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ソチで行われた第2回国際投資フォーラム

2009-09-24 | ラジオ
9月18日、黒海沿岸の保養都市ソチで開かれた、第2回国際都市フ
ォーラムでは国と民間のパートナー関係、国内の運輸、住宅公共部
門を拡大させることが主なテーマとなった。
フォーラムには国内外の8000人の政治家、ビジネスマン達が集まり
世界の投資の一中心地としての、ロシアの抱える今後の展望に付い
て話し合われている。

これに出席したプーチン首相は開会の辞を述べた中で、政府は世界
危機の最悪の時期を脱したとは言え、これに甘んじて流されてはな
らないとして次のように語っている。
「危機を過去のものとするのは誤りだ。世界経済がこの先、首尾よく
発展していくだろうという幻想を抱いたまま進んではならない。
現在必要なのは危機を生み出した、システムの問題を解決するとい
う作業を続けること。そしてそこから重要な教訓を学び取ることだ。
危機の中でロシアは経済の多角化が充分に行えなかった事や、国内
の金融システムが弱いこと。
そして不完全なインフラなどの問題に取組んでこなかったことを、はっ
きり感じとったわけである」
プーチン首相はこのように述べている。

経済の近代化を行う上で、国は民間投資に立脚していく。
フォーラムで発言に立った政府の役人は、国内の事情体が国外に資
金を持ち出すのではなく、ロシア国内に投資するよう政府が関心を高
めることを支持している構えであることを説明した。

世界危機の大きな渦の中で翻弄されている外国のビジネスにとって、
ロシアは経済の自由化、反独占の強化、行政の障害除去の方向で歩
みが進められているという点で魅力がある

フォーラムではさらにロシア(???)に投資を行う、外国投資家に対しては
国内のビジネスを支持することは、最優先に行わなければならないもの
の、現在の国の体制を見直すことはないということが確認された。
これに関してプーチン首相は間髪いれずに、再び西側を非難しロシアの
企業は、ロシア国内で活動をする外国企業に比べ、国外において最悪
の条件を飲まされていると述べた。

このフォーラムではビジネス会談や交渉の場が設けられている。
世界危機の影響で契約締結に至った件数は少なかったものの、昨年に
比べ参加した外国人の数は大幅に増えている。
これはロシアに対する関心が高まっていることを示すものだ。
また投資の呼込み高においてロシアが、世界のリーダーの座を占めるこ
とも経済戦略の最優先課題の一つとなっている。

今年上半期でロシアに流入した外国からの資金は170億ドルに達した。
フォーラム開催の前日、国連の専門家たちは報告書を見直し、世界最大
の直接投資を受けるベスト5の国にロシアを含めている。
フォーラムではロシア実業界は輸送、エネルギーインフラ、遠距離通信、
デジタルテレビの分野をはじめとし、外国との投資協力を行う準備がある
ことが表明されている。

こうした外国の投資家にとっては2010年に、ウラジオストクで行われるAP
ECサミットに向けた大掛かりなインフラ建設計画が、最も魅力的なプロジ
ェクトとして興味をひいている。
またロシア市場の資本容積の大きさは、2014年ソチオリンピックに向けた
大規模な施設の建設を見ても判るだろう。

(???)は不明瞭な発音で聴き取れない
何箇所か「はのをにも」の使い方が変

9月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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