“今だけ、自分だけ、お金だけ”
この3つの“○○だけ”を基準にして生きて行く生き方を“3だけ主義”というらしい。
例えば、最近日本近海で起こっている赤珊瑚の問題を見ても分かる通り、拡大指向の経済的な行動基準とすればとても合理的で分かりやすい考え方だ。
ただ、ほとんどの人は否定しないと思うが、世の中、経済活動は主ではあるが、全てではない。
過去はともかく今やっていることが先にどう影響するかは不確定でもある部分は考えて行動すべきだし、個は全体の中の個として生きている。
「独りだから」と言って、自然発生的に突然変異で現世に発生し、孤独に生きている人は、私の知る限りいない。
お金にならなくても人の支えになる行動はあるし、そもそも、今、儲かるからと言って隣に勝手に入って来てはいかんでしょ。
田舎に居ても、毎日かかってくる電話、訪問者等、“今だけ、自分だけ、お金だけ”的な商売、行動が多く、ほんとうに生きにくい社会だと思う。
ほとんどの人は、そうじゃないと考えているのに、社会全体がなぜもっと“ゆるやかに”ならないのだろう?
日本人は贅沢を覚え、それを支えて行く体力(財源)が社会に無くなってきているからかなぁ。