Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『ソルト』

2010-08-03 19:15:50 | 映画
アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『ソルト』を観てきました。

もともとはトム・クルーズ主演で考えられたスパイ映画なのだとか。
主人公が女性に変わって再構成されたことがわからないくらい、
なかなかよく出来た映画だったように感じました。

よく出来たとは言ったものの、すごくひねってあって面白い!
というものではないです。
ストーリーの展開が、ありがちに感じられもします。
嘘寒く感じるほどではないのですが、フィクション感はしっかり感じるという程度。
それはそれで、全然、面白ければいいので問題はないかと思います。

ただ、やっぱり、そんな、虚構世界ならではのスパイ映画に、
ピリッとしたスパイスを利かせているのが、主演のアンジーの演技と容姿なんですよね。
冷徹な雰囲気を醸し出した時、逃げ回る時、いろいろ立場が変わる主人公なのですが、
その時々の風貌による雰囲気の違いがどれも刺激的なんですねぇ。
これは僕個人の女性の好みかもしれないともちょっと思いましたが、
これだけアンジーが人気女優だということは、みんなもそういうところを
好きに思っているんじゃないかなぁと推察するところです。

そしてかっこいいだけじゃなくて、やっぱり可愛いんだよなぁ。
特にアンジーの目が好き。声も好きな方。
あの容姿だと、声が低かったり、しわがれていたりしそうなんですけど、
けっこうトーンの高い声音をしていますよね。
『17歳のカルテ』のときは、低めの声だったような気がしたのですが、
気のせいだったかな。DVDを持っているので、今度見なおしてみよう。

共演は『スクリーム』シリーズのリーヴ・シュライバーと
このあいだ『2012』で初めてみた、売り出し中なのかな、キウェテル・イジョフォー。
この二人の名前を観て顔が浮かぶ人は、この映画のエンタメ色のイメージが強調されたと思います。
シリアスな雰囲気が無いとはいいませんが、ドタバタやってる中で、真面目な顔をしているような
役が似合うように思えます。似合うというか、そういう場面で浮くように見えるんだけれど、
それがもう一つの味のように感じられる。ある意味、マイルドな俳優さんなのかなぁ。
まぁ、あーだこーだすぐに言おうとしてもうまく言えませんね。
是非、観て、「あぁ、こういう感じね」と印象を掴んでみてください。
きっとそのうちテレビの金曜ロードショーとかで放送されるでしょう。
そんな映画です。

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