彼の三百代言的な品性を疑いたくなった:
13日の金曜日、舛添都知事の弁舌さわやか風の釈明記者会見の中継を寝そべって聞いていた。正座してまで聞くほどの代物ではないと思ったから。彼は昨日だったか「疑惑」が出た時点で「何の問題もありません」と言い切った上で、「懸命に調査しているところなので詳細は答えられない」と、これほど矛盾したことを当然のように言う辺りの感覚からしておかしかった。
今日も辻褄が合わない理解しがたい答えが多かったが、彼一流の明瞭な慇懃無礼的口調で滑らかに際どい質問にも答えて見せた。彼の手法だと思うのだが、如何なる質問に対しても全くよどみなく独断的に問題なしという風に断定的に答え、答えてさえあれば何の問題にもならないだろうと言わんばかりに答え続けて見せた。思うに彼自身は「用意した答えを出せばそれで事が足りる」とでも考えていたのだろうが、兎に角よどみなかった。
しかし、如何なる問題点を追求されても「自分には誤謬がない」というような、全く他人事のように言うだけで当人が真剣に反省している様子も、本気で詫びているようなことも全くないのは寧ろ凄いと呆れてしまった。正月に家族と温泉で過ごしているところに誰かがやってきて選挙対策の会議をやったなどと屁理屈を言うことがおかしいとは思わない人が都知事では、新宿に住む都民としては一寸困ったななどと嘆いている間に退屈で眠ってしまった。
少し残念だったのは、次から次へと質問する記者諸君も彼の矛盾点をつくことが出来ずにいるので、舛添都知事はさっさと次の質問者を指名して一瞬たりとも隙を見せない手を打ってきた辺りに不満が残る退屈な90分ほどだった。聞いていて「三百代言」という言葉を思い出さされた。今は彼を選んで一票を投じたのは誰だったのかと反省しきりである。
13日の金曜日、舛添都知事の弁舌さわやか風の釈明記者会見の中継を寝そべって聞いていた。正座してまで聞くほどの代物ではないと思ったから。彼は昨日だったか「疑惑」が出た時点で「何の問題もありません」と言い切った上で、「懸命に調査しているところなので詳細は答えられない」と、これほど矛盾したことを当然のように言う辺りの感覚からしておかしかった。
今日も辻褄が合わない理解しがたい答えが多かったが、彼一流の明瞭な慇懃無礼的口調で滑らかに際どい質問にも答えて見せた。彼の手法だと思うのだが、如何なる質問に対しても全くよどみなく独断的に問題なしという風に断定的に答え、答えてさえあれば何の問題にもならないだろうと言わんばかりに答え続けて見せた。思うに彼自身は「用意した答えを出せばそれで事が足りる」とでも考えていたのだろうが、兎に角よどみなかった。
しかし、如何なる問題点を追求されても「自分には誤謬がない」というような、全く他人事のように言うだけで当人が真剣に反省している様子も、本気で詫びているようなことも全くないのは寧ろ凄いと呆れてしまった。正月に家族と温泉で過ごしているところに誰かがやってきて選挙対策の会議をやったなどと屁理屈を言うことがおかしいとは思わない人が都知事では、新宿に住む都民としては一寸困ったななどと嘆いている間に退屈で眠ってしまった。
少し残念だったのは、次から次へと質問する記者諸君も彼の矛盾点をつくことが出来ずにいるので、舛添都知事はさっさと次の質問者を指名して一瞬たりとも隙を見せない手を打ってきた辺りに不満が残る退屈な90分ほどだった。聞いていて「三百代言」という言葉を思い出さされた。今は彼を選んで一票を投じたのは誰だったのかと反省しきりである。