最近ちらほらパソコンで馬券を買うことがあるんです。
PATっていう、競馬専用の口座を開いてそこからパソコンなりケータイなりで
馬券を買えるサービスに加入しているから買えるのですが、
その期限が、一番最後に馬券を買ってから2年まで有効だったかな、
その期限を過ぎるとPATの権利がなくなってしまいます。
馬券を買わなくなって一年くらい経つとJRAからハガキがきます。
いついつまでに馬券を買わないと、PATの権利が無くなくなります、
という通知です。
PATに加入したのはもうかれこれ7,8年前です。
でも、まともにPATで競馬をやったことはなかったんですよ。
いつか金銭的にも時間的にも余裕ができたときに
高校時代から好きだった競馬を楽しもう、馬券を買おうと
思って、その用意を整えていたにすぎない。
それで、PAT権利延長のために、一年に一度くらいの頻度で
100円とか200円とか馬券を買っていましたが、
ちゃんと予想もしなかったですし、
捨て金のようなもので、PATの維持費!と割り切っていました。
それがほら、今、暇っちゃ暇なもんで、
6月の日本ダービーの予想と馬券購入を楽しんじゃったんです。
そう簡単にあたるものでもないですから、もちろん損をする。
そうすると、それじゃぁ負けた分を取り返さにゃならんということになる。
そんなこんなで、6月末には天変地異的なミラクルが起こったりもし、
その後も、面白いなぁとちらほら馬券を買ったりしていました。
今って、JRAで前4走までの馬柱がついた出馬表を全レース、HPで見ることができるんですね。
予想屋の予想を参考にしたことのない僕にとっては、これで400円くらいする競馬新聞を
買わないで済みます。そして、レース後10分くらいでレース結果が詳細にUPされる。
配当はいざしらず、何番人気の馬券だったかとかもわかっちゃう。
新馬戦や特別レースなどはレース後15分くらい経ったらレースの動画もUPされます。
競馬場やWINSで馬券を買っているわけではないし、家にグリーンチャンネルを開設している
わけでもないですから、ちょっとタイムラグはあるものの、レースを楽しむことができます。
たまに馬券を買う程度だとしても、それを何週間か続けると、
そこそこの成績でも馬券欲は高まるようです。
それと、今の僕は諸般の事情があって、外出も長い時間だとかはあまりできない日が
多かったりもし、それでいてしっかり家事手伝いはやっているので、
うっ憤みたいなのはたまるんですよね。なにで羽目をはずせばいいんだ、というね。
この間読んだ伊坂幸太郎さんの小説の主人公が、仕事をやめた後コンビニ強盗未遂をやらかすんです。
やっぱりね、人との関わりも減って、日常に刺激とかやりがいとかがとぼしくなって
羽目をはずせないと、そういう破綻が起こるみたいな理由づけがされていました。
それを読んで、僕も、まぁ犯罪は起こさないにしても、何かを突き破りたい感じはしてくるわけです。
僕の場合、そこに競馬があったから、それで羽目をはずしているという話。
そして昨日、土曜日です、おもいっきり競馬を満喫してやろうと、
ギャンブラーモードで挑みました。普段、パチンコとかやっている人だったら、
別にギャンブラーっていう感覚でもないのでしょうが、何万も予算にして賭け事に興じるのですから、
僕としてはギャンブル中のギャンブルなんですよ。
新潟、小倉、札幌、と開催している中で、やっぱり地元北海道の札幌競馬を選んでしまいます。
それに、何故か、地元の開催の競馬ってゲンがいいんですよね、勝ちやすい。
しかーし、土曜日って勝ったためしのない曜日だったりします。
結果、惨敗。1レースしか的中せず。
具合が悪くなりながらも、ちょっとケチった分の予算の余りがあったので、
今日それでリベンジすることに。といっても、待ち切れず、昨日の夜の段階で、
残金0になるまで数レース分の馬券を購入しました。
もちろんメインは札幌競馬場のG2札幌記念です。そこには大きく賭けました。
しかし、無残に撃沈です。こういうのはよくあることですね。
その札幌記念までの間にも次々と撃沈していって、残りは新潟のメインレースのみとなりました。
選んだ2頭が1着2着に入ればいい馬番連勝(馬連)1点買いで挑みました。
前日にふと、そういえばあの馬は今どうなったのだろうと気になって調べたバブルガムフェローという馬が
母の父になっている馬と、ミラクルレジェンドという、名前が気に入った馬(競走成績を加味したわけですが)
の組み合わせでした。それが、来た来た、ドンピシャです。17倍つきました。
これで息を吹き返した僕は、
続いて小倉のレースで単勝(1着を当てる)2.1倍の馬にBet。
これも危なげなく的中する。
そして、迎えた札幌11R。
