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ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

甘いシャンパンはお好き?

2007-01-06 16:17:00 | ワイン&酒
年末、食事の前のアペリティフとして、

ちょっと甘口のシャンパンを飲みました 




Jacques Beaufort 1988 Demi Sec


ジャック・ボーフォールといえば、
シャンパーニュの生産者“アンドレ・ボーフォール”の現当主。

その彼が、オーブ県のボリジィの畑のブドウからつくるシャンパンは
”ジャック・ボーフォール”のラベルを貼って出しています。


それよりも、注目したいのは “Demi Sec” (ドゥミ・セック)というテイスト。

通常よく見かけるのは “Brut” (ブリュット)(辛口)ですが、
これは、それよりもぐっと甘口

シャンパンの甘辛の度合いは、瓶詰め時に加える甘いリキュールの量により、
ブリュットは1リットルにつき6~15gだけど、
ドゥミ・セックは33~50g

ちなみに、最も甘い“Doux”(ドゥー)が50g以上。

この数字を見ると、ドゥミ・セックってかなり甘いんだろうなぁ・・・
と思うかもしれませんし、実際、このシャンパンは甘口でした。



でも、りんごの甘い香りがぷ~んと漂い、
1988年という年のせいか、泡もやさしく穏やか。

アルコール度数も10.5%とかなり低めです。

飲んでいて、ほっと落ち着く気分にさせてくれるシャンパンで、
ピュアでみずみずしい甘さに、ホント、癒されました
 



辛口ばやりの今日、「甘口」というと、ワインを知らない人や初心者が飲むもの、
と思っている人も多いかもしれませんが、

肩肘張らずに、たまには甘口を飲んでみましょうよ 

飲まず嫌いだった過去を後悔することになるかもしれませんよ?


コメント
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