MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

読み聞かせボラでは季節の絵本があるといい

2014年03月07日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は来週の読み聞かせボラで読む絵本を図書館で探してきました。

やっぱり図書館はいいです。
いつも行く図書館は狭い分館ですが、我が家に比べたら絵本がずっと多いので

そうそう、こういう絵本を探していたんだよね!

という絵本をみつけることができました。
先日の読み聞かせボラの前に、図書館へ行けなかったことが悔やまれます・・・(1)

以前は読み聞かせの絵本を、自宅の絵本から選ぶことが多かったのですが
だんだん限界を感じるようになり、図書館で選ぶことが増えてきました。

もちろん、家の絵本はとても気に入っており、良書も多く
何度も読んでいるので、余裕をもって読むことができます。

しかし、スーパーで旬の食材を見たときに

あっ!もうそんな季節か!食べたい!!

と思うのと似ており、その季節に美味しい食材
つまり、その季節に読むと、より楽しい絵本が図書館にはあるので
季節を感じる絵本は、図書館で選ぶことが多いのです。

他の季節に読んだ時はイマイチだった作品が
今の季節に読んだら、とてもしっくりきた!ということはよくあります。

学校の読み聞かせボラが、年に数回のイベントだったら、
そこまで季節やタイムリーな話題を気にしないのでしょうが
コンスタントに行われている読み聞かせ活動なので
できるだけ変化をつけるようにしています。

先日のボラの時、まど・みちおさんの詩や絵本を紹介する前に、
「2月28日に有名な詩や童謡を作った人が亡くなったんだけれど、誰か知っているかな?」
と聞いたところ、子ども達からまどさんの名前が出てきました。

私は先生ではないので、こんな質問をしてから絵本を読まなくてもいいのかもしれませんが
やっぱり最初にそうした話を少ししておくと
これから読む絵本に対する関心度が高まるのがわかります。

特に、読み手が担当制(同じクラスで毎回絵本を読む)ではなく
いろいろなクラスで絵本を読む場合は、短いけれど簡単に私の自己紹介をしたり
季節の話などを少ししてから絵本を読むと、読み手と聞き手のいい関係が築けるように思います。

まだ私もこの辺は模索中なので、まだまだ改良の余地があるのですが
季節やタイムリーな話題の絵本が一冊でも入っていると、四季をより意識するようになったり
普段の生活と絵本が繋がって広がっていくので、今のところは取り入れています。

といっても、定番絵本も読んでいるのですが、この辺はバランスで
このクラスで今まで読まれてきた絵本をチェックして
こんな絵本がよさそうだなというのをイメージして選書することもあります。

私と彼らとの出会いは一か月のうちに1回なのですが
読み聞かせボラ自体はコンスタントにやっているので
ボラの流れも大事にしているところです。

ちなみに息子も季節の絵本や話題の絵本は好きなようで
食事の時に「この間言っていた絵本が図書館にあったから借りてきたよー」
と言うと「やったーっ!!」と大喜びし、早く食事を済ませ
絵本タイムを今か今かと待っています。

こうしたタイムリーな時にいろいろな絵本を紹介できるよう
日頃から勉強をしておかないといけないなと痛感したのでありました。

季節の絵本も、しばらく読まないからといって中身のない読み方にならないよう
自分なりに読み込んで、モノにしていきたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「読み聞かせボラ前日に大騒動!」 「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。


【今日読んだ本】

斉藤洋 作、大沢幸子 画 『なん者ひなた丸 大ふくろうの術の巻』 あかね書房、1990年。
「笑える内容なのに文章がうまい。小2ぐらいから。」(4/50 児童書)

くすのきしげのり 作、たるいしまこ 絵 『メガネをかけたら』 小学館、2012年。
「いい内容だけれど、少し今風な感じがする。」(10/100 絵本)

かこさとし 作・絵 『おたまじゃくしの101ちゃん』 偕成社、1973年。
「かこさとしさんらしい作品。お母さんっていいなと思える。」(11/100 絵本)

平野隆久 写真・文 『葉っぱのあかちゃん』 岩崎書店、2008年。
「3月に読みたい絵本。読み聞かせボラで使えそう。」(12/100 絵本)


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