Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

ギャンブルと私(パチンコ編)

2014-05-14 21:23:09 | days
今日は僕にとってのパチンコについて書きます。

パチンコは従兄が好きで、
僕が札幌に住んでいた学生時分には、
車に乗ったら無理やりにパチンコ屋に連れて行かれて、
スロットを隣同士に座って打ったりしました。
それで、嫌ながらも打ち方を覚えた台があって、
射幸心にかられて3,4回くらい一人で打ちに行ったこともあった。
でも、パチンコやパチスロは結果として時間の無駄になるもので、
やるべきじゃないという気持ちでいました。
まぁ、真面目といえば真面目なんですよね。
もっと、自分に有益なことに時間とお金を使うべきだ、
なんて考えていましたから。
ちなみに、覚えて打ちに行った台は海物語のスロットでした。
これは天井、つまり何回転までか回すと必ず大当たりするリミットがあって、
それを狙ったり、大体の回転数によって大当たりしやすさがあるらしいと
雑誌やインターネットで調べたので、それを目安に
お手頃な回転数の台が空いていないかな、と、
いわゆるハイエナって言うんですけども、
そういう風におこぼれ目当てにパチンコ屋に入ったりしていた。
そのうち、従兄とパチンコを、それも平台っていう、昔ながらの感じの
役物(おもちゃみたいな、動くオブジェだとか)と絡んでV入賞すると当たるパチンコを打って、
それはまぁまぁ勝てるので、一箱等価で6000円が出たら
帰るような感じで、ご飯代を稼ぎに行ってたこともありました。
それだって、10回行ったかどうかでした。
自分から、パチンコ行くぞ、と行ったのは5回くらいだと思うけれども、
それだって、僕が言うと、「おまえから言うのか!」と
笑いのタネになったくらい珍しいことでした。

そのうち帰郷すると、まったくパチンコはしなくなりました。
なぜなら、従兄がパチンコ屋に僕を連れて行かなくなったからですね。
わざわざこの僕が住む田舎まで遊びに来ないので。
それで随分、遠い世界になったのですが、
2010年の夏ころにようやっとエヴァンゲリオンを観ることになるのですが、
それでエヴァにハマったんです。とくに綾波レイ萌えです。
それで思い出したんです、従兄がエヴァンゲリオンのパチンコをしたと言っていたのを。
じゃ、今もあるかなと思って、パチンコ台がどのくらいの周期で入れ替えをするかなんて
しらなかったので、ずっと前に従兄が言っていた台がまだあると思ったんですが、
行ってみると最新のエヴァの台が隣町のパチンコ屋にたくさんありました。
そうやって、今日までパチンコにハマることになります。
きっかけはエヴァンゲリオンです。
そういうハマり方をする人も多いのかなと思ったりも。

当時、資金は競馬で勝った分があったのです。
まぁ、パチンコを本格的に打とうとするのは初めてで、
一回の勝負にいくらを予算とするとバランスがいいものなのかもわからない。
当時は一回に8千円から1万6千円くらい投資しました。
それで、エヴァンゲリオンの台は大当たり確率が1/358くらいですから、
200回転くらい回すとよく回した日くらいな感じになります。
で、そのくらい回して当たる可能性っていうのもわからないのです。
ただなんとなく、当たりを目指して回しているだけ。
始めた当時はあんまり当たらなかったです。
当たっても連チャンしないことが多かった。
で、従兄に電話してる時に、パチンコの話になって、
「1万発でたか」と訊かれたので、あぁ、1万発っていうのは出す目安なのかなと
気付いたくらいです。僕はほとんど等価交換の、1発4円のパチンコ屋にいくので、
1万発出すと、4万円の換金になります。
それで、週に一回とか10日間に一回とか通ううちに、2ヶ月くらいでやっと
1万発がでました。初めての1万発を出した時には、従兄連中にたかられたのを覚えています。
奴らは自分が1万発を出した時には、僕におごったこともなかったんですが。