もう、馬の名前とか騎手とかのインスピレーションで決めようと、
出馬表を眺めます。
思い起こせば、オケラ(無一文)を経験しながら復活もし、
ギャンブルの苦さと甘さを味わったなぁという2日間でした。
そんな気分の僕の目に飛び込んできたのが、11番ビタースウィートという牝馬(メス馬)です。
ハンデ戦だったのですが、前走勝っているわりに斤量も軽い昇級戦なのがこのレース。
騎手は、勝率が0.037の若い丹内騎手です。これが武豊騎手とかだったら、
勝率が0.150くらいありますからね、まだまだ発展途上の騎手だってことがお分かり頂けるでしょう。
でも、やっぱり名前が良い。決めた。単勝でこれにしよう。8番人気です。
そしてレースが始まる。スタートして、前に行きたがる馬たちが先行争いをし、
我がビタースウィートは中断からやや前方の好位を追走していきます。
馬券を買っていて面白くないのが、買った馬がまるで見せ場の無い場合です。
追込みの馬を買った場合だと、最初から最後までビリッケツを走っていたなんてケースはざらです。
だから僕はそういう理由も一つとして、逃げ馬が好きなのですが、
4コーナーから最後の直線に入るや否や後続に並ばれて抜き去られ、
あえぎながら馬群に沈む姿も面白くありません。
ビタースウィートは果たして見せ場くらいは作ってくれるのか。
それが、手ごたえが良かった。
4角から直線に向いて、他の馬より脚色がよく、ぐんぐん伸びて後続を突き放す。
僕はパソコンのディスプレーを食い入るように覗きこみながら、
両手をあげてガッツポーズをしていました。
誰かに見られていたら恥ずかしいですね。
これで、ギャンブラーモードの2日間はプラス収支で終えることができました。
簡単に言えば、勝ったということです。
遊ばせてもらって、気持ちの浮沈を経験させてもらって、おまけに儲けさせてもらった
お馬さんに感謝です。
ほんと、競馬って面白いですよ。
馬は命がけですが、レースは面白いし、馬券でドキドキしてしまうし。
競馬場もきれいですしね、今は全館禁煙だったりするのかな、居心地もそんなに悪くないはず。
みなさん、馬券を買いましょう。
と、こんなことを言うのは、僕がJRAの回し者だからです。
いや、自称回し者かな。札幌競馬場で4年半バイトしていたんですよねー。
それでお金をもらっていたから、こんなことを言うんです(なんてね)。
札幌開催のときは必ず芸能人がきましたし、構内班だったので、
休み時間に、関係者以外はいってはいけないところに入って行ったこともありましたね。
そんなだから、後年、外の厳寒の交通班に異動になるんです。
『スーパー競馬』の司会をやっていたころのさとう玉緒さんはもう、
スタイルがよくてかわいかったですね。井崎先生は気難しい顔をしていたときもあったかなぁ。
対処に困ったのが馬主さんたち。
さすがにわがままです。
スポーツ紙とかのカメラマンにも、融通を利かせろとうるさい人もいます。
まぁね、JRAの職員も二枚舌なんだと思いますよ。
僕らバイトの従事員には、規則通り厳格に場内整理をしろといいながら、
馬主さんからクレームがあった場合には、にこやかに融通をきかせたりもする。
どんなケースでも融通をきかせるわけでもないのでしょうが、
下手をすると、バイトの人たちのせいにされる場合もありますね。
僕の馬券観も、4年半の競馬場でのバイトによって変わった部分があります。
その一つが、万馬券ってけっこう頻繁に出るってことです。
これを知ってから、それまでだったら「そんなのクレージーな買い方だ!」と、
相手にしないような馬券の買い方もできるようになりましたし、
何回か万馬券を当てることができるようになりました。
でも、このへんは競馬場に通わないとわからないところなんだろうなぁ。
馬券を買わずに競馬場に通えた僕の経験値はなかなかのものなのかもしれない、と
ひとりよがりっぽく自負しています。
あ、競馬場で働いていた頃はまったく馬券は買っていないですよ。
そんなことをしたら即クビでしたしね。
僕らの間では、
「競馬場のバイトをやめるときには、堂々と窓口で馬券を買ってクビになってみて」
という冗談があったりしました。
けっこう良いバイトなので、近くに競馬場がある学生の人はバイトに応募してみると
良いかもしれないですよ。院生の人とかもけっこういましたからね。
土日を犠牲にするだけでけっこう稼げますから、勉強したい人にはもってこいでしたね。
と、久々にブログを更新したら長くなりました。
今ブログ最長かもしれず。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
もしもこの先、競馬をすることがあって、
競馬新聞に「ビタースウィート」という名前が載っていたら、
「あぁ、どっかのブログで、この馬で儲けたって言ってた人がいたなぁ」
