神戸の洋菓子「ハイジ」も危機に！

神戸の洋菓子「ハイジ」破産申請へ(神戸新聞) - goo ニュース


洋菓子の「不二家」が期限切れ牛乳の使用で大問題になっている中のに続き、

神戸の有名洋菓子店　「スイス菓子ハイジ」　が
自己破産申請の準備に入った、というニュースがありました。

不二家は品質管理の問題ですが、ハイジは経営そのものの危機！　

ハイジは“アルハンブラ”というお菓子が有名で、
また、ネット販売している特別なロールケーキも大人気だったのに、
こんなことになっているとは・・・・


現在、洋菓子の世界は、
カリスマ“パティシェ”のいるお店は大人気だけれど、
そうじゃない、昔ながらのお店というのは、それらに押されて大変だと思います。

特に消費者の意識は、
どうせ買うのなら、感動のない普及品よりも、ちょっと贅沢で上質なものを、
という方向に変わってきていますからね。


ここ数年赤字決算が続いていたという不二家も、昔ながらの洋菓子店。
品質管理の問題が収拾したとしても、
現代のニーズに合うような大きなテコ入れをしないと、かなり厳しいんじゃないでしょうか。

そういう意味では、今回の不二家の問題は、
実は「禍転じて福となす」にできる最後のチャンスかも？

アイスワイン＆スウィーツ

ドイツワイン基金主催のアイスワイン試飲会があり、行ってきました。



アイスワインと甘いスウィーツの組み合わせを提案するもので、
昨年度に引き続き２回目。

「アイスワイン」（Eiswein）というのは、
凍結したブドウから絞った果汁でつくるワインのこと。

凍っている部分（＝水）以外のエキス分を搾り取りますので、
甘～く凝縮した果汁が得られます。
（量は減ってしまいますが）

「アイス」は「氷」の意味で、アイスクリームのことではありません。

ドイツの法律では、マイナス７℃以下になってから収穫したものしか
アイスワインと呼べません。
それがだいたいクリスマスから年末にかけてで、年を越してからの収穫もあります。

通常であれば１０月、遅くとも１１月には収穫するブドウを、
１２月まで樹につけておくわけですから、かなり気を遣います。

実が落ちてしまっては終わりだし、甘～い実を狙う鳥などの敵もいます。

ブドウの水分は少なくなっているので、絞って得られる果汁は少ないし、
暖冬ではブドウは凍りませんから、なかなかできない貴重なワインです。


そんなわけで、特別な日に開けたり、贈り物に使ったりされます。
これからの季節は、バレンタインやホワイトデーのプレゼントに使えますね！




Riesling Eiswein 1990 Robert Weil （Rheingau）
アイスワインはハーフサイズが多い中、珍しい750mlボトル入り。
熟成を経た味わいにうっとり～
こういうワインを飲むと、やっぱりスゴイ！と思います。



飲み方としては、食後にデザートワインとして楽しんだり、
またデザートやチョコレートなどのスウィーツと一緒に楽しむのが一般的です。

友人たちが集まった午後のティータイムに、
アイスワイン＆スウィーツでプチパーティーというものいいですし、

週末のちょっと気合を入れて作ったディナーの後、
チョコをつまみながらアイスワインと一緒にくつろぎタイム、というのもいいですね　


ひと口にアイスワインといっても、けっこう味わいにバリエーションがあります。
軽やかな甘さのものからトロ～っと濃厚な甘さのものまで、
また、花の香りのするフローラルなニュアンスのもの、ミネラル感たっぷりのもの、クレームブリュレのように香ばしいものetc...さまざまで、価格もかなり差があります。

ですから、合わせるスウィーツも、アイスワインの個性によって違ってきます。
今回の試飲会で下記のスウィーツ類が出ましたが、

爽やかな甘さのアイスワインには、オレンジのタルトやシュトゥルーデルなどのフルーツを使ったものが合いました。

濃厚で香ばしいタイプのアイスワインには、コーヒーを使ったティラミスやチョコ、モンブランなど、甘さの濃厚なスウィーツが合いました。

なので、バレンタインの贈り物にするのなら、
チョコの甘さに負けないくらいのトロリ感のある濃厚なアイスワインがオススメです　



りんごとアプリコットのシュトゥルーデル　タルトショコラ（マスカルポーネとチェリー添え）


コーヒーのタルト　ティラミス風　　　　　　モンブラン


アーモンドとチョコレートのケーキ　　　　　ケークショコラフリュイ


オレンジのタルト　　　　　　　　　　　　　　洋梨のバターケーキ