それから、今までで通算150回以上1万発以上の出玉を記録しています。
4年近くでそのくらいだとなかなかじゃないですかね。
今年の四月には1カ月に1万発以上を11回記録しました。
どんだけ行ってんだって話ですが、1月~3月まで、4回しかパチンコに行かなかったので、
その反動と、あまりに勝てるので、行ってしまったというのがありますね。
まぁ、マックスタイプ(確率1/394)のルパン三世の台が面白いというのもありました。

今までの最高出玉は、去年の機動戦士ガンダムの台で、45000発ちょっとでました。
これは大当たり確率が1/399の台なので、こういう爆発をすることも
あるっちゃあるかなという感じです。24連チャンしました。
確変継続率(連チャン率)77%の台です。
それに比べて、2番目の出玉の42000発ちょっとの銭形平次withチームZの台は1/198の台です。
連チャン確率は65%くらいなのですが、その時は最初に5連して、
それが抜けてから5回転くらいで引きもどして31連しました。
65%の継続率で31連は驚異的だと思います。
この台の平均連チャンは2.8連のはずですから、それをどれくらい飛び越えたかというと、
台が壊れたんじゃないかと疑うレベルです。球を入れる箱を交換してくれる店員さんも、
顔が引きつっていました、このときは。

このように、パチンコって確率ですから、それ以前よりも数字に対する親近感は強くなります。
さらに、データを見るので、なんとなくイメージも作られていきます。
台の上にあるデータ画面でのグラフを見て、流れを見てという具合なんですが、
そもそも、たとえば1/198の確率に流れなんてものが存在するのか?という不思議もあるものです。
僕は、大体確率の5.6倍付近くらいまでには当たりを引けるという経験則を持っています。
銭形平次だったら、1100回転を越えたくらいですか。そこまでハマっている台があれば、
すぐに当たりを引けるだろうという、確率のアヤみたいなのを信じています。
5倍って、けっこう落ちる付近なんですよね。
でも、確率1/229のスケバン刑事の台が、3日間当たりが無くて、累計で2100回転以上ハマったのを
見ています。というか、その台を苦労して落としました。
最後は全回転という、プレミアリーチで当たったんですが、大変でした。

さて、ここからは僕が経験で得た知識を公開することにします。
どれも、パチンコを長年打つ人にとっては当たり前のことかもしれないです。

まず、予算はどうするかというところ。
これは、確率分の分母分を回すのが一つの目安でもあります。
たとえばマックスタイプの1/399だと、399回転回すのに、1000円15回転の台だと、
27000円くらいになります。これはこれで、一つの打ち方だと思います。
区切り良く、3万円をめどにしてもいいでしょうし、僕はマックスタイプを打つ時は、
ひと勝負3万円までとしていたりします。
確率の分母分を回すと、大当たりを引ける確率は、60%ちょっとくらいあるはずです。
つまり、フィフティフィフティよりも当たるんです。
それで、確変突入率が、77%だとか80%だとか82%だとか51%だとかいろいろあります。
これは本当にそのときの運任せです。確変に入れば、連チャンを願うところ。

次に、どういう台を打つかというところ。
1/198の台が1000回転ハマっていたら、その次には早めに当たりを引ける可能性が高めだと
僕は見ます。それは確率の収束を当て込んでのものですが、
実際はそんな短期間で確率が収束したりはしない台も多いのです。
1週間出っぱなしで2週間目で収束するとか、1カ月好調でそれから1カ月不調で、だとか、
そういうのもあるでしょう。なので、絶対というのはないですが、
それでも、僕はハマリ台のあとの出やすさを信じるタイプです。
1000回転ハマって、次に900回転ハマっているような台もあります、
それでも、そこはギャンブルですから、チャレンジしたりもするんです。
それと、さっきの予算のところでも言いましたが、確率の分母分を回すという意味では、
たとえばマックスタイプの1/399で210回転まで回っていたら、残りの190回転を回してみる
という台選びも面白いと思っています。
とはいえ、やっぱり確率ですから、210回転から新たにまた399回転を回してこその
60%の当たり確率だとも言えるんですよね。このあたりは難しいです。

