MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

体調不良が続いています

2016年09月13日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
2ヶ月ぶりのブログ更新です。
体調不良が続き、ブログを更新する余裕がありませんでした。

今も自宅で安静にしているのですが、久しぶりに近況を書きたいと思い、、
久々にブログを開いています。

2学期から子供関係のことで忙しくなるため、
図書館や学校にお願いし、読み聞かせボランティアの参加回数を減らしてもらったところ、
負担が少し減ったことで、だいぶ楽になりました。

学校や図書館の読み聞かせボランティアの方々の理解に感謝しております。

主婦業って、たいしたことなさそうに見えますが、
上の子も下の子も病気に感染したりすると、一気に仕事が増えます。

私の体調がよくないときに、だいたいこうした事件が起きたり、
ちょうどボランティアや子供関係のことで学校に出入りしている時期と重なったりします。

すると、すごい仕事量になってしまって、
「安静に」などと言われても、安静にしていられないことが多く
体調が悪化してしまったりも・・・


私は夏風邪の影響か、のどの痛みがひどく、声が出なくなってしまいました。
すると、寝る前の絵本を、息子が妹に読んであげているのを見て、
何とも言えない気持ちになりました。

いつもは寝る前に「俺が先に読んでもらうんだ!」など、
妹と喧嘩してばかりいるのです。

けれど、妹が寝る前の絵本を楽しみにしているのを、息子はよく知っているからこそ、
読んであげようと思ったのでしょう。

ここまで読むと「なんてやさしいお兄ちゃん!」
と思われるかもしれませんが、この翌日には

「妹ばかり絵本を読んでもらって、俺は読んでもらえないなんて納得できない!」

と言って、妹に絵本を読むのを辞めてしまいました。

愛情が注がれることで、人に読んであげる気持ちがわいてくると思うので、
読んでもらえていない息子は、愛情不足なのかもしれません。

読んでもらいたい本を、私や夫に読んでもらったら、
妹に絵本を読んであげようという気持ちもわいてくるのでしょうが・・・

ちなみに、このあと泣きじゃくる娘に、字のない絵本を読んだのですが

「この絵本が読みたいんじゃない!」

と八つ当たりされてしまいました・・・

仕方なく、抱っこでヨシヨシして寝かしつけました。

声が出るようになったら、子どもたちに絵本や本を読んであげたいです。
「ママが自分のために読んでくれている」という甘えに、飢えていると思うので・・


関東はまだまだ蒸し暑いですが、夜は鈴虫が泣き始めました。
夏の疲れが出やすい時期ですので、どうぞご自愛くださいませ。

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児童書の読み聞かせを通じて、物語を楽しむ

2016年01月04日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
息子が寝る前に持ってくる本が、絵本から児童書に変わって、
1年半くらいが経ちました。

小3くらいになると、もう親が本を読み聞かせするよりも、
自力で読んでほしいのですが、児童書はなかなか読んでくれません。

思えば私自身、子供のころは活字の本が苦手で、小3くらいのときは
マンガばかり読んでおり、活字だらけの児童書には興味がありませんでした。

なので、活字だらけの本をなかなか読む気になれない、
息子の気持ちがよくわかります。

しばらくは児童書を自力で読むことにこだわるよりも、
児童書の面白さを読み聞かせを通じて、一緒に体験していきたいです。

今年の秋ごろは、歴史関係の本ばかりリクエストされていましたが、
最近は『チョコレート工場の秘密』(1)を書いた、
ロアルド・ダール(以下ダール)の作品をよくリクエストされます。



長い物語ですが、挿絵が多く、文章もリズミカルなので、読み手を退屈させません。

文庫みたいな小さな本だし、字もとても小さいし、
息子にはまだ無理だろうと思っていたのですが、
物語の展開の面白さにハマり、毎日読んでもらうのを楽しみにしています。

今日は『チョコレート工場の秘密』の関連本の、『ガラスの大エレベーター』を、
一人で少しだけ読んでいたので、「物語の続きが知りたい」という気持ちが、
少しずつですが育っているのがわかりました。

子どもは、面白い本と出合いたがっていますし、その世界を楽しみたいのです。
今は読めなくても、読めるようになる時が必ず来るでしょう。

その日が来るのを、気長に待ちたいと思います。

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【注】

(1)ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。

(2)ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『ガラスの大エレベーター』 評論社、2005年。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「昨年末から毎日息子と寝る前に読んでいる本。児童書が苦手な子にもおすすめ」(児童書)

★ パット=ハッチンス 作 /わらなべしげお 訳 『おたんじょうびおめでとう!』 偕成社、1980年。
「もうすぐ誕生日を迎える娘が、最近よくリクエストしてくる。子どもの心をよく理解している絵本。」(再読)

絵本の読み聞かせボラと育児のバランス

2015年12月22日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
先日息子が9歳になり、わが子に絵本を読み始めて
約8年が経ちました。

8年というと、世間では短く感じるかもしれませんが、
私の感覚では結構長いです。

短大、大学、大学院に在籍していた期間が、全部で8年だったのですが、
絵本の読み聞かせも、学生時代に文学の勉強をしてきた期間と
同じ長さになりました。

どちらも最初から熱心にやっていたわけではなく、
なんとなくやっていただけなのですが

「面白い!!」

と途中から絵本の読み聞かせに目覚め、ハマっていき、現在に至ります。

そのプロセスを、簡単にまとめてみました。

 息子1才・・・息子に絵本の読み聞かせをはじめ、ハマりだす。
 息子2才・・・良質な絵本の配本サービスを利用し始める。
 息子3才・・・絵本講師養成講座、図書館司書の勉強を始める。
 息子4才・・・二人目を妊娠、司書資格取得。
 息子5才・・・娘を出産。図書館のおはなし会に通い始める。
 息子6才・・・小学校で読み聞かせボラを始める。
 息子7才・・・JPIC読書アドバイザーの勉強を始める。
★息子8才・・・ボラをスローペースにし、我が子中心の生活に変更。
 息子9才・・・図書館で読み聞かせボラを開始予定。

