学生時代にゼミで読んだ数学書
英語版リー群の本である
最近筑摩書房から日本語訳が出版されている
さて、当時ゼミの正式メンバーは二人だけであったが、
他のゼミから聴講に二人が来て4人でこの本を輪番に
講義していた
他のゼミから来た二人はその後、他の大学院に進み
(当時、大学の学部には大学院がなかった)
共に国立大学の教員となった
ゼミは3年次と4年次にかけて行われたが、その間に大学紛争があり
学生の要望で、卒業論文が必修ではなくなった
なので、私は卒論というものを書かずに卒業し
理学士の資格を得た
今、振り返ると、当時は卒論を書けるだけの知識を持ち合わせては
いないことが分かって来た
退職後、数学書を復習し、かなりの知識を得た
あの当時の卒論と言うものが書けるかも知れない
もし書くとしたら、どんなテーマで書いたら良いのだろう
そんなことを考えている
一度、恩師に相談してみようか、と思っている