中学校時代の友人から電話がかかって来た
同期生(女性)の名前を出して、電話番号を教えて欲しいという
この歳になって今更、それはちょっとと思った
同期会の幹事で、住所録の管理をしている私は
分かっていても教える事は出来ない
だが、同期会準備中、彼はいろいろな情報を教えてくれた功労者なので
「特別に」連絡を取ってみた。お相手は遠くに嫁いでいる人で
私は大学在学中、鎌倉で偶然出会った切りだった
同期会後、幹事の仕事で会の様子を知らせたところ、
思いがけず彼女からSMSでお礼のメールが来て、
その時彼女と連絡が取れたが、今回は返信がなかった
昨今の詐欺メールの騒ぎで用心しているのか、返信がない
その旨旧友に伝えると、納得してくれたのでホッとした。
旧友と彼女とは高校卒業後、同じ銀行に勤めていたようだ
旧友は奥様を亡くされ独り身なので、昔が懐かしいのだろう
彼女は遠くの地で子供が三人、孫が9人という
私自身も連絡する時心が動いたが、返信がなくてホッとした。
この歳になると懐かしさでいろいろな人と再び連絡を
取りたい気持ちになるが、昔を振り返るのはやめた方がいいと
思っている。懐かしさで連絡を取ったとしても、昔の若いお相手
ではなく、「老人」だということを自覚しなくてはならない
と私は思う
そして、今日、またその旧友から電話があり
彼が昔の中学校の地域を訪ねたそうである。友人の表札が変わったとか
ブラスバンド部でフルートを吹いていたやつだ。
亡くなったのではないかと彼は電話先で言っていた。
また、入院していた別の友人の家に行ったが消息が分からないとも。
この友人は野球部で某ジャニーさんの怪しい噂話をしてくれたやつ
(母校の中学校の野球部コーチが某ジャニーさんなのだ)
いろいろ情報を教えてくれた
「我々いい歳なので、もしや、ということが来るかも知れない」
と旧友は言う
例の返信のない彼女ももしかしたら、とも思った
「喜寿になったらやろう」という二回目の同期会も
早くやらないと、と思っているが動きがないのが心配である