Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

老子

2007-06-11 20:05:02 | 読書。
読書。
「老子」 金谷治
を読了。

紀元前の中国の思想家の本。
簡単な書き下し文で書かれてはいるのだけれど、なんだか難しいという本でした。
無知無欲であれ、と老子は言います。愚民政治じゃないかと反駁する気持ちが
生まれたのですが、訳者は愚民政治ではないと書いてあります。わからん。
しかしねぇ、文化や文明を否定する主旨のことを論じているんですが、
僕が平生に抱えている思想では、文化ってのはえらい大事なんですよ。
愚民政治に陥らないために欠かせないものなんですよ。これ、二年前に気づいて
どうしてそうなのかは忘れてしまったんですがね。
まぁね、こんな考え方もあるなぁと、頭の隅にでも置いておきましょうかね。
「柔弱は強い」みたいな考え方には賛成。しかし、反戦とか反競争をかかげて
おきながら、やっぱり最後には「強い」だの「勝つ」だのに到達しているのは
矛盾じゃないのかな…。細かいことはおいときますか。
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キモイッテ!

2007-06-10 19:42:43 | days
こないだ、ウォーキングしていた時のこと。
人気の無い田舎の昼下がり。往来する自動車もまばら。
反対車線の方から「○▲※◇?!$」と、聞き取れなかったんだけど
何か声がして近づきそして僕を抜いていった自転車があった。
なんだろうと思ってちらっとそちらを向くと、こちらをじろーっと見つめる目が二つ。
目をそらしてもまだこちらを見ている。しばらく3呼吸4呼吸過ぎてもまだ
こちらを見ている気配で、一瞥してやったがまだこちらをみながら
自転車をこいでいる。その顔には薄ニヤケた表情が浮かんでいる。
わき見運転でどっか車輪がそれて転べばいいと思った。
6呼吸7呼吸、けっこう遠ざかったがまだこちらを見ている気配。
いやぁ、気持ち悪かったですね。
こういう人ってたぶん、思い込みの激しい人なんだと思います。
もう会いたくないね。こういう人にならないように気をつけないと。
気をつけなくてもこうはならんか。
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読書。

2007-06-09 19:43:49 | 読書。
読書。
「白仏」 辻仁成
を読了。

江口稔の一生を通じて、生死をテーマに綴っていく物語。
会話が方言なんだけど、それでもけっこう読みやすいし、面白かった。
緒永久(おとわ)っていう魅力的な女性のキャラクターが出てきて、
胸キュンなところもあります。

それにしても、『大日本人』のことを記事にするとアクセスが伸びるんですよ。
注目度の高さがうかがえますねー。
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ジワジワ

2007-06-08 13:51:26 | 映画
『大日本人』を観てから3日経ちました。
なんだかよくわからないけれど、
じわじわとあの面白さが脳裏を支配し始めているんです。
ある意味あの映画は『フラガール』よりも面白いです。
こっちから詰め寄るような心理でアプローチしてやらないと
面白さがつかめないような映画とは違って、こっちのすき間に
しらーっとした感じでしみこんでくる映画なんです。
キャラクターや細部の設定への神経のこまやかさが
成就させているように思いますねぇ。
なんか、また観たいような気持ちになっています。
こんな映画なかなか無いです。
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成海璃子

2007-06-07 21:57:36 | days
「とんねるずのみなさんのかげでした」の食わず嫌いのコーナー。
ちょこちょこドラマに出てたのはチェックしてなかったんだけど、
オレオのCMぶりにテレビで見たなぁ、かわいいねぇ。
いまイチオシです。
どことなく強がりなところが最近の子って感じなのかなー。
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読書。

2007-06-07 17:45:38 | 読書。
読書。
「蹴りたい背中」 綿矢りさ
を読んだ。

17歳で文藝賞を受賞し、本作で芥川賞を19歳で受賞した綿矢りさ。
もう3年も前になるけど、ルックスが可愛くて、いつか読んでやろうと思っていました。
そしてついに文庫化されて読書するに至ったわけです。
小説もなんだか可愛らしいんです。自分が高校生だったのはもう12年も前のことなのに、
なんだか懐かしく読めてしまいました。最近の高校生もそんな変わってない。
「蹴りたい」っていう衝動の僕なりの解釈は、支配欲なんじゃないかと思いました。
どうなんだろうね。ま、一つじゃないけども、こめられてる意味合いは。
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vsコロンビア

2007-06-06 00:32:11 | スポーツ
サッカー日本代表のキリンカップ第二戦対コロンビア。
タイトな良い試合でしたね。攻守の切り替えが早くて中盤がしっかりしている
コロンビア相手では、日本はDFが攻撃に参加するようなことができませんでしたね。
ポジションチェンジもなかなかできない感じで。
今の日本代表がどのくらいのものかをおしはかるのに良い試合でした。
これが今の日本代表の力。
後半に入って、中田と稲本が交代してから動きが良くなったなぁ。
やっぱ羽生は必要な選手ですね。ああいう動き回る選手が一人いるのといないのとでは
全然違ってきます。
しかし、日本の左サイドバックは良い選手がいませんね。
アレックスがまた呼ばれることは無いのでしょうかね。
年が年だからもう呼ばれなかったりするのかね。
千葉の水野がもう少し成長してくれると駒野を左SBに使うことができるんだよねー。
次はアジアカップ。間違いなく苦戦するでしょう、サウジとかイランなんかには。
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『大日本人』

2007-06-05 17:05:27 | 映画
ネタバレあり!