絵本の読み聞かせにハマってからは、我が子に読むことより、
外で大勢の子に読み聞かせをすることに憧れていました。

早く絵本関係の仕事をしたいと、強く思っていたのです。

しかし、★印の時期に入ったとき、私の考え方は変わりました。(1)

当時私は、絵本の読み聞かせボラやおはなし(ストーリーテリング)の勉強が楽しくなり、
我が子の子育てをないがしろにして、活動をしていたのです。

我が子に読む絵本も、読み聞かせボラで読む絵本を聞いてもらってばかり。
図書館で借りてくる絵本ときたら、読み聞かせボラで読む絵本ばかり。

子どもたちは、自分たちのために借りてきた絵本でないと、すぐにわかり

「また読み聞かせ?!」

と息子に言われるようになりました。
(ここでの読み聞かせは、読み聞かせボラの意味)

今思うと、息子は絵本の読み聞かせを通じて、甘えを受け止めてもらい、
心身のバランスをとっていたのです。

下の子に手がかかっていたこともあり、息子には何かと一人で
自分のことをやってもらっていましたが、読み聞かせタイムも激減し、
相当ストレスになっていたと思います。

この件から、私は心を入れ替えて、練習に時間をとっていたお話をやめ、
読み聞かせボラの勉強やブログ更新もスローペースにし、
その分、息子や娘と一緒に絵本を読んだりし、関わる時間を大幅に増やしました。

絵本も10冊借りた場合、8冊は子供たちのことを考えて選んだ本で、
私が読んでほしいと思う本は、2冊だけにしたのです。

子どもに読み聞かせボラの練習台になってもらうのもやめ、
読み聞かせボラの活動を最小限にした結果・・・息子たちに笑顔が戻りました!

そして、こうして我が子と絵本を読む時間はあと少しなのだから、
読み聞かせタイムを大事にしよう。他のことは子ども達が大きくなってからでもできる!

という思いが強くなり、今は家庭での読み聞かせに重点を置いています。

私は子どもがとても好きなので、我が子以外にも
絵本の楽しさを届けられたらと思っていましたが、
今の時期は、自分の子どもを優先してあげたほうがいいと思いました。

息子や娘への読み聞かせが7だとしたら、
読み聞かせボラの活動は3くらいでしょうか。

来年度から小学校だけでなく図書館でも読み聞かせボラを始めますが、
下の子が幼稚園児なので、近所の図書館のみでの活動にし、
入る回数も最初は少なくする予定です。

図書館のおはなし会に参加すると、定例会で勉強できるので、
そこで集団読み聞かせでの基本を勉強しようと思っています。

しかし、娘が幼稚園児のうちは、大幅に活動の場を広げず、
子育てに支障のない範囲で、活動するつもりです。

仕事でなく、ボランティアという立場だからこそ、
私生活とのバランスを大切にしながら参加できるので、
その立場をうまく活かしていきたいと思います。

あと数年はは多くの時間を割いて活動することはできませんが、
子どもたちがもう少し大きくなったら、多くの時間を割くことができるでしょう。

我が子に読み聞かせができるのは10年間くらいですが、
読み聞かせの活動自体は、続けようと思えば、これから何十年も続けることができます。

娘とはあと3年くらいは楽しめそうですが、
息子とはあと1年あるかないかわかりません。

だからこそ「読んで!」と子どもから言ってくる時期を、大事にしたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ にしまきかやこ 文・絵 『わたしのワンピース』 こぐま社、1969年。
「久しぶりに娘がもってきた絵本。『私に似合うかしら?』というと『うん』とうなずいていた。」(再読)

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「息子と寝る前に毎日読んでいる。続きを読むのが楽しみで仕方がない。寝る前に読み聞かせにもおすすめ」

難しい!早寝と寝る前の読み聞かせの両立 2

2015年06月02日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
※この記事は「難しい!早寝と寝る前の読み聞かせの両立 1」の関連記事です。

今日は娘の寝る支度が早くできたので、絵本をたくさん読むことができましたが、
娘のサポートに徹する母親の姿が気に入らなかった息子は、
1時間以上も癇癪が続き、寝る時間がすっかり遅くなってしまいました。

そのせいか、宿題も適当で、計算式はめちゃくちゃ、漢字も全く書けておらず・・・

私への反発だとすぐわかったものの、やり直しはせず、
今日はもう寝るよう伝え、険悪な雰囲気の中、息子は寝る支度をしました。

しかし、モヤモヤした状態で寝るのは、お互い好きではありません。

息子の言動にはイライラしたものの

「短い絵本、1冊読んであげるから」

と言ったところ、最近好きな絵本を1冊持ってきました。

絵本を読んでもらった後は、気持ちが落ち着いたようで、
どうして宿題を適当にやったのかを聞いたところ、
勉強をするのが面倒で嫌だと、自分の気持ちを話してくれました。

勉強が面倒というよりは、相手をしてくれなかったことが嫌だったようです。

小3ならではの勉強の壁にぶつかり、その辺の話を聞いてもらいたかったのでしょう。
私も夫に愚痴を聞いてもらいたい時があります。
(でもたいてい聞いてくれずイライラするのですが)

話を聞いた後は、宿題を一緒にやり直し、満足した顔をして寝てくれたので、
時々は寝る時間を少しオーバーしても、
絵本を読んだり、話を聞いてあげることが大切な時もあるなと思いました。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ ひぐちみちこ 作・絵 『いいきもち』 こぐま社、****年
「切り絵でできた、ほのぼのした内容の絵本。幼稚園などでの読み聞かせにも。」(再読)

★ マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/ ***絵 ***訳 『あかいひかりとみどりのひかり』 童話館出版 ****年
「信号に興味が出てきた幼稚園児に。落ち着く絵本なので、寝る前の読み聞かせにもおすすめ。」(再読)

難しい!早寝と寝る前の読み聞かせの両立 1

2015年05月29日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
※少し愚痴っぽい記事です。苦手な方はスルーしてください。

私は毎晩、子どもを早く寝かせることと格闘しています。

食事を夕方6時に出しても、食べ終わるのに時間がかかったり、
ダラダラモードでなかなか勉強をしなかったり、
寝る支度を常にサボり、布団に入らず遊びほうけていたり・・・

世の中には親が何も言わなくても、自主的にする子もいるそうですが、
我が家ではそのような子どもの姿は見られません。

メリハリがないというか、面倒くさがりと言うか、
嫌なことは常に後回しにしてしまうというか・・・

子ども達の言動は、下記のような感じです。


食後、寝る時間までたっぷり時間がある。
順調に寝る支度をすればたくさん絵本を読んでもらえるのに、どうでもいい遊びをしだす。
  ↓
早く寝て絵本をたくさん読もうと言ってもやめない。
  ↓
結局寝る時間が遅くなる。絵本を読んでくれとせがみ、
読まないと大泣きし、全く寝ない。
  ↓
仕方なく短い絵本を読む。読み終わると落ち着いて寝る。


息子に読む本は、児童書となると短くても15分くらいはかかるので、
二人合わせて寝る前の読み聞かせに30分くらいとっていますが、
目の前の嫌なことや、面倒くさそうなことはしたくないようで、
それを何とかやらせるのに私は必死です。

自分のやるべきことをやらないのに、
デザートを出せだの、絵本を読めだの、あれこれ主張だけはしてくる子ども達・・・

寝る時間が遅くなったときは、絵本を読むことは断固拒否したりもしましたが、
そうすると余計に意固地になってしまい、逆効果になってしまうので、
私が折れて読むことがほとんどとなりました。

絵本を読んでもらうと、気持ちが落ちつくようで、二人ともすんなり寝てくれるので、
結局読んでしまう私は、まるでスーパーでお菓子を買ってと駄々をこねている子どもに、
お菓子を買ってしまう、子どもの言いなりになっている親のようにも見えます。

寝る時間を守れなかったら、絵本は読まないというのではなく、
穏やかな気持ちで眠るために、絵本を読むことを選んでいますが、
寝る時間を守れていないことは、やっぱりネックです。

長い目て見ていくしかないのか、けじめはきちんとつけた方がいいのか、
正直迷っていますが、以前息子の読み聞かせタイムが思うように取れなくなり、
息子が不安定になってしまったことがあったので、(1)慎重になってしまいます。

夜がダメなら朝読んでみようと思い、朝絵本を読もうかと誘ったのですが、
息子は朝、そういう気分ではないようで、
寝る前に絵本を読んでもらいたいようなのです。

だったらやるべきことを、さっさと早い時間にやってしまおう!

と言うのですが、そこが未熟なのが小学生なのか、
ただ家庭での躾がなっていないだけなのか・・・

5学年差はライフスタイルが異なるからでしょうか、
家族みんなで同じ生活をすることが難しく感じます。

けれど、5学年差だからこそ分かる、いい部分もあるので、
今後も寝かしつけ時の格闘の中から、なんとかいいやり方をみつけ、
定着させていきたいです。

※関連記事はこちら

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ マリー・ホール・エッツ 文・絵 /まさきるりこ 訳 『もりのなか』 福音館書店、1963年。
「私の大好きな絵本。最近娘に読んだらハマってくれたので嬉しい。お父さんがいい味出している。」(再読)

★ 五味太郎 作・絵 『そら、はだかんぼ!』 偕成社、1987年。
「私の大好きな絵本。年齢を問わず、短時間で楽しめ、読み聞かせボラにも向いている。」 (175/200 絵本)

子どもと絵本の不思議な関係

2015年05月25日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
先日、小3の息子が寝る前に、「久しぶりに・・・」と言いながら、
にしまきかやこさんの『わたしのワンピース』(1)をリクエストしてきました。

年少の娘がすかさず「それ、スカートが出てくるから、おんなのこのえほんだよ!」
と言ってきたのですが、「ちがう!」と妹に言い切ります。

この絵本は、息子のために買ったというより、私の趣味で買った絵本で、
乗り物好きな息子は、ほとんどといっていいほどリクエストしてこなかっただけに、
リクエストされ、内心とても驚きました。

子どもと絵本の関係は、目に見えてわかるような単純なものではないことを、
改めて感じさせられた瞬間でした。

そういえば、ここ数日娘は『かしこいビル』(2)を寝る前によく持ってきます。

以前は全然関心がなかったので、「絵本選び、失敗したかなぁ」と思っていたのですが、
最近関心が強くなってきたようです。

買った当初はあまり興味を示さなかった絵本でも、
ある時期になり、急に興味が出てきたという絵本は何冊もありましたが、
この手の体験の多いこと!!

