3.11の震災によって生まれた、大量の震災瓦礫があります。
主に、宮城県に押し寄せた津波によるものが多いようです
そして、その処理について、いろいろ意見が割れている。
たとえば、山形市で瓦礫を受け入れて焼却したところ、
空気中の放射線量が上昇し、一時、福島市の14倍になったとか。
また、東京の品川区でも瓦礫を受け入れているようなのですが、
ここでも空間線量が上昇したという話があります。
それでも、焼却に関しては、ちゃんとしたフィルターがあり、
99.9%除去できるとする建前でやっているようです。
これは本当がどうかは、よくわからない。
とにかく、地元で処理するには多すぎるので、早いところ
各地に分散して処理してしまおうということのようです。
そこに、賛否両論がある。
瓦礫は各地で受け入れるべきだ、いや、受け入れないべきだ、という。
実は、僕の住む街にも、この瓦礫をを受け入れるという噂が
ネット上にあります。本当かどうかあやしいのですが、
火の無いところに煙は立たないわけで、
ありえない話ではありません。
僕の立場としては、受け入れ反対です。
放射能を各地にふりまくようなことはしないほうが良い。
フィルターで99.9%除去することについても、
1/21ころの東京新聞などで、それはウソだと告発記事が載ったそうです。
ましてや、そんな状態のはっきりしない技術でもって処理することにも不安があります。
とはいえ、迷いはある。
東北の人たちの力になりたい気持ちはあります。
そんな中、瓦礫受け入れについて、情緒に訴えるような意見がWEB上で目に入ってくるのです。
「瓦礫受け入れに反対するなんて、人としてどうかしている」「鬼だ」みたいな意見です。
また、昨日、父が録画した番組を夕食時に見ていて、その中で出演者の一人が
言っていたのですが、「天皇陛下が震災時に被災地を訪問して、この痛みをみなで分かち合いましょう
というようなことをおっしゃったじゃないか、なのに瓦礫受け入れ反対だなんて、
それは非国民だ!」というものでした。
こういう非理性的な、感情的な、空気読め的な意見の押し付けはちょっと幼稚です。
これは全体主義的だし、自分たちの考えに無理やり同調させようとする強引さがあります。
そして、まるで太平洋戦争時の日本のように、戦争の遂行という意見や心理を
お仕着せるかのごとく、震災瓦礫の受け入れについて、否応なく
やらせようとするベクトルが働いています。
だから、余計に、震災瓦礫の受け入れには反対したくなるのです。
僕は迷いに迷いました。
Twitterを眺めていると、どうやらジャーナリストの佐々木俊尚さんは瓦礫受け入れ賛成のようで、
そうか、大丈夫なのかなという気がしたりもしましたが、
そこで、足立直樹さん宛てにツイートをしました。
「瓦礫の放射線量は微量で問題はないとする意見があります」と。
すると、それに対して返信をいただきました。
「まず放射能以外にも油、農薬、薬品等何が入っているかわかりません。
また、燃やすことで灰の中の濃度が高くなるのが心配です。」と。
さらに、「地元で適正に処理した方が、雇用も生まれます。」と。
なるほどなぁと思いました。
足立直樹さんは、この間読んだ本『2025年 あなたの欲望が地球を滅ぼす』の著者で、
サステナビリティ・プランナーです。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。
東京大学理学部、同大学院で生態学を専攻、理学博士号取得という経歴の人です。
この『2025年 あなたの欲望が地球を滅ぼす』は良書で、ブクログでも珍しく
星五つをつけさせてもらっていました。
そんな方だからこそ、意見を伺いたくなり、運よくというか、リプライを頂くことができました。
足立さんは、放射能や環境についてのリツイートが多く、その情報の取捨選択にセンスがあり、
読ませられるものが多いので、ためになる方です。
こういうのをキュレーションがうまいなんて言うのでしょうか。
話は戻りますが、僕は足立さんの意見に賛成です。
復興に時間がかかってしまうから、まず瓦礫を取り除こうということなのでしょうが、
そこは地元でやってもらいたいです。雇用が生まれるのならば、なおさらのことです。
瓦礫の件によって、僕はつめたい人だなどというイメージを
持たれるかもしれませんが、この件はシビアな件なので、
またそういう感情論を出されても困ります。
そして、僕がこうやっていろいろ考えたところで、世間の意見はどうかもわからないし、
瓦礫を動かす立場の人たちがどう考えるかもわからない。
大海に一石を投じるようなものかもしれませんが、
ブログの記事という形で、意見してみました。
瓦礫の地方分散に、僕は反対します。
※2017年1/23追記
→記事「瓦礫ニツイテ2」が結論になっていて、
この記事での僕の考えは間違っていることが分かりますから、
是非「瓦礫ニツイテ2」を読んでください。
主に、宮城県に押し寄せた津波によるものが多いようです
そして、その処理について、いろいろ意見が割れている。
たとえば、山形市で瓦礫を受け入れて焼却したところ、
空気中の放射線量が上昇し、一時、福島市の14倍になったとか。
また、東京の品川区でも瓦礫を受け入れているようなのですが、
ここでも空間線量が上昇したという話があります。
それでも、焼却に関しては、ちゃんとしたフィルターがあり、
99.9%除去できるとする建前でやっているようです。
これは本当がどうかは、よくわからない。
とにかく、地元で処理するには多すぎるので、早いところ
各地に分散して処理してしまおうということのようです。
そこに、賛否両論がある。
瓦礫は各地で受け入れるべきだ、いや、受け入れないべきだ、という。
実は、僕の住む街にも、この瓦礫をを受け入れるという噂が
ネット上にあります。本当かどうかあやしいのですが、
火の無いところに煙は立たないわけで、
ありえない話ではありません。
僕の立場としては、受け入れ反対です。
放射能を各地にふりまくようなことはしないほうが良い。
フィルターで99.9%除去することについても、
1/21ころの東京新聞などで、それはウソだと告発記事が載ったそうです。
ましてや、そんな状態のはっきりしない技術でもって処理することにも不安があります。
とはいえ、迷いはある。
東北の人たちの力になりたい気持ちはあります。
そんな中、瓦礫受け入れについて、情緒に訴えるような意見がWEB上で目に入ってくるのです。
「瓦礫受け入れに反対するなんて、人としてどうかしている」「鬼だ」みたいな意見です。
また、昨日、父が録画した番組を夕食時に見ていて、その中で出演者の一人が
言っていたのですが、「天皇陛下が震災時に被災地を訪問して、この痛みをみなで分かち合いましょう
というようなことをおっしゃったじゃないか、なのに瓦礫受け入れ反対だなんて、
それは非国民だ!」というものでした。
こういう非理性的な、感情的な、空気読め的な意見の押し付けはちょっと幼稚です。
これは全体主義的だし、自分たちの考えに無理やり同調させようとする強引さがあります。
そして、まるで太平洋戦争時の日本のように、戦争の遂行という意見や心理を
お仕着せるかのごとく、震災瓦礫の受け入れについて、否応なく
やらせようとするベクトルが働いています。
だから、余計に、震災瓦礫の受け入れには反対したくなるのです。
僕は迷いに迷いました。
Twitterを眺めていると、どうやらジャーナリストの佐々木俊尚さんは瓦礫受け入れ賛成のようで、
そうか、大丈夫なのかなという気がしたりもしましたが、
そこで、足立直樹さん宛てにツイートをしました。
「瓦礫の放射線量は微量で問題はないとする意見があります」と。
すると、それに対して返信をいただきました。
「まず放射能以外にも油、農薬、薬品等何が入っているかわかりません。
また、燃やすことで灰の中の濃度が高くなるのが心配です。」と。
さらに、「地元で適正に処理した方が、雇用も生まれます。」と。
なるほどなぁと思いました。
足立直樹さんは、この間読んだ本『2025年 あなたの欲望が地球を滅ぼす』の著者で、
サステナビリティ・プランナーです。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役。
東京大学理学部、同大学院で生態学を専攻、理学博士号取得という経歴の人です。
この『2025年 あなたの欲望が地球を滅ぼす』は良書で、ブクログでも珍しく
星五つをつけさせてもらっていました。
そんな方だからこそ、意見を伺いたくなり、運よくというか、リプライを頂くことができました。
足立さんは、放射能や環境についてのリツイートが多く、その情報の取捨選択にセンスがあり、
読ませられるものが多いので、ためになる方です。
こういうのをキュレーションがうまいなんて言うのでしょうか。
話は戻りますが、僕は足立さんの意見に賛成です。
復興に時間がかかってしまうから、まず瓦礫を取り除こうということなのでしょうが、
そこは地元でやってもらいたいです。雇用が生まれるのならば、なおさらのことです。
瓦礫の件によって、僕はつめたい人だなどというイメージを
持たれるかもしれませんが、この件はシビアな件なので、
またそういう感情論を出されても困ります。
そして、僕がこうやっていろいろ考えたところで、世間の意見はどうかもわからないし、
瓦礫を動かす立場の人たちがどう考えるかもわからない。
大海に一石を投じるようなものかもしれませんが、
ブログの記事という形で、意見してみました。
瓦礫の地方分散に、僕は反対します。
※2017年1/23追記
→記事「瓦礫ニツイテ2」が結論になっていて、
この記事での僕の考えは間違っていることが分かりますから、
是非「瓦礫ニツイテ2」を読んでください。