液体容器としてのあのパックを、例えばプラスティックに置き換えるのは容易ではないというアメリカの先例もあり、今後とも存続すると見ている。それは我が国では紙パックを使って充填する方式が全国の酪農工場に普及し、コンバータには容器の加工設備も整っている現実があれば、紙パックの寿命が短期間に尽き果てることはないとは思っているのだ。

だが、アメリカでは既にインターネットが製紙産業に悪影響を及ぼしているのは紛れもない事実である。製紙会社が「製紙」から徹底し続ければ最終需要の分野に影響を与えることになってしまいかねない。将来性がどれほどあるかの見通しも危うい事業の買収に名乗りを上げたという情報は未だない。時の流れは恐ろしく、ミルクカートン原紙もそのほんの一例だが、短期の将来の見通しすらも難しくさせてくれた。


Bus & Taxicab Terminal

2016-05-03 08:47:18 | コラム
新規開業のバスタ新宿を視察:

昨2日は好天で普通の日だったので、新宿駅西口の銀行に行く序でに我が家からは真正面に見える南口に建ったNEWoManなるビルの隣に出来たと聞く「バスタ新宿」の視察に、言わば歩行訓練中であるような家内とともに出かけた。事前にインターネットを駆使して(?)「バスタ新宿」とは如何なるものかの下調べもしてみた。この南口の再開発の如きものはかなりの年数を費やしており、一体何が出来るのかには少しだけ興味があったのだ。

Wikipedia等によれば、正式名称は「新宿南口交通ターミナル」で、英語表記が”Shinjuku Expressway Bus Terminal”であり、”Bus & Taxicab Terminal”の略称を公募した結果で「バスタ新宿」と決まったようだ。私に言わせれば「何でまたカタカナ語なんだ」となるが。これまで新宿駅周辺に20数カ所もあった長距離バスの乗り場を一カ所に集めたとあるが、京王百貨店の前には依然として羽田空港行きのバスの乗り場が残っていたところを見ると、羽田は長距離ではない模様。

南口前の信号を渡ると地上3階の横に長い建物が見えた。そこからエレベータに乗るが2階と表記されていたところを見ると地下にも何かあるようだ。ネットには女性セブンの最新号には「『バスタ新宿』の2階はJRの鉄道乗り場、3階はタクシー乗降場、4階は高速路線バスターミナルになっており、同じ建物内に集約。相互乗り換えがスムーズにできるようになりました」とは、バスタ新宿の運営元である国土交通省東京国道事務所の担当者。」という記事があると紹介されていた。

なるほど、4階には広大なバス乗り場があるが、何処を調べても例によって例の如き「東京ドーム何個分」という掲示がなかったので、広さを表現出来ないがかなりの広さだった。ここから出ていくバスは東北、関東、甲信越、東海、北陸、関西、四国、九州と確かに全国にわたっており、便利になるのだろうと思わせてくれた。

西口から此処まで歩く間の群衆の中には例のがらがらと音を立てるケースを引きずっていく者が多かったが、連中は皆このターミナルを目指しているのだと納得した。尤も、4階まで行ってみれば我々同様の単なる見物客が多いことも判明したし、あらゆる種類の外国人とおぼしき利用者がいるのも明らかになる。此処まで来れば、我が家の近所とは異なり、中国人以外の外国人もいるのが何となく新鮮なものに感じる。

此処までで家内がガス欠状態になったので、隣接する新規の商業ビルの視察は後日に譲って、西口に戻って階段を利用せずに済むバスで百人町に無事に戻った次第。家内に言わせれば、約2ヶ月のご無沙汰の間に小滝橋通りの商店街にも見慣れない店が出ていたし、消えていた銀行の支店もあったそうだ。