松本人志第一回監督作品『大日本人』を観てきました。
いやぁ、これね、「映画としてはスロースタート」
「ふわぁっとした感じでみてほしい」という監督のコメントを踏まえて
観てきたんですがね、主人公のキャラクターを少しづつ確実に紹介していく
さまなんかは実に小気味よく、テンポが気持ちよかったです。
逆に後半、戦闘シーンが多くなってからのほうが語りきれてないような印象を
受けました。最後にアメリカのヒーローが出てきて獣を倒すなんてのは、
アメリカ頼りの日本を風刺してるのかもしれませんね。
かっこよくもあるし、ダサくもあるし、情けなくもあるヒーローなんですね、
主人公の大佐藤は。いろいろ一言で語りきれない多面体な男なんです。
そういう男を創出した点においては評価できるでしょう。
しかし、映画としてはどうも、盛り上げに欠けるというか、
最後の盛り上がり方が中途半端な感じがするんですよね。
ひねくれて終わったような、そんな残念さが残りました。
でもまた第二作目を作って欲しいですね、また観にいきますよ。
そんな映画でした。細かい部分は面白いんです。
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一夜明ケテ

2007-06-04 17:20:51 | 一言。
環境が整っていて、ベストの力を出せる状態ならば、
誰でもそれなりに力を発揮できるんですよね。
アンバランスの状態でも力を発揮しなければならない、それが社会ということで。
昨日とやかく書いたけど、そんなことを思うトゥモローなのでした。
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勉強ノ思イ出

2007-06-03 23:02:03 | その他
中学校に比べて、高校時代は成績が落ちていった。
どこまで落ちたかは覚えていない。しかし、偏差値は覚えている。
40台だった。どこの大学にも入れませんっていうレベル。
なぜこうなったのか。中学時代は学年で2位が一度で3位が定位置だったのに。
勉強を全くしなかったからなんですねぇ。勉強をしろしろと親に言われると反発してた
わけであって、「言わないと勉強しない」と思っている親たちに反抗してたんですね。
勉強しろと言われている間は勉強はしないという背水の陣で構えていたのです。
そんな状態でも、国語で学年1位になって張り出されたことがある。二位とは大差で。
まぁ周囲の雰囲気は、きっとフロック視してたんだと思いますね。全然フィードバックが
無かったから。
で、浪人するわけです。予備校に入った。
「勉強すれ」とうるさくいって、こっちの自由意志や思考を停止させるような
「させるもの」として扱われるのがイヤだったことから抜け出した。
学生会館に入って、元々勉強する欲っていうのはあるから、朝6時に起床して夜10時に
就寝するという生活の中に勉強を詰め込んだ。このときの生活のリズムたるや人生最高の
バランスでした。予習復習に英単語や現代語の勉強までやり、どんどん基礎レベルから
叩きなおした。
そして迎えた模擬試験。予備校入学から約一ヶ月がたっていました。
その頃の僕のスタンスは模擬試験であろうとも、わからない問題はあてずっぽで答えを
埋めずに空欄のままにしておくということでした。より正確に自分の実力を見極める
ためです。
より自由に自分の意思でやってきた一ヶ月の結果は偏差値が20アップしました。
偏差値61。希望校合格ラインにいました。まぁね、あんまり難しい大学を狙って
なかったんです。大学の4年間でやりたいことをやるのがテーマでした。
まぁ、この大学時代のやりたいことやったことについてはいつか書きます。
僕のいた予備校のクラスは最下級のクラスで、このとき偏差値を60を超えたのは
7,8人くらいいたのかな。名前を呼ばれたのを覚えています。
干渉されずにね自由にマイペースにやらせてもらえれば結果は出せるんです。
この模擬試験の後、もう一つ受けたのも結果は良かったはず。そこでもう、
来年の入試はクリアしたなと踏んで、勉強しなくなりましたね。5月のことでした。
で、本番はちゃんと受かった。
やっぱりね、僕の人生の中のテーマには「被干渉」っていうのがあるんですよ。
最も嫌悪し、自分の能力が削られていくものが干渉なんです。
10代の頃なんかは、干渉に大して、鋭角的なとげとげしい感情を発現してしまって、
破滅的な方向へ行ってしまったものです。最近は家庭内では、
入試のときのように殺伐とはしていないので、干渉を受けても普通に返事を返せ
ますけれど、それだってまだわからんって感じがしますからね。
僕自身の干渉を嫌悪する気持ちは周囲にはわかられていないでしょうから。
またシリアスな状況になったときに争いが始まるかもしれませんね。
僕は10年前に比べてよっぽど丸くなったような気がしています。
大学での一人暮らしの良い面が僕をそうしたのでしょう。
うちの親もなぁ、1日2日のスパンでものを言うのがね、ちょっとそれは違うといいたい。
1年2年のスパンで考えて欲しいなと思います。

きっとこの文章も世の高校生や中学生に共感をいただけるんじゃないかとも
思ってるんですよ。子供に見られたうえでの外圧ってうざいからねぇ。
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