Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

カモンカモン

2004-12-19 01:30:15 | 考えの切れ端
一昔前くらいからだろうか。
音楽の分野で、デジタルよりもアナログが重宝されているように感じてきたのは。
アナログをデジタル的に解釈すると、情報量の膨大さを再認識させられる。
そして、手軽で柔軟。
とはいえ、こういった流れも、デジタルを駆逐するものではなく、結果としてデジタルを進歩させるだし、
その逆もしかりだからこその流れだと思う。
個人的には、ずっとアナログが好きでシンセ類が嫌いだった。
だけど、デジタルの方が大きな将来性を持っている。

スローライフやスローフードといった言葉がふつうに目に入るこのごろ、
ロハスという言葉を知った。(知るのが遅かった感がある)
健康、環境などに興味を持ち、持続可能な社会を目指す志向を言うのかな?
まだはっきりと知らないのだけど、もともとそういう志向のまとまりは感じられてきたものだろうし、
カテゴライズされたのかもしれない。
ただ、雑誌なんかで特集が組まれてたりすると、メジャー化への過渡期の洗礼のように、
新しい言葉が具体化というよりもカチカチに画一化されているような印象をもつ。

前記のデジタルのように、新しい言葉には将来性があると思うのですが、
その背景ばかりから説明されると、新しい言葉が終着点のように思えてしまう。
「△」の上部トンガリに当たるのか、それとも底辺に当たるのかは見方によってどうとでもなる。
せっかくならば、「はじめに言葉ありき」でいきたいわけだ。底辺からのビジョンを持ちたい。
だからといって、その言葉がテッペンである構図ってのも大事ではある。
つまりは、様々な人をおいてけぼりにしないで、新しい言葉を底辺にして見せられるかなのかなぁ。
LOHASってのが、そのスタイルを表す言葉の頭文字をとって作られた言葉だからこそ、
背景をしっかり説明する重要性があるとしても、その語源が忘れられても意味が残るような
言葉の強さが欲しい。
これはLOHASだけに言ってるんじゃなくて、LOHASのようにどんどんたくさんでてくると
面白いのじゃないか。いろいろと。
新しい言葉だからってそんなガチガチにしなくても良いと思う。
普段疑問にも思わないで使っている単語類だって、曖昧なのばっかりな気がするし。
新語ばかり厳しく理屈固めするよりか、理屈を濾過してやることこそ
将来性をふくらますんじゃないだろうか。
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