なので、マンションという限られた空間であっても、
できるだけ家に絵本をストックしておきたい気持ちが強いのです。

昔から子どもと絵本は、深い部分で繋がっていると感じていたものの、
それは何度も読んできたお気に入りの絵本だけではなく、
あまり回数を読んでいないような絵本とも、深い部分で繋がっている・・・

読んでいないからと言って、親の思い込みで勝手に処分してしまうことは、極力避けた方がいいなと思いました。
以前、あまり読まない絵本は移動する(3)といっておきながら言うのもなんですが・・・

子どもと絵本の関係くらい、私はわかっていると思いきや、
「全然わかっていないじゃん!」と痛感する日々です。

こんなに奥の深い、子どもと絵本の不思議な関係を、
見て感じることができるのは、本を手渡す人間の特権でしょうか。

これからも子どもと絵本の関係を、見守り続けていきたいです。

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【注】

(1)にしまきかやこ 文・絵 『わたしのワンピース』 こぐま社、1969年。

(2)ウイリアム・ニコルソン 作/ 松岡享子・吉田新一 訳 『かしこいビル』 ****年。ペンギン社。

(3)過去ログ 「増え続ける絵本の置き場 5 ―あまり読まない本を移動する―」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 杉山亮 作・廣川沙映子 絵 『わんわん探偵団 おりこう』 偕成社、2004年。
「最近の息子のお気に入り。児童書が苦手な子も楽しめる本。親が読んであげても。」(32/50 児童書)

★ 平山衛 作・絵 『いたいのいたいのとんでけ』 福音館書店、1999年。
「読んでいるとほのぼのする絵本。絵本の中に流れている空気がなんともいえない!シリーズ本。」(再読)

家庭での読み聞かせは楽

2015年05月08日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
GW中に子ども達と出かけることが多かったからか、体調を崩し、
ここ2,3日は家で安静にしています。

娘の風邪をもらってしまい、ゴホゴホ咳をしているので、
マスク越しの小さな声で、子ども達に寝る前の絵本を読むのですが、
息子も娘も「声が小さくて聞こえない!」「咳込んでばかりで聞きにくい!」
などとは一言も言わず、じっと聞いていました。

家庭での読み聞かせは、気を張らないのでいいのですごく楽です。
声の大きさとか、気にしないですみますし、
読む側のコンディションがイマイチでも、
絵本の読み聞かせが成り立ってしまうのですから・・・

これが学校での読み聞かせとなると、
声の大きさには気をつけますし、誤字脱字がないか、
読む練習も欠かしませんが、家で読む絵本は事前練習など行いません。

「どれが読みたい?」

と子どもに聞いたあと、子どもが本棚から絵本を取出した絵本を読むだけなので、
いたってシンプルです。

子どもにとっては、親の絵本の読み方が万全である必要性はなく、
読んでくれるだけで嬉しいものなのだと思いました。

料理などでも似たようなことが言えます。

よその人に出したら恥ずかしい手抜き料理でも、
子ども達は喜んで食べてくれたりするので。

大切なのは、子ども達が嬉しいと思うことや、
自分たちのために頑張ってくれたという愛情なのではないかと・・・

最近は学校などでも読み聞かせを積極的に行ってくれますが、
家庭での読み聞かせも、もっと普及していってほしいと思います。

そのために、自分には何ができるかが、問われているところです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 稲田和子 再話・赤羽末吉 絵 『くわずにょうぼう』 福音館書店、1980年(子どもの友傑作集)。
「かなり怖い昔話。しょうぶや柏が出てくるので、5月の端午の節句の時期に読むのがオススメ。」(173/200 絵本)

★ ジェームス・スティーブンソン 文・絵 / つばきはらななこ 訳 『ベッドのしたになにがいる?』 童話館出版、2007年。
「怖そうで怖くないおはなしなので、寝る前に親が兄弟に読むのにピッタリ。」(97/100 再読)

本は楽しむものでしょ?

2015年03月06日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
昨日息子にハッとさせられるようなことを言われました。
そのときのことを、少しばかり綴ってみたいと思います。

ここ2週間ほど図書館で本を借りてこなかったからか、
子ども達は本に飢えている状態で

息子は「本借りてきた?」と何度も聞き
娘は「図書館行きたい!」と何度も言うので、
昨日やっと、子ども達が興味のありそうな本を図書館で借りてきました。

その借りてきた本の中に、息子がとても気に入った図鑑があったからか

「寝る前にその図鑑を一人で読むから、今日は寝る前の読み聞かせはなしでいい」

と言ってきたのです。

私は子どもが一人で図鑑を眺めることと、夜の親子の読み聞かせは異なると思い、

「図鑑は一人でも眺めることができるけれど、ウォートンの本(1)は自分では読めないでしょ?
もう図書館に返したいから、ウォートンの本を読もうよ」

と、以前から寝る前に読んでいる本の続きを読むことを息子にすすめました。

すると、息子はこんな発言を私にしてきました。

「ママ、本は楽しむものでしょ?」

と・・・・

この息子の発言に、私はハッとしました。

いつの間にか児童書を読み続ける習慣をつけたいという、私の思いが強くなり、
子どもが寝る前に読みたいと思っている本は
読み聞かせに適した本でないとダメだと、勝手に決めつけてしまっていたのです。

寝る前の読み聞かせも好きだけれど、
今どうしても一人で読みたい(眺めたい)本があるなら、
そちらを優先することはおかしいことでもなんでもありません。

寝る前の楽しい時間に、好きな本を読むことは自然なことです。
「今日はこの本」などと決まっていたら、学校の授業のように思えるでしょう。

せっかく「本が好き」「本を信頼している」気持ちが育っている息子に、
読む本を強制してしまったら、読書は楽しむものでなく、義務になってしまい、
本に嫌気がさしてくることになりかねません。

あの発言はまずかったと、息子が寝た後に反省しました。
昨日は息子が夜早く寝たので、早起きしたときに、気になる本がすぐ手にとれるよう、
図書館で借りた本を、面出しできる絵本ラックに並べておいてから寝ました。

「そうだよ。本は楽しむものでいいんだよ」

と心の中で息子に囁きながら・・・

翌朝、絵本ラックの絵本を出した跡があったので、
朝早くから気になる絵本を手に取って読んでいたことがわかったので、
昨日読めなかった分、朝読んでいることがわかりホッとしました。

学校の勉強などで、疲れ気味な子供が、
好きな本を読むこと(眺めること)を楽しんでいる姿は、
心を調整しているようにもとれます。

読む本が自由だから、読書が楽しいのかもしれません。
確かに、私もその日の気分で読む本が変わるのですが、
その本を「今日はこれを読んだら?」と言われたら嫌な気持ちになるでしょう。

「今はそういう気分じゃないの!」

と・・・

寝る前の絵本タイムは、必ずしも親が読まなくてもいい。
子どもが読んでというなら応え、一人で読みたいならそれもありだと、思うことにしました。

本は楽しむもの

本に対する考え方は人それぞれだと思いますが、
私は楽しむものに一票入れたいと思います。

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【注】

(1)ここ数日息子が寝る前に読んでいる児童書。『火曜日のごちそうなヒキガエル』のシリーズ本。
ラッセル・E・エリクソン 作/ ローレンス・ディ・フィオリ 絵 佐藤涼子 訳 『ウォートンのとんだクリスマス・イブ』 評論社、2008年。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 新井洋行・鈴木のりたけ・高畠那生・よしながこうたく 作 『おえかきしりとり』 講談社、2014年7月
「しりとりの絵本。奇抜でユニークな絵が多いので小学生の男の子向け?娘にリクエストされたが、娘には難しい言葉が多かった。」(164/200 絵本)

かけがえのない時間 ―親子で絵本の読み聞かせ

2015年01月09日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
久し振りのブログ更新です。
かなり遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

最近は我が子のケアのことでいろいろあり、(1)
子どもの本の勉強からすっかり遠のいてしまいました。

しかし、子どもとの絵本タイムは毎日確保できるようになったので、
寝る前に息子と娘に一冊ずつ、絵本やおはなしの本を読んでいます。

この時間が確保ができるようになったことが、一番の収穫でした。

子どもの本の勉強はやろうと思えばいつでもできるけれど、
我が子と絵本を楽しめるのは今だけ!


そう自分に言い聞かせながら、魔法のような時間を子ども達と過ごしていました。

学校などでの集団読み聞かせもいいですが、
自分の好きな絵本をもっていき、親に読んでもらうということは、
子どもにとって最高の子守唄だと思います。

嫌なことがあっても、寝る前に絵本を読んでもらうと、
絵本の世界が広がって、嫌なことが消えていき、
幸せいっぱいな気持ちになって、眠りにつくことができる・・・

子育てを通じて、読み聞かせの奥の深さを、しみじみと感じました。
子ども達に感謝です。

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ ハンス・ウルリッヒ・シュテーガー 作 / ささきたづこ 訳 『南の国へおもちゃの旅』 童話館出版 1996年
「息子の大のお気に入り。絵をじっくり読める。乗り物好きな子にもおすすめ。」(86/100 再読)

★ マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 / いしいももこ 訳 『おやすみなさいのほん』 福音館書店 1962年
「穏やかな語り口。石井桃子さんの訳がとてもいい!」(87/100 再読)

としょかんらいおんが我が家にやってきた!

2014年09月27日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
今月暇さえあればやっていた仕事が、やっと落ち着きました。(1)
気が休まらない日々が続いていましたが、明日は少しゆっくり休み、
月曜から読書アドバイザーのレポートに励もうと思います。(2)

今日は母校の学園祭に娘と足を運んだところ、
図書館の古本市で、娘のお気に入りの『としょかんらいおん』(3)を発見!

『としょかんらいおん』は小学生低学年ぐらいから楽しめる絵本ですが、
2歳の娘はこの絵本に出てくる、おはなし会の絵がとても気に入っていたので、
何度も図書館で借りては寝る前、子ども達に読んでいました。

娘は『としょかんらいおん』の絵本をぎゅっと抱きしめ、離しません。
「ほしい!」と私にアピールしているのです。

おもちゃやお菓子はすぐに買わない私ですが、
以前からほしいと思っていた絵本で、
中古特有の臭いもなく、状態もとてもよかったで購入を決意。

自宅に帰ってから、今日絵本を買ったと息子に伝えたところ、

「なんの絵本??教えて!!」

と聞いてきたので、娘が大きな声で

「としょかんらいおん!」

と明るい声で言うと、息子はとても嬉しそうな顔をしたので、
二人ともこの絵本が大好きであることが、よく伝わってきました。

我が家の絵本になって、嬉しかったのでしょう。

大荷物と娘を抱っこしながら持って帰ってきたので大変でしたが、
いい買い物をしたなと思いました。

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【注】

(1)過去ログ 「仕事に苦戦――壁を乗り越えたい!」 「単発の仕事――峠は越えた」 参照。

(2)過去ログ 「JPIC 読書アドバイザー養成講座 ――豊崎由美さんの書評講義で」

(3)ミシェル・ヌードセン 作/ ケビン・ホークス 絵/ 福本友美子 訳 『としょかんらいおん』 岩崎書店、2007年。

【今日読んだ絵本】

★ マーガレット=マーヒー 作/ ジェニー ウィリアムズ 絵/ はましまよしこ 訳『はらっぱにライオンがいるよ!』 偕成社、1991年。
「娘のお気に入り。ライオン繋がりで持ってきた。動物や人間のやさしい表情が、丁寧に描かれてある。」(81/100 再読)

病気の時も絵本があれば・・・

2014年06月25日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
昨日に引き続き、今日も娘と家で一緒に過ごしました。(1)
なので、子どものことを少しだけ・・・

2歳の娘は体調を崩しており、外で遊べないものの、
絵本を読んでもらえるので、とても嬉しいようです。

いつもだと、一日3,4冊ぐらいしか読まないのですが、
体調を崩してからは、一日20冊くらいは持ってきます。
といっても、読む絵本は1才~3才向けくらいの、短いものが多いので、すぐに読めてしまうのですが。

このくらいの子は、たくさん絵本があるよりも、
数は少なくてもいいので、同じ絵本を何度も読むほうがいいと私は思うのですが、
沢山の絵本の中から、今自分が読んでほしい絵本を持ってきます。

もちろんまだ字は読めませんが、だいたいどの絵本がどこに置いてあり、
背表紙でなんとなく判断ができるようなので、ひょいっと本棚から持ってきて、
嬉しそうに私に差し出します。

この間読んだ時は、全然関心がない態度をとっていたのに、
今日は寝る前にリクエストをしてきたり、子どもの心の中で、
どんな風に絵本がひっかかっているのかは、短期間ではわからないなと思いました。

そして、娘が寝る前に絵本を読んでいたら、息子が横に来て、
「オレの好きなページだ!」と言ってきたり、息子も楽しそうで、
5歳の年齢差を感じさせません。

今日、じぷた(2)を寝る前にリクエストしてきた息子を見て、
息子が小さい頃に図書館でよく借りた絵本を、少しずつ手元に置くというのも、
いいなぁと思いました。

娘も一緒にじぷたを楽しんでいたので、こどものともの傑作集あたりなら、
二人で楽しめそうです。
といっても、娘はじぷたの絵を楽しんでいる感じでしたが。

二人で同じ絵本を楽しんでいるというのが、なんだかいいなぁと思うのです。
別々の絵本を読むことが多いですが、同じ絵本を一緒に楽しめる相手がいるのも、
なかなかいいと思うので。

風邪で家にいっぱなしの娘ですが、
今日も一日、楽しそうに過ごしていました。

絵本に感謝です!

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【注】

(1)過去ログ 「ストーリーテリングの最終練習に参加できず」 参照。

(2)息子が小さいころから好きだった乗り物絵本の呼び名。過去ログ 「家族それぞれの絵本コーナー」 参照。

【今日読んだ本】

★ 渡辺茂男 作・山本忠敬 絵 『しょうぼうじどうしゃ じぷた』 福音館書店、1966年(こどものとも傑作集)。
「良質な幼稚園児向けの絵本と思われそうだが、小2の息子の心をわしづかみにしている。」(54/100 再読)

★ エリック・カール 作・絵 もりひさし 訳 『英語でも読める はらぺこあおむし』 偕成社、2006年。
「娘のお気に入り。「英語でも読める」は、果物のページになると文字がゴチャゴチャしすぎなのが難点。」(55/100 再読)

エズラ=ジャック=キーツ 作・絵/ 木島始 訳 『ゆきのひ』 偕成社、1969年。
「幼い子そのものを描いた作品。ピーターシリーズの中で一番お勧め。3才頃から。」(56/100 再読)


主婦業と勉強のバランスは大事

2014年05月12日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
風邪の症状が思ったよりひどく、ここ数日ブログをお休みし、体を休めていました。

書きたいな~と何度か思ったのですが、頭が回転しだすと眠れなくなるので、
症状がよくなるまで、ぐっとこらえ、主婦業に徹していたのです。

そのおかげか、だいぶ肺にくる咳が減り、体が少し軽くなってきたので、
もういいだろうと思い、解禁することに・・・

さて、先週のことを少しまとめたいと思います。

先週は小学校での読み聞かせボラ(1)はなんとか参加したものの、
娘と一緒に参加しているおはなし会(2)は、私の体調不良で欠席。
その翌々日、毎月図書館でやっている児童書の新刊紹介(3)があったのですが、
眠れないおど咳がひどかったため欠席。
週末は日本子どもの本研究会の集まりがあったのですが、大事をとって欠席。

GW中の疲労(4)が、先週になって一気に押し寄せ、風邪が悪化した感じでした。

適度に休まないとダメだとわかっているのですが、
大型連休などのイベント時期になると、とにかく忙しいのです。
休む側でなく、裏方にまわるので・・・
サービス業の方の苦労が少しわかる気がします。

今後は、家庭のイベントが多い時期は、絵本の勉強などは控えめにしたり、
イベントの途中で休ませてもらう時間を作ってもらうつもりです。

そんなわけで、ブログの更新が滞っている時は、家族のイベントが多かったり、
健康第一で絵本関係を後回しにしていると、思っていただけると助かります。

やりたいことは山ほどあるのですが、
ここで無茶をするよりも、長い目で見た方がいいなと思うことが最近は多いので・・・(5)


先週は何かと休んでばかりの日々でしたが、
子ども達と絵本を楽しむ時間ができたので、そこは救いでした。

最近は、息子の場合は読んでも1冊、娘は2,3冊と少ないですが、
緩く繋がっている感じでいいです。

私が「この絵本いいと思うんだけれど、一緒に読まない?」
と聞くと、一応聞こうとしますが、途中から遊びだします・・・

やっぱり子ども自身に興味がないと、聞きたい気持ちにならないんだと思います。

それでも息子は小さいころから、私のお勧めの絵本も楽しんでくれたのですが、
娘は早いうちから自分の好きな絵本ばかり・・・

子どもによって、だいぶ性格が違うことがわかったのは、大きな収穫でした。

体調を崩し、勉強らしいことはできない日々が続きましたが、
子ども達から多くのことを学ぶことができました。

私にとって、今一番の先生は、子ども達かもしれません。

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【注】

(1)過去ログ 「今年度初の読み聞かせボラのこと――反省と進歩」 参照。

(2)毎週娘と一緒に図書館主催のおはなし会に参加している。 過去ログ 「親子で楽しむおはなし会 1」 参照。

(3)毎月児童書の新刊紹介の勉強会に参加している。過去ログ 「児童書の新刊紹介で意見交換」 参照。

(4)GW中は家事や子供の世話で忙しかった。過去ログ 「自分が読んでもらいたい絵本を読んでほしい」 参照。

(5)過去ログ 「まずは我が子が興味を示す絵本を選ぶ」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 安野光雅 作・絵 『天動説の本』 福音館書店、1979年。
「息子のお気に入り。地球や宇宙が好きな男の子に読んであげてほしい。おすすめ!」(27/100 再読)

