Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『Documentary of AKB48 Show must go on 少女たちは、傷つきながら夢を見る』

2012-02-16 19:03:15 | days
映画『Documentary of AKB48 Show must go on 少女たちは、傷つきながら夢を見る』
を昨日、観てきました。

AKB48の2011年のドキュメンタリーです。

彼女らの、活力と物事にぶつかっていく精神に、
共感と尊敬を持って観ました。
ああいうプロの世界でがんばっていくのは、
アイドルにしたって、生半可な頑張りではモノにならないでしょう。

秋元才加さんは別として、彼女らはマッチョでもないし、
そりゃ、トレーニングをしているから体力はあるだろうけれど、
西武ドームでのコンサートの時などの、極限状態でのSHOWなんかは、
陳腐な言い方ですが、精神力がものをいうような状態でした。
フィフティ・フィフティでどっちに転がるかわからないくらいの勝負を
彼女らは勝ちきってきたんだなぁと、勝ち方を知っているなぁと
そんな気すらしました。

映画自体は特段、目を見張るような演出なり作りなりをしているわけではないです。
それなのに2時間も観ていられるのは、やはり彼女らが命を燃やしているからだと思います。
命を燃やさなければ越えられない壁を幾度と乗り越え、ときに挫折しながらも復活してきています。
そこにはやはり、残念ながらというか、あまり好きではないのだけれど、
敗者と勝者が存在するように思います。
大島優子ちゃんや前田敦子さんのような勝者が際立つのはきっとそのためである部分もあるでしょう。
そこいらへんは、このないだみた、『日本列島』という動物世界のドキュメンタリーに出てきた、
動物たちの過酷で厳しい生に繋がるものがあります。
生きるということは、そこまですることなんだなって、最近はわかってきた。

プロフェッショナルだから当たり前なんだろうけれど、
たとえば急きょ代役として舞台に立たなければいけない状態になって、すぐに
振付をおぼえなければならなくなり練習しているシーンがありましたが、
あんなの僕には1週間かかっても覚えられないぞと思いました…。
何年もレッスンを積んで、まぁ素質もあるんだろうけど、そこまで出来るようになってるんだなぁと、
改めて感心しました。

それと、AKBに限らず、テレビに出てくるきれいな子って、なんだか現実感を感じません。
テレビや写真を通じてみても、「そういうものだ」みたいな、妙な馴れがあって、
「もしも目の前にその子がいたら…」という現実感がないのです。
それが、この映画ではなんだか現実感を感じた。
いやいや、これはかわいい子だなと、やっぱりスクリーンの力なのかな、思いましたねぇ。

そうそう、ちなみに、AKB48のファンの従兄の付き合いで観に行ったんですよぉ。
彼は柏木さん推しだそうです。
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