Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

喉元スギルマデ

2004-09-03 22:59:39 | その他
子供の頃に虫歯が多かったせいか、
チョコレートを口に入れても、噛まないようになった。
ほとんど上あごと舌で食べる。

そんなことはないか。

小さな欠片を奥歯ですりつぶして、歯茎と舌と頬で食べたり、
飴のような扱いをしたりする。


ごくたまに、大量のチョコレートを口に入れて、口内をどろどろにしながら
食べることもある。
チョコレートケーキの場合はいつもそうだ。
そうすることがもっとも美味しいのだとしている。
できれば一口で食べ終えることが理想だ。

この理想の実現に励み、追求していくと、
チョコレートケーキをいかに早く口の中で溶かし、飲み込むかが重要になってくるのではないか。

そう、
チョコレートケーキを「飲みだす」のだ。

これは、チョコレートドリンクであってはいけない。
スポンジとクリームのある程度の硬度も大事で、少し引っかかるような喉ごしも、
美味しく頂く理想の一部分をなしている。

とはいえ、ガトーショコラと呼ばれる類の、吸水性が低い菓子の「粘度」はまた別だ。
こちらは一口で味わってはいけない。
時間をかけて味わうように要求されているのが、その食感と重みからわかる。


さて、この飲む快感は、チョコレートケーキに限られたことだろうか。
カレーはどうだろう。
焼肉はどうだろう。
カツ丼はどうだろう。

飲み込むまでの時間とタイミング。
なんだかいろんなものに当てはまるような気がしてきた。


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オンザグラウンド

2004-09-02 23:28:15 | その他
同じ高校を卒業した子と話をしていて、
ふと、あの頃の席を思い出した。

いつもくじ引きで決めているのに、
5割がた、最前列。

FWです。
いちおう、中盤もDFも経験しているのですが、
トップ位置が多かった。
決定力は無かったですが。

テスト時には右サイドが定位置でした。
クロスを上げる機会は無かったですが。


ドリブラーというわけでもなく、
パサーでもない。

司令塔でもなければ、
ダイナモでもない。



ならば、あなたはなんだったのだと問われればこう答えよう。


「シャドウストライカー」


授業を聞いてるようで聞いていない。
ノートをとってるようでとっていない。
その逆もしかり。

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エヴァーイエロー

2004-09-01 23:50:37 | 映画
一年中ではないのだけれど、
マリーゴールドは長く咲きますね。
咲き終わった花を摘んでやって、一週間もすれば、逆に花の数が増えている。

『ビッグフィッシュ』という映画で印象的だった、数多の黄色い水仙。
主人公と恋人を彩った花畑から受ける、満ち満ちた幸福感。

「幸福」という文字に、もしも色をつけなければならないならば、
やっぱり黄色じゃないかと思う。

何故黄色に対してそんな印象を持つのか。
金色に近いからなのか、光を象徴するからなのか。

信号の黄色は「注意」である。
ハチのおしりは黄色と黒。
バナナ。

黄色に対して感じる距離感に何かあるような気がするんですが。
そこが一番の注意点じゃないかと。


黄色が黄色をまとうものを形容し、
黄色をまとうものが黄色に方向性をもたせる。
とはいえ、淘汰されるのは「黄色をまとうもの」のほう。

僕は、車を選ぶときには、黄色を蹴って他の色にしました。
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