Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

サラバ、オグリキャップ

2010-07-03 22:35:54 | スポーツ
先日、女子バレーボール界のスター、大山加奈選手と狩野舞子選手の引退という
残念なニュースが飛び込んで来ましたが、
今日はあの平成の怪物ホース・オグリキャップ死去の報が入ってきました。

オグリキャップの活躍した当時は小学5,6年生~中1くらいだったのかな。
引退した時だったかには、TBS系の「ギミアぶれいく」というテレビ番組で
特集が組まれたのをみたような気がします。当時、僕のような子どもまで
オグリキャップのことは知っていましたし、ディープインパクトよりも
人気があって、競馬ブームを巻き起こした馬だったんじゃなかったかなぁ。
灰色のあし毛っていう毛の馬が活躍したのもその当時の流れとしてあったんですよね。
オグリと勝負もしたと思うけれど、タマモクロスという馬もいたし、
オグリの後だったら、武豊と組んだメジロマックイーンという馬もいた。
でも、彼(オグリキャップ)ほど記憶にも記録にも残る馬はいなかったです。

地方競馬・笠松の出身で、今は中央競馬で騎手をやっている安藤勝巳騎手を主戦として
連勝を重ねて、中央へ転厩してきたのでした。そこから、地方出身の安い血統の馬とは思えない
根性とパワーとスピードを見せて、G1レースまでモノにする。
適性距離も幅広く、1600~2500mのG1で勝ち星をあげてします。
ジャパンカップでは、当時の世界レコードである2:22:2というタイムで勝った
オーストラリアのホーリックスとハナ差に2着という接戦を演じます。
そして成績が振るわなくなった最後の有馬記念では、並みいる強豪を押さえこんで優勝。
あれはオグリキャップという馬の、群れのボスにになってしまう「格」が
他の馬を従えてゴールした要因だっていう解説者だか関係者だかがいたくらいでした。

稀代の名馬オグリキャップ。
残念ながら目立った産駒を残すことはできませんでしたが、
数限りない人々に元気と勇気を与えてくれました。
バブル経済の真っただ中の時代でしたが、
彼の実績は全くバブリーじゃない。
並はずれてはいるものの、血と汗を感じさせる、一つ一つのレースでした。
連闘でG1に出てきて好成績を残すくらいパワフルでバイタリティ溢れる面がウケたんだと思う。

引退直後には原因不明の病気で死にそうにもなったようです。
そのへん、本が出ていて読んだりもしましたね。
そんな大病のせいで、遺伝能力が落ちてしまったことも
考えられるのかなぁ。

何枚か、オグリの写真を持っています。
牧場で悠々と草を食む姿。
94,5年ころに、新冠の優駿スタリオンステーションへ連れて行ってもらって
同じ空気を吸ってきました。ぬいぐるみも持っていたんだけど、
どこへいったんだろうなぁ。

オグリキャップ、君の常識破りの根性と、卓越した肉体の強さを忘れない。
競走馬人生を目の当たりにして、受けた影響は計り知れない。

さらば、オグリキャップ!
100年に一度のスターホースよ!

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