と思いだしてやってください。
PATっていう、競馬専用の口座を開いてそこからパソコンなりケータイなりで
馬券を買えるサービスに加入しているから買えるのですが、
その期限が、一番最後に馬券を買ってから2年まで有効だったかな、
その期限を過ぎるとPATの権利がなくなってしまいます。
馬券を買わなくなって一年くらい経つとJRAからハガキがきます。
いついつまでに馬券を買わないと、PATの権利が無くなくなります、
という通知です。
PATに加入したのはもうかれこれ7,8年前です。
でも、まともにPATで競馬をやったことはなかったんですよ。
いつか金銭的にも時間的にも余裕ができたときに
高校時代から好きだった競馬を楽しもう、馬券を買おうと
思って、その用意を整えていたにすぎない。
それで、PAT権利延長のために、一年に一度くらいの頻度で
100円とか200円とか馬券を買っていましたが、
ちゃんと予想もしなかったですし、
捨て金のようなもので、PATの維持費!と割り切っていました。
それがほら、今、暇っちゃ暇なもんで、
6月の日本ダービーの予想と馬券購入を楽しんじゃったんです。
そう簡単にあたるものでもないですから、もちろん損をする。
そうすると、それじゃぁ負けた分を取り返さにゃならんということになる。
そんなこんなで、6月末には天変地異的なミラクルが起こったりもし、
その後も、面白いなぁとちらほら馬券を買ったりしていました。
今って、JRAで前4走までの馬柱がついた出馬表を全レース、HPで見ることができるんですね。
予想屋の予想を参考にしたことのない僕にとっては、これで400円くらいする競馬新聞を
買わないで済みます。そして、レース後10分くらいでレース結果が詳細にUPされる。
配当はいざしらず、何番人気の馬券だったかとかもわかっちゃう。
新馬戦や特別レースなどはレース後15分くらい経ったらレースの動画もUPされます。
競馬場やWINSで馬券を買っているわけではないし、家にグリーンチャンネルを開設している
わけでもないですから、ちょっとタイムラグはあるものの、レースを楽しむことができます。
たまに馬券を買う程度だとしても、それを何週間か続けると、
そこそこの成績でも馬券欲は高まるようです。
それと、今の僕は諸般の事情があって、外出も長い時間だとかはあまりできない日が
多かったりもし、それでいてしっかり家事手伝いはやっているので、
うっ憤みたいなのはたまるんですよね。なにで羽目をはずせばいいんだ、というね。
この間読んだ伊坂幸太郎さんの小説の主人公が、仕事をやめた後コンビニ強盗未遂をやらかすんです。
やっぱりね、人との関わりも減って、日常に刺激とかやりがいとかがとぼしくなって
羽目をはずせないと、そういう破綻が起こるみたいな理由づけがされていました。
それを読んで、僕も、まぁ犯罪は起こさないにしても、何かを突き破りたい感じはしてくるわけです。
僕の場合、そこに競馬があったから、それで羽目をはずしているという話。
そして昨日、土曜日です、おもいっきり競馬を満喫してやろうと、
ギャンブラーモードで挑みました。普段、パチンコとかやっている人だったら、
別にギャンブラーっていう感覚でもないのでしょうが、何万も予算にして賭け事に興じるのですから、
僕としてはギャンブル中のギャンブルなんですよ。
新潟、小倉、札幌、と開催している中で、やっぱり地元北海道の札幌競馬を選んでしまいます。
それに、何故か、地元の開催の競馬ってゲンがいいんですよね、勝ちやすい。
しかーし、土曜日って勝ったためしのない曜日だったりします。
結果、惨敗。1レースしか的中せず。
具合が悪くなりながらも、ちょっとケチった分の予算の余りがあったので、
今日それでリベンジすることに。といっても、待ち切れず、昨日の夜の段階で、
残金0になるまで数レース分の馬券を購入しました。
もちろんメインは札幌競馬場のG2札幌記念です。そこには大きく賭けました。
しかし、無残に撃沈です。こういうのはよくあることですね。
その札幌記念までの間にも次々と撃沈していって、残りは新潟のメインレースのみとなりました。
選んだ2頭が1着2着に入ればいい馬番連勝(馬連)1点買いで挑みました。
前日にふと、そういえばあの馬は今どうなったのだろうと気になって調べたバブルガムフェローという馬が
母の父になっている馬と、ミラクルレジェンドという、名前が気に入った馬(競走成績を加味したわけですが)
の組み合わせでした。それが、来た来た、ドンピシャです。17倍つきました。
これで息を吹き返した僕は、
続いて小倉のレースで単勝(1着を当てる)2.1倍の馬にBet。
これも危なげなく的中する。
そして、迎えた札幌11R。
