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日本の新政権誕生によってもたらさせる外交路線の変化

2009-09-14 | ラジオ
日本では先の衆議院選挙で民主党が圧勝した結果、これか
ら誕生する新政権によって、あらゆる分野に変化かもたらされ
ることが予想される。
外国では外交路線で起こり得る変化に付いて注目が高まって
いる。

新政権の外交政策の基本路線に付いては、民主党の選挙活
動中および勝利が決まった直後の声明から(?)事が出来る。
鳩山氏は近隣のアジア諸国との関係拡大を図る方向へと、外
交路線を改変する必要性があることを幾度となく繰り返してきた。
というのも日本の近隣諸国のなかには、歴史的に日本政府に
対する非難が蓄積されてきているからだ。

専門家達は新しい指導者たちは、自民党政権が何十年も続い
ていた間にアジア太平洋地域において強まってしまった、日本
の事実上の孤立状態に終止符を打ちたいという意向を持って
いるとの見方を示している。
他にすでに最優先路線として挙げられているのがアメリカ、ロ
シア、中国との外交関係だ。

この方面に付いて日本の外交問題を40年以上も取組んできた、
ロシア科学アカデミー東洋学研究所のミリーグラム博士は次の
様に語っている。
「日本とアメリカの間に築かれてきた特権的な関係は、両国の
外交政策の確固たる基礎となっている。
日米関係の構造や(???)はそれに合った外交ドクトリーと路線の
根幹となるものだ。
そうは言ってもこれも時には修正されており、それが行われるの
は、両国で政権交代が行われる時期となっている。
そして今がまさにその時期に当たるのだ。
鳩山氏は選挙キャンペーンの中で、国際舞台における日本の声
と役割を強め、独自性を打ち出し戦略的路線を形成するという強
い決意を幾度も繰り返してきた。
そのために日本はアメリカに対し、国連安保理常任理事国の地
位を手に入れるため、その支持を取り付けようと(???)プレッシャ
ーをかけるに違いない。

またロシアとの間にある領土問題においても、それを解決するた
めの支えと連帯を強く求めていくだろう。
アメリカ政府も恐らく、日米軍事同盟と在日米軍基地維持のため
に日本に負担金の引上げを求めざるを得なくなると思う。
またアメリカが中国に対し、多少なりとも意義のある歩みを進める
場合は、予め日本政府と話し合い合意を得る筈だと思う。
そして宇宙分野での新たな開発や軍、両方の役割がある技術もま
た、アメリカは日本と(???)よくせざるを得なくなるはずだ。
いずれにせよ日米の相互関係は、非常に近い将来、日本政府の
国益に合うよう著しい変化を遂げていくに違いない」
ミリーグラム博士は、このように述べている。

(?)は空電で聴き取れず
(???)は不明瞭な発音で聴き取れない

日米同盟の静かなる危機
ケント・E・カルダー
ウェッジ

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9月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル