『第13回 日本人の国民性調査結果』が新聞に発表されていた。
「まじめに努力していればいつか報われると思う」72%
「いくら努力してもまったく報われないことが多いと思う」26%
現実をポジティブに受け止めて生きている人が多いことに少しホッとした。
自分の経験からいうと、競争社会では、必ずしも努力が成果に結びつかないことの方が多いのではないかと思う。
自由競争と言っても、そもそも人は親から受け継いだ資質に差がある。親の資産、その後の生活環境、親族等の人脈、社内の人脈、担当した分野の市場性・・・。
スタートラインが違う競争で、同じ結果を求めるとしたら、気持ちは萎える。「いくら努力してもまったく報われない・・・」の気持ちもわからなくはない。
大きな目標に向かって全力で努力することはある人、ある時期には必要なことで、その結果を出せれば充実感は高い。
自分の人生を長い時間軸で振り返ってみると、成功より、失敗・挫折の方が圧倒的に多かった。これからもきっとそうだろう。
たくさんの失敗・挫折の繰り返しの先に、時々神様が「よく頑張っているから、たまにはいい思いをさせてやるか」と気まぐれを起こし、「ああ、できた。嬉しい!」が来る感じだ。
この調査結果は、失敗・挫折しても、日々背伸びをすれば届く程度の目標を積み重ねながら、まじめに努力していればいつか報われるという前向きな気持ちで過ごしている人が多いということなのだろう。この気持ちの持ち方は、生きる術だと思う。
自ら行動を起こし努力しないところからは、何も生まれない。
老け込まずに頑張らなければ!
近所のばあちゃんが、この雨の中、「もう終わりで、屑だけど、食うけ?」とさつまいもをたくさん持ってきてくれた。
隣のとうちゃん、失業して可愛そうという『思いやり』なのだろう。ほんとうに、有難い!
当分、お昼は、芋を食いながら、マッサンでも見て過ごそう。