彼は形振り構わず逃げ切る気だろう:
これまでの三度だったかの舛添都知事の記者会見の様子を見ていると、彼は絶対に言質を取られないように精密に練り上げた事だけを、如何なる辛辣な質問に対しても同じように繰り返して不誠実に答えてきた。しかも彼に対する突っ込みが参議院議員時代の政治資金の使い方に対する案件が多かった事も、彼に余裕を与えていたし、時には薄ら笑いすら浮かべて慎重に同じようなはぐらかす答弁で乗り切ったと信じている様子だ。
質問する側が、彼を辞任させたいのか、単なる政治資金の使い方に対して非をならすだけのか、政治家としての倫理と道徳観を尋ねているのかが誠に不鮮明であり、高校から東大法学部でならした秀才の頭脳と「狡猾さ」とすら形容したくなるはぐらかしに負けてしまっていたとしか、私には聞こえなかった。舛添都知事は第三者委員会の隠れ蓑までを活用して、何とか逃げ切る作戦であるのは明快であるし、恐らくこれまでの経過を見ていると、彼を辞任に追い込むどころか、任期一杯勤めさせてしまう危険性すら生じてきたと思う。要するに「彼は刑法に触れる事」さえ出なければ逃げる気だし、100%辞任する気はないと思ってる。
万が一彼が辞職した場合の次の候補者問題であるとか、都知事選挙が東京オリンピックと重なる事であるとか、色々取り沙汰されているが、彼は四方八方手を尽くして辞職回避する気だろうし、第三者委員会なるものが法律違反無しなどと結論でも出してしまえば、どうするのか。まさか、「せこい」とか「小さな金額で公私混同があった」とか「自動車を資産勘定にならない手段で購入した」等々というだけの理由で辞職を迫れるものだろうか。
彼は「いや、辞職を迫る法的根拠などない」と承知で、あの態度に出ているのだろう。であれば、都議会の自公両党が余程腹を据えて「推薦した事を忘れて」、彼を追求する側に回れるのかである。その辺りは誠にあやふやではないかと、私は疑っている。彼の逃げ切りのゴールは案外直ぐそこまで来ているのかも知れない。都民としては、彼に残って欲しいとは思っていないのだが。
これまでの三度だったかの舛添都知事の記者会見の様子を見ていると、彼は絶対に言質を取られないように精密に練り上げた事だけを、如何なる辛辣な質問に対しても同じように繰り返して不誠実に答えてきた。しかも彼に対する突っ込みが参議院議員時代の政治資金の使い方に対する案件が多かった事も、彼に余裕を与えていたし、時には薄ら笑いすら浮かべて慎重に同じようなはぐらかす答弁で乗り切ったと信じている様子だ。
質問する側が、彼を辞任させたいのか、単なる政治資金の使い方に対して非をならすだけのか、政治家としての倫理と道徳観を尋ねているのかが誠に不鮮明であり、高校から東大法学部でならした秀才の頭脳と「狡猾さ」とすら形容したくなるはぐらかしに負けてしまっていたとしか、私には聞こえなかった。舛添都知事は第三者委員会の隠れ蓑までを活用して、何とか逃げ切る作戦であるのは明快であるし、恐らくこれまでの経過を見ていると、彼を辞任に追い込むどころか、任期一杯勤めさせてしまう危険性すら生じてきたと思う。要するに「彼は刑法に触れる事」さえ出なければ逃げる気だし、100%辞任する気はないと思ってる。
万が一彼が辞職した場合の次の候補者問題であるとか、都知事選挙が東京オリンピックと重なる事であるとか、色々取り沙汰されているが、彼は四方八方手を尽くして辞職回避する気だろうし、第三者委員会なるものが法律違反無しなどと結論でも出してしまえば、どうするのか。まさか、「せこい」とか「小さな金額で公私混同があった」とか「自動車を資産勘定にならない手段で購入した」等々というだけの理由で辞職を迫れるものだろうか。
彼は「いや、辞職を迫る法的根拠などない」と承知で、あの態度に出ているのだろう。であれば、都議会の自公両党が余程腹を据えて「推薦した事を忘れて」、彼を追求する側に回れるのかである。その辺りは誠にあやふやではないかと、私は疑っている。彼の逃げ切りのゴールは案外直ぐそこまで来ているのかも知れない。都民としては、彼に残って欲しいとは思っていないのだが。