★ 谷川俊太郎 作・長新太 絵 『めのまどあけろ』 福音館書店、1984年(幼児絵本)。
「娘のお気に入り。文と絵のバランスがとてもいい。手遊びをつけて歌うと楽しい。」(28/100 再読)

★ 小林衛己子 編・大島妙子 絵 『子どもとお母さんの あそびうたえほん』 のら書店、2000年。
「子どもバージョンは知らないわらべ歌が多かった。楽譜と詳しいやり方が書いてあるとなおいい。娘のリクエストに応えられなかったので。」(93/100 絵本)

H,A.レイ 文、 光吉夏弥 訳 『大型絵本 ひとまねこざる』 岩波書店、1983年。
「私は小さいタイプの方が好み。いたずらっ子なじょーじと息子が重なって見える。」(94/100 絵本)

読み応えのある、面白い絵本を探したい

2014年05月09日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
娘から風邪をもらって1週間。
思いの外しんどく、日に日に悪化しており、風邪薬も全く効きません。
昨日の読み聞かせボラも、マスク着用でした。(1)

おはなしの練習をしたいのですが、かなり咳込むので、少しお休みをしているので(2)、
今日は読み聞かせのことを少書こうと思います。

今日の夜、娘と息子が寝る前に、娘に絵本を読もうとしたのですが、
珍しく絵本を読まないと言ってきたところ、息子が

「じゃあ俺が読んでもらおうっと!」

と、寝室から出て、納戸(自分の部屋)から絵本をとってきました。
先日私が息子にいいんじゃないかと思い、図書館で借りてきた写真絵本です。

こんな絵本を読んでもらいたい・・・という下心を捨て、
純粋に息子の好きそうな絵本を選ぶようになってから、(3)
私の借りてくる絵本への関心度が、今まで以上に増してきました。

以前は、表紙を見てすぐにスルーしてしまったものも多かったのですが、
最近は中身をチェックし、気に入ったものは寝る前などに、
少し嬉しそうな表情で持ってくることが多いです。

私が読んでいる間、あれこれ口出しをしてきますが、
今はそういう時期なんだと、思うようにしています。

息子は素直に喜ばないけれど、絵本を読んでもらうことは嬉しいと思います。
じゃないと、嬉しそうな顔で絵本を持ってこないでしょうし。

私も息子と、こんな風に絵本を楽しめるのが嬉しいです。

ベッタリでなく、適度な距離を保ちながらでもいい。
一緒に絵本タイムを楽しもうと思います。


息子自身ではなかなか探し出すことができない、読み応えのある、面白い絵本を探す。

これが、最近の私のテーマになっています。

個人的には、息子自身がもっと図書館を利用して、
図書館のどこ辺にどういった本があるのかを知ってもらいたいのですが、
行くところはいつも、忍たま乱太郎などのアニメ本や、ドラえもんなどの学習マンガなど、
カジュアルな本が置いてあるコーナーばかり・・・

小さいころから良質な絵本を読んでいれば、
子どもは自ら良質な絵本を手に取るようになると期待せず、
やっぱり甘いものには興味があることを、受け止めたいと思います。

そうはいっても、地球や宇宙、昆虫や乗り物、工作や実験など、
息子の関心のある分野はたくさんあるので、
私はアニメ絵本を選ぶのでなく、こうした分野の本選びをするつもりです。

きっと、自分で選ぶ本とはまた違った楽しさがあると思うので・・・

物語や昔話なども、読んでもらいですが、今までいろいろ読んできたと言い聞かせ、
まずは、楽しいことが第一なので、関心の強い分野の絵本探しをし、
一緒に楽しい世界を旅したいと思います。

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【注】

(1)昨日の読み聞かせボラについては、過去ログ 「今年度初の読み聞かせボラのこと――反省と進歩」 参照。

(2)夏に子ども達の前でおはなしを語るため、練習をしている。過去ログ 「おはなしを覚える練習をする」 参照。

(3)過去ログ 「まずは我が子が興味を示す絵本を選ぶ」 参照。

【今日読んだ本】

★ 毛利衛 監修・宙野 素子 文 『宇宙をみたよ!―宇宙へ行くと、ほんとうがみえてくる―』 偕成社、1994年。
「古さを感じない文章。宇宙のロマンを感じる。写真絵本なので図鑑好きな子におすすめ。」(91/100 絵本)

★ 森谷憲 文・寺島龍一 絵 『たべられるしょくぶつ』 福音館書店、1972年(かがくのとも傑作集)。
「娘のお気に入り。土の下と土の上の野菜の様子がよくわかる。良質な科学絵本。」(26/100 再読)

(にほんのむかしばなし) 初山滋 絵 『おそばのくきは なぜあかい』 岩波書店、1954年。
「語ってもらいたい昔話。初山滋さんの絵と昔話が、うまく調和しているから不思議。」(92/100 絵本)

自分が読んでもらいたい絵本を読んでほしい

2014年05月06日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
GWは、子ども達のパワーがいつも以上にすごいだけでなく、
食事の支度や片づけの回数も増え、作る人数も多かったので、忙しい日々でした。

