1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

ロシア大統領がインクルシブプログラム実施校を訪問

2009-09-02 | ラジオ
9月1日メドヴェージェフ大統領は、インクルシブプログラムを実施す
る、モスクワの学校を訪れた。
このインクルシブブルプログラムと言うのは、身体の不自由な子供
たちが、普通学級で他の子供たちと共に学ぶことを検討したものだ。

学校では自閉症、弱視、小児麻痺、てんかんなどの疾患に苦しむ子
供たちが学んでいる。
学校には車いすでの生活を強いられている子供たちのスロープやエ
スカレーター、特別仕様のディスクが設置されている。
またこの学校には身体の不自由な教師もいる。

学校は4つのモスクワの高等教育機関との間で、勤労的および技術
的な協力を行っている。
尚、今年この学校を卒業した全ての生徒達が、統一国家試験をパス
している。

インクルーシヴ教育に向かって―
「サラマンサ宣言」から「障害者権利条約」へ


嶺井 正也,シャロン ラストマイアー
八月書館


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9月1日放送 ロシアの声・ニュース
コメント (2)
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日本での政権交代は外交路線変更のチャンス

2009-09-02 | ラジオ
50年以上、日本の与党であった自民党は、30日に実施された衆議
院選挙で壊滅的な敗北をした。
これによって諸外国との関係における路線の変更を、表現はあまり
適切ではないかも知れないが、政治的腹切りをすることなく行える
チャンスが生じてきている。
ロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしている。
選挙で圧勝した民主党の鳩山代表は最大限短期間のうちに、そして
出来るだけ速やかにロシアとの信頼関係を確立し、中国との善隣関
係発展に向けた路線を取る意向を明らかにした。

ご存知のように民主党はこれまで一度も政権を取ったことは無い。
民主党は早急に日本を経済危機から脱出さセ、官僚達の権力欲を抑
え歳出の中身を完全に見直すと約束している。
一方、敗北した自民党は先に有権者達に、日本の国庫にはお金は無
いのだから、過大な期待を持つべきではないと警告し、民主党の財源
の裏付けの無い政策の数々を批判していた。

しかし変革を求める風は与党自民党を一掃し、絶えず舞台裏で談合が
あり、汚職が蔓延り政治的なスキャンダルが続いた自民党政権にすっ
かり飽き飽きしていた様々な世代の人々は、変革の理念こそ先ず選択
の基準としたようだ。
あらゆることから判断して民主党は、国内で有権者たちが変革を待ち望
んでいるということばかりではなく、民意というものを大変正確に感じるこ
とが出来たように思われる。

日本国債―借金大国の本当の姿が見えてくる

川上 清市,奥村 研,高橋 乗宣
かんき出版


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民主党はアメリカとより対等な関係を築くことを約束している。
鳩山代表はまた中国との関係における、微妙な歴史問題の言わばペダ
ルを踏むことはしないと述べた。
第二次世界大戦の時代の日本の軍国主義の精神復活は、自民党の一
部にあった動きだが、これは中国、南北朝鮮そして一連のアジア諸国に
おいて苛立ちを呼び起こした。
鳩山代表は堅固でしっかりとし政治的な知識を持っており、これを持って
権力の座に今座ろうとしている。
鳩山代表の政治的な見識は根拠のあるもので、そうした見識のお陰で対
ロシア外交も、より柔軟なものになる可能性がある。

1956年モスクワに乗りこみソ連との戦争状態に終止符を打ち、両国間の
外交的また経済的関係を復活させる共同宣言に調印したのは、他でもな
い鳩山代表の祖父・鳩山一郎氏だった。

30日、鳩山代表は領土問題解決のため努力したいと語っている。
ロシアの専門家は次の様な意見を述べている。
「現在露日関係が新しいレベルに達する途上において、主要な障害となっ
ているのは双方の間に政治的な信頼が存在していないことだ。
ロシアと日本には双方を繋げる、最も主要なもの信頼というものがないの
だ。
歴史的にこれは最もなことたが大変悪いことだ。何故なら信頼情勢措置の
欠如が安全や、あれやこれやの問題の保障を促していないからだ。
極端な見解を持ったものをはじめとした、さまざまな措置はそうしたことか
ら来ていると解釈出来る。
信頼が存在すれば私達は問題を、全く自由に解決できるようになるだろう」
専門家はこのように意見を述べている。

9月にはピッツバークでG20主要20ヶ国首脳会議が行われるわけだが、そこ
で初のメドヴェージェフ・鳩山会談が実現することも現実味を帯びてきた。
鳩山氏は日露協会の会長も務めており、ロシアに少なくない知人を持ってい
る。
日本国の正体 政治家・官僚・メディア――
本当の権力者は誰か


長谷川 幸洋
講談社


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8月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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