もう、馬の名前とか騎手とかのインスピレーションで決めようと、
出馬表を眺めます。
思い起こせば、オケラ(無一文)を経験しながら復活もし、
ギャンブルの苦さと甘さを味わったなぁという2日間でした。
そんな気分の僕の目に飛び込んできたのが、11番ビタースウィートという牝馬(メス馬)です。
ハンデ戦だったのですが、前走勝っているわりに斤量も軽い昇級戦なのがこのレース。
騎手は、勝率が0.037の若い丹内騎手です。これが武豊騎手とかだったら、
勝率が0.150くらいありますからね、まだまだ発展途上の騎手だってことがお分かり頂けるでしょう。
でも、やっぱり名前が良い。決めた。単勝でこれにしよう。8番人気です。
そしてレースが始まる。スタートして、前に行きたがる馬たちが先行争いをし、
我がビタースウィートは中断からやや前方の好位を追走していきます。
馬券を買っていて面白くないのが、買った馬がまるで見せ場の無い場合です。
追込みの馬を買った場合だと、最初から最後までビリッケツを走っていたなんてケースはざらです。
だから僕はそういう理由も一つとして、逃げ馬が好きなのですが、
4コーナーから最後の直線に入るや否や後続に並ばれて抜き去られ、
あえぎながら馬群に沈む姿も面白くありません。
ビタースウィートは果たして見せ場くらいは作ってくれるのか。
それが、手ごたえが良かった。
4角から直線に向いて、他の馬より脚色がよく、ぐんぐん伸びて後続を突き放す。
僕はパソコンのディスプレーを食い入るように覗きこみながら、
両手をあげてガッツポーズをしていました。
誰かに見られていたら恥ずかしいですね。
これで、ギャンブラーモードの2日間はプラス収支で終えることができました。
簡単に言えば、勝ったということです。
遊ばせてもらって、気持ちの浮沈を経験させてもらって、おまけに儲けさせてもらった
お馬さんに感謝です。
ほんと、競馬って面白いですよ。
馬は命がけですが、レースは面白いし、馬券でドキドキしてしまうし。
競馬場もきれいですしね、今は全館禁煙だったりするのかな、居心地もそんなに悪くないはず。
みなさん、馬券を買いましょう。
と、こんなことを言うのは、僕がJRAの回し者だからです。
いや、自称回し者かな。札幌競馬場で4年半バイトしていたんですよねー。
それでお金をもらっていたから、こんなことを言うんです(なんてね)。
札幌開催のときは必ず芸能人がきましたし、構内班だったので、
休み時間に、関係者以外はいってはいけないところに入って行ったこともありましたね。
『スーパー競馬』の司会をやっていたころのさとう玉緒さんはもう、
スタイルがよくてかわいかったですね。井崎先生は気難しい顔をしていたときもあったかなぁ。
対処に困ったのが馬主さんたち。
さすがにわがままです。
スポーツ紙とかのカメラマンにも、融通を利かせろとうるさい人もいます。
まぁね、JRAの職員も二枚舌なんだと思いますよ。
僕らバイトの従事員には、規則通り厳格に場内整理をしろといいながら、
馬主さんからクレームがあった場合には、にこやかに融通をきかせたりもする。
どんなケースでも融通をきかせるわけでもないのでしょうが、
下手をすると、バイトの人たちのせいにされる場合もありますね。
僕の馬券観も、4年半の競馬場でのバイトによって変わった部分があります。
その一つが、万馬券ってけっこう頻繁に出るってことです。
これを知ってから、それまでだったら「そんなのクレージーな買い方だ!」と、
相手にしないような馬券の買い方もできるようになりましたし、
何回か万馬券を当てることができるようになりました。
でも、このへんは競馬場に通わないとわからないところなんだろうなぁ。
馬券を買わずに競馬場に通えた僕の経験値はなかなかのものなのかもしれない、と
ひとりよがりっぽく自負しています。
あ、競馬場で働いていた頃はまったく馬券は買っていないですよ。
そんなことをしたら即クビでしたしね。
僕らの間では、
「競馬場のバイトをやめるときには、堂々と窓口で馬券を買ってクビになってみて」
という冗談があったりしました。
けっこう良いバイトなので、近くに競馬場がある学生の人はバイトに応募してみると
良いかもしれないですよ。院生の人とかもけっこういましたからね。
土日を犠牲にするだけでけっこう稼げますから、勉強したい人にはもってこいでしたね。
と、久々にブログを更新したら長くなりました。
今ブログ最長かもしれず。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
もしもこの先、競馬をすることがあって、
競馬新聞に「ビタースウィート」という名前が載っていたら、
「あぁ、どっかのブログで、この馬で儲けたって言ってた人がいたなぁ」
と思いだしてやってください。