ゴチソウサマ

ブログにしても日記にしても、
書くことで注意しなければならないのは、
その書く元になっている出来事なり心事なりを
単純化してしまわないことだ。
忠実かつ注意深く綴らなければ表現できないことを、
言葉の並びに合わせて、
短い言葉で端折って書いてしまうことがある。
これによって、大事なところが失われてしまったり、
本質がひん曲がってしまったりする。
といいながらも、なかなか難しいなと思って
単純化して書いてしまったりするのだけど。
あまり厳格に考えると書けなくなりますよね。

今日はカーナビを買ったイトコのところに遊びに行った。
適当に目的地検索をして見つけたスパゲティ屋「チロリン村」へ行く。
初めて行く店で気をつけなければならないことの一つに、
大盛を頼まないことってのがあるなぁと、ほんのりと学ぶ。
教訓としないのは、そうは言ったって、大体の店では大盛でも
なんら問題がないからだ。そういうこともあるという程度のこと。
この「チロリン村」は一皿の量が多い店だった。
味は悪くないので頑張って完食したが、同じく大盛を頼んだイトコは
1/5ほど余してしまい、口には出さなかったがかっこ悪いのが理由で、
頼まれて僕がそれを無理して食べた。カルボナーラとボローニャ風の
二種類を味わった。会計は最近パチンコで大勝しているイトコが支払ってくれた。
ごっそさん。

拾イ読ミヲ習得

読書。
「カメレオンのための音楽」　T・カポーティ
「キスまでの距離 おいしいコーヒーの入れ方Ⅰ」　村山由佳
「東大講義 人間の現在①　脳を鍛える」　立花隆
を読む。

立花隆氏の本には、わからないところは飛ばして拾い読みして良いと書かれていて、
そういう一言があると途端に読みやすくなった。
また、正確にモノを綴るのは不可能だみたいなことも書かれていた。
正確に書こうとすると書けなくなる、と。その通りだな、と。

気持チモマイナス

今日は今シーズン一番の冷え込み。
ヤフー天気予報によれば、－18度を記録したそうな。
寒さはイヤですね。気持ちまで冷えてくる。

どうしてこう、暗い気持ちに苛まれるのか。
それは現実という合理性に迫られている
自分の頭の中がバラバラな状態だというのもあると思う。
ここぞのときの集中力も期待できないような
アンバランスな状態なんですよ。

あと五歳若かったらだとか、
昔に戻りたいだとか、
ごろんと横になりながら空想してしまいます。

世知がれえもんだなぁ。

停滞

無理をしてでもなんとか生きていってやるぞみたいな、
我武者羅な気持ちっていうのが湧いてこないんですよね。
それには冬という季節、白と灰色の景観が作用しているんじゃないかな。
非常にね、今までで一番ってくらいに、ダメになっています。
楽観的に、不可知論的に生きてきたんだけど、
あと2年くらいで30歳というところでこんなんなるとは思いもよらなかった。
世間の景気はどこ吹く風って感じだったんだけど、
将来を考えるともはや楽観は出来ないんですよ。
老後のこととかも考え出してますし。
好況を望んで、その望みにすがっていくより他ないんじゃないか
という気がしてきています。
どう楽しめばいいのやら。

梯子

長いはしごをどんどん登っていく途中でふと止まり、
下に目をやってしまう。うげげ、こんな高さまで登って
きたのかとおののいて、恐怖と不安から進退が極まってしまう。

僕の今を喩えるならばたぶん、こんなことなんだろう。
また視線を上に向けて登っていけるかどうか。
そういう勝負なんだろう。