読書。
『トライ・ザ・ガール チャンドラー短編全集2』 レイモンド・チャンドラー 木村二郎・他訳
を読んだ。
今年最後の読了本になると思われます。
今年の初めに、チャンドラーの短編全集1を読みまして、
それでまぁまぁ面白かったので、今作を読んだのです。
「1」のときは、チャンドラーは初、ハードボイルド探偵小説を読むのも初
ということで、あんまりしっくりこないまま読んでいたのですが、
今回の「2」は前回から1年もたっていますが、作風に慣れたのか、
それとも収録されている小説の質があがったのか、
定かではありませんが、かなり面白く読み進めることができました。
酒、タバコ、銃、そして美女っていうのがおきまりの形。
けっこう、事件の全容がいりくんでいて、解明されても明瞭にわからない
作品もあったのですが、それでも面白い。
カチカチに硬派だっていう色ではないのですが、
男心をくすぐる気持ちよさみたいなのがあります。
今作は100pくらいの短編が1つと、80pくらいの短編が6つの
7編からなります。このシリーズはチャンドラーの作品発表順に
並べられているとのことなので、作家の変遷みたいなものを知るのにも
いいでしょうね。
ただ、巻末の解説に書かれていたのですが、
のちの長編の素材になった短編も少なからずあるそうなんです。
そうなると、いつか長編を読んだら新鮮味を感じることが
できない可能性が高い。
長編の評価が高いだけに、それは残念なことになるので、
腰を据えてチャンドラーと付き合おうと考えている方には、
この短編全集から先に読んでみることはおすすめできません。
長編からとりかかってください。
それでも僕は、のりかかった船、この短編全集シリーズの4巻まで
先に読んでしまうんだろうなぁ。
なんにも知らないで読み始めると、こういうことになることがありますね。
『トライ・ザ・ガール チャンドラー短編全集2』 レイモンド・チャンドラー 木村二郎・他訳
を読んだ。
今年最後の読了本になると思われます。
今年の初めに、チャンドラーの短編全集1を読みまして、
それでまぁまぁ面白かったので、今作を読んだのです。
「1」のときは、チャンドラーは初、ハードボイルド探偵小説を読むのも初
ということで、あんまりしっくりこないまま読んでいたのですが、
今回の「2」は前回から1年もたっていますが、作風に慣れたのか、
それとも収録されている小説の質があがったのか、
定かではありませんが、かなり面白く読み進めることができました。
酒、タバコ、銃、そして美女っていうのがおきまりの形。
けっこう、事件の全容がいりくんでいて、解明されても明瞭にわからない
作品もあったのですが、それでも面白い。
カチカチに硬派だっていう色ではないのですが、
男心をくすぐる気持ちよさみたいなのがあります。
今作は100pくらいの短編が1つと、80pくらいの短編が6つの
7編からなります。このシリーズはチャンドラーの作品発表順に
並べられているとのことなので、作家の変遷みたいなものを知るのにも
いいでしょうね。
ただ、巻末の解説に書かれていたのですが、
のちの長編の素材になった短編も少なからずあるそうなんです。
そうなると、いつか長編を読んだら新鮮味を感じることが
できない可能性が高い。
長編の評価が高いだけに、それは残念なことになるので、
腰を据えてチャンドラーと付き合おうと考えている方には、
この短編全集から先に読んでみることはおすすめできません。
長編からとりかかってください。
それでも僕は、のりかかった船、この短編全集シリーズの4巻まで
先に読んでしまうんだろうなぁ。
なんにも知らないで読み始めると、こういうことになることがありますね。