そのため、読み聞かせボラやおはなしの練習をする余裕がなかったのですが(1)、
GW前、絵本に関しては手持ち絵本をリスト化するときに、何度か読んでいたり(2)、
娘にかなり読んでいたので、絵本の内容がかなり入っていたことが救いでした。

小2の息子が寝る前に、ボラで読む絵本を一度聞いてもらおうと思い、声をかけたところ

「早く寝ないと大きくなれないから俺寝る」

と、そっけない態度をとられてしまいました。

あんなに寝る前の読み聞かせが好きな子だったのに・・・

と思ったものの、ボラで読む絵本を聞くことが嫌なのだとすぐにわかったので、
好きな絵本を読むから1冊持ってくるよう伝えたところ、
嬉しそうに乗り物の絵本を持ってきました。

そうです。息子は自分のために絵本を読んでもらいたいのです。

絵本を読んでいる間、いちゃもんばかりつけてきたので、
読み聞かせを退屈に感じるようになったのかと思ったものの、
絵本を読み終わった後、

「俺、この最後の文章が好きなんだ。なんかいい」

と、照れ臭そうに言ってきました。

最近は何かと私に反発してくる息子に動揺をしていましたが、
絵本の好きな個所を私に教えてくれた時の表情を思い出すと、
もう少し絵本仲間でいれそうな気がします。

子ども達が寝た後、一人でボラで読む予定の絵本を何度も読みながら、
当面はこうやって練習しようと思いました。

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【注】

(1)GWのお休み中に、読み聞かせボラやおはなしの練習をする予定だった。過去ログ 「小学生向けのおはなし会を見学して」 「おはなしを覚える練習をする」 参照。

(2)過去ログ 「手持ち絵本のリスト化により見えてきたこと」 参照。

【今日読んだ本】

★ 中島彰作 文・絵 『ぐんぐんはしれ ちゅうおうせん』 小峰書店、1988年。
「電車の絵が古いが、鉄道好きな男の子の心をくすぐる絵本。地名や駅名がたくさん出てくる」(23/100 再読)

★ 五味太郎 作・絵 『きいろいのはちょうちょ』 偕成社、1983年。
「娘のお気に入り。型抜きの部分を触りながら読むのと楽しい!」(24/100 再読)

甲斐信枝 作・絵 『たんぽぽ』 金の星社、1984年。
「いい絵本なのだが、前半の文章が少し単調。ボラで1年生に読むのには厳しい。」(25/100 再読)

「ヘドレイのべこコ」石井桃子編・訳 J・D・バトン 画 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店、1981年 所収。
「面白いお話だけれど、ヘドレイのべこコってなんだろうと思うので、説明を入れてから語るる方がよさそう。」(24/40 おはなし)

まずは我が子が興味を示す絵本を選ぶ

2014年04月30日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
この1週間くらい、私と小2の息子は児童書から遠ざかっていました。

最近、読み聞かせタイム=児童書を読む という雰囲気になっていたので、
読み聞かせの時間が、お互い苦痛になっていたからです。

息子が絵本タイムの時に児童書を持ってくるので、読んでいたのですが、
まだ児童書の内容と息子の心の成長が、一致していない気がします。

なんだか背伸びをしているような気がしてならないのです。
長い文章についていけず、集中力が切れ、
指先をいじりだしたりする姿を見て、

「やさしい文章であっても、この子の心に寄り添うような絵本の方がいい」

と、思いました。

それから、借りていた児童書を図書館に全部返し、
数日間、息子に読み聞かせをしませんでした。
少し、本と距離を置いてみた方がいいと思ったのです。

すると、数日後、家の絵本を手に取るようになりました。

翌日、「良書にこだわるよりも、その子が興味を示すような本の方がいい」

と思いながら、図書館で息子が好きそうな本を選び、
家に置いておいたところ、早速本を手に取っていました。(1)

最近は、学校や図書館がすすめている本や、
読み聞かせボラに向いていそうな絵本ばかりを借りていたので、
息子はつまらなかったのだと思います。

もちろん、それらは興味深い本ではありますが、
今の息子が関心を示す内容かと言ったら、そうではない気がしました。

以前は息子が興味のありそうな絵本等を借りてきた私が、
なんだか学校で薦めているような本ばかりを借りてくるので、
面白くないと感じのかもしれません。

ボラでよさそうな絵本を借り、息子にも読んでもらおうとするのでなく、
ボラはボラで、息子の好きそうな絵本は、別途借りようと思いました。

食事もそうですが、いかにも体にいい食事ばかりよりも、
子どもが好きな料理をベースにし、そこに栄養なども考えて作る方が、
夕食の時間が楽しい雰囲気になるのです。

息子はきっと、私が読み聞かせボラや良書の事ばかり考えていたことを、
感じ取っていたのだと思います。

そんなことよりも、自分のことを考えてほしいと、
思っていたのかもしれません。

最近は「もう2年生になったし、この子の成長を考えて・・・」
という気持ちが強かった気がします。

家庭での読み聞かせで、何よりも大切なことは、
親子で楽しい時間を過ごすことなのに・・・

今一度、原点に戻って、子どもとの楽しい時間を過ごすことに、
重点ををおこうとおもいました。

読み聞かせボラや、絵本の勉強も大事だけれど、
我が子に読み聞かせをする時期は、限られているので、
今、このときを大切にしたいと思います。

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【注】

(1)その時のことは、過去ログ 「楽しい!!と感じることを大切にしたい」 参照。

【今日読んだ本】

「だんなも、だんなも、大だんなさま」 石井桃子編・訳 J・D・バトン 画 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店、1981年 所収。
「短いけれどインパクトがあり面白い。おはなしならではの楽しさがある。」(23/40 おはなし)