まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

『おかあさん』『おとうおさん』

2014年11月02日 | 日記

カミさんの3号被保険者になってひと月。

転職ばかりしていたから退職金も少ない、預貯金も少ない私には、これが一番お金のかからない方法ということでの選択だったが、結果、暇はあるので、いままで分担していた家事のほとんど、更に長い間荒れ放題・放りっぱなしの家事をやってきた。

炊事はいつの頃からか、朝はそれぞれ自炊(なしも含め)、昼はそれぞれ、夜はカミさんが作るというパターンで食費はカミさん持ちでやってきたので、これはそのままだが、ゴミ出し、掃除(今まで二人ともあまりしなかったが)、洗濯、家の周辺の掃除、荒れてしまった畑の開墾、雑事は自分の毎日の仕事になった。

これらは、母が元気だった頃は皆やってくれていたことで、子育て中も母がほとんど日中は子供たちの世話をしてくれていた。

家にいると人と会わないので、変化もなく退屈ではあるが、毎日やる事には事欠かない。

専業主婦(夫&祖父母)は、仕事をしていた時のように、強い理不尽なストレスはないが、しっかり自己管理しないとできない。

小さいお子さんを子育中というおかあさんたちは、未経験の強い育児ストレスだってあるだろう。

カミさんのように、仕事を主軸に、家事パートというのも私は否定しない。

こんなカミさんだって若い頃は、育児ノイローゼのようになって苦しんでいた時もあった。

俺(私)が、俺(私)がもその時々の現状であるのは確かだが、『おかあさん』『おとうおさん』という生きる上でのとても大切なポストをお互いにもっと評価すべきなのではないのかと思うのだ。

畑の開墾で慣れない鍬を使い、左肘がどうにも痛い。

“休めばいいか”と数日過ごしているが、なかなか良くならない。

“こんだけ大変な”家事という無償労働は“どんくらい?”と思い調べてみた。

「俺が働いてお前らを食わしてやってんだ!」

いやいやいや・・・。家事等も金銭換算すると相当な稼ぎになっている。

二人で痛み分けしながら頑張るのも、とうちゃん凹んでかあちゃんエースも何でもありだが、子供がいる人は『おかあさん』『おとうおさん』という生きる上でのとても大切なポスト(役割分担)を意識して欲しいぁ@手遅れGGでした。

以下引用===

 無償労働の貨幣換算額(2011年)は、専業主婦は3,040,1000.円、労働時間は2,199時間。2012年の賃金構造基本統計調査によると、劇場や野球場、遊園地など娯楽施設で接客をする人の年収に相当します。

東京新聞Web 2013年9月13日 http://www.tokyo-np.co.jp/article/seikatuzukan/2013/CK2013091802000194.html

 

明日、明後日と伊勢の方へバス旅行に行ってきます。

どんな展開になるのやら。

帰ってきたらカテゴリー『旅』で軽く報告予定。

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生きることは迷惑だ!

2014年11月02日 | 日記

「生きることは迷惑だ!」

この言葉だけを聞くと生きることを強く否定するような印象を受けるが、実はこれ、今朝のNHKラジオで『終活なんておやめなさい』という本を書かれたひろさちやさんが、自分が死んだ後のことをあれこれ考えるより、今を精いっぱい生きることこそが人にとって一番大切な事だというお話の中で発言された言葉だ。

人混みの街を歩けば、他人の進路を妨害している。

正社員として採用されれば、誰かは非正規でいなければならない。

大学に合格した人の陰には、実力は遜色なくても落ちた人がいる。

利益を得る人がいれば、その裏には同じくらい損害を被る人がいる。

直接個々に迷惑をかけている感はなくても、確かに『生きる』ことは、そのこと自体『迷惑』でもある。

私自身、他人に迷惑をかけたくない、家族に迷惑をかけたくないと日頃から思っているが、人は生きること自体が他人に迷惑をかけ、それをお互いが受容しあっているのだから、ことさら迷惑、迷惑と考える必要もないのだろう。

いつまで生きるか、死んだ後の家族はどうなるのか、今の時点では分からないことにことさら思い悩む必要もない。

死んだら最低死体という物質を処理してもらえばよいくらいに鷹揚に構えて、今をしっかり生きてい行くことが大切だというお話だった。

 

今年母が亡くなり、未整理で長い間放置されてきた土地の登記・少し残った預貯金の整理(相続)、大量の衣類・家庭用品の整理で大変苦労した。

こういう無駄な時間を子供たちにはさせたくないと思い、時間をかけて整理してきた。

退職を機に、自分の預貯金も一覧にして整理。衣類・家庭用品等は歳相応に時間をかけて減量化していこうと思っている。

いつか息の根が止まった時、軽く火葬してもらって、もし残っているものがあれば、子どもたちが引き継ぎ、マイナスなら相続放棄でフェイドアウト。

それでいい。

 

「生きることは迷惑」であっても、その中で、今をしっかり受け止めて、少しは他を思いやり、自分の楽しみや僅かばかりの喜びを見つけて行きたい。

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