そして、いつ打つべきか。
これはなんとも言えません。朝に出てる人が多い日もあれば、夜にがばがば出てる日もある。
確率なんですけどね、なにかそういうクセみたいなのはあります。
時期でいうと、これは僕の短い経験から、4月は出ます、6月も出ます。
出ない時期は1月です、これはすさまじいくらい勝ちにくいです。

と、こんなものでしょうか。

パチンコ屋に入るようになって、
店員にサービスを受けることに最初は戸惑うタイプでした。
こうやって頭下げているけれど、本音はどうなんだろうとか、
僕自身、競馬場でアルバイトをしてきて、その同僚でイライラしている人もいたので、
きっとパチンコ屋もそうだし、ひいては、他の接客業もそうだろうと、
そういう点ばかり気になっていたんですが、パチンコ屋に通い続けるうちに、
そういう不安みたいなものは薄くなりました。慣れたんだと思います。
また、パチンコ屋の客層を見たり、一緒に並んで打ったりしているうちに、
僕も何も一人の特別な男というわけじゃなくて、みんなと一緒だよなという、
他人との親近感みたいな、それまで感じていた距離感みたいなものが
縮まった感じもしています。ほら、あるじゃないですか、
他人はみんな悪人に見えるみたいなのが。
そういうのが、薄まりましたね。悪人だとしても、自分と似たようなものだ、
みたいな、同じ日本人としての、近しい感じを無意識に近いところで
感じるようになりました。
コワモテのスキンヘッドで革ジャンで体重が100kgくらいありそうな大男でも、
自分の玉が隣にころころ流れ出して、それを隣の台の人が拾って返してやると、
ちょこんとお辞儀したりします。そういうのは僕は好きでねぇ。

確率を肌で感じるには、パチンコは、お金がかかる場合が多いけども、役に立ちます。
確変突入率80%を謳っていても、自分とは相性が悪くて、自分の実戦データ上は30%だ、
っていうことも少なくありません。
こう考えると、たとえば手術の成功率が80%だって話がでても、
なかなか大船に乗った気分にならなかったりする。
まぁ、大丈夫かな?という程度ですよね、というくらいです。

最後に、どれくらい僕は勝ったかというと、まず2010年は10万円近く負けたかもしれないです。
2011年からはずっとプラスで、去年だと70~80万円くらい勝ちました。
3週間で60万円勝ったこともあります。その時はそれからあれよあれよと16万円負けて、
1カ月の最高記録が44万円ということになったんですよね。
行き先は大体、車で1時間15分くらいの範囲で7軒のパチンコ屋をターゲットにしています。
同じ店でずっと短期間に勝ち続けるのは、僕のイメージだと、無い、んです。
なので、店を変え、台を変えながら、勝負し続けてきました。

負けが込むことも承知の上で打たねばなりません。
借金を背負う人の話を聞いたこともありますし、
パチンコ屋のトイレで自殺した人の話もきいたことがあります。
また、遠隔コントロールというのが本当にあるのかどうか、
そういう不正があるものなのかもわからないところです。
まことしやかに言われているのは、ホールコンピューターで出玉管理をしているという話です。
1日にどれだけの玉を出すか決まっていて、それで連チャンが止まるというような。
まぁ、そういうのがあったとしても、たとえば一人の客を標的にして、
「この人はこの間だしたから今回はださない」というのは無いと思うんですよね。
大体、調子の悪い時、いい時は、どの店に行っても似た結果がでたりします。
3連チャン病にかかっていたり単発病にかかっていると、
つまりそういう運勢・流れ(どういうわけかそういうのはある)のときには、
どの店に行ってもそうなるものです。

僕としては、やっぱり時間を取られるものだし、
ほどほどにしたほうがいいものだという認識はありますが、
中毒性もあるので、その点をしっかりふまえないと、
痛い目に遭うこともあるでしょう。
ギャンブル依存症というのがありますから、気をつけねばならない。

そんなわけで、僕はうまくフェードアウトしたいところです。
パチンコをすることで目をそらすことになっていたものに、
もう一度目を向けたいな、と思っています。

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