公園清掃の会社で活動した、12月分の給料明細を頂きました。
まったくやったことのない分野、仕事で、ものすごくメンバーには迷惑をかけたと思っています。
始めた当初は、体力的に厳しい所もありましたが、毎日が新鮮で、楽しい時間でした。
週3回、一万歩以上の運動をさせて貰え、自然の中で時間を過ごせ、草木の名前を覚えられ、植栽の知識を教えてもらえる毎日。
手弁当持って、手取り6万円余りの日当ですが、有難いですね。
会社の給料明細を目にするのは、4ヵ月ぶりです。
いろいろな思いがあります。
お世話になっている公園清掃の会社で一緒に働くメンバーにはたいへん感謝し、一体感も出てきましたが、会社組織への帰属意識は一向に湧きません。
自分精算会社『小路てくてく』の一つの事業の親会社(当方下請け)というぐらいの気持ちで働いているので、手にした明細は、請負明細書のような思いでした。
私的には、就職できて良かったというより、体も動かせるし、以前から興味はあっても、継続的に関心が持てなかったことを体験させてもらえるという感謝の思いが強いですね。
公園で、日に何度も通る警備所の少し歳上と思われる先輩が、私の顔をみると必ず言うんです。
(といっても、お互い週3日位しか出ていないので、めったに会わないのですが)
「前の会社で、再雇用とか嘱託とかはなかったの?もったいないねぇ」
う~~ん、言葉がありません。
この辺は、考え方次第ですよね。
でも、何度も言われると、自分のしていた仕事って、世間からそういうふうに見られているのかな、と思ったりもしています。
私は、ミスマッチを感じて退いたので、退いた会社に寄りかかる気持ちは当時も、今もありません。
ぜんぜん先の見えないこのバイト仕事も、毎日新鮮で、かなり楽しいんですが、私の常識って、世間一般の認識とは違うんですかね?
人生、勝ったり、負けたり、負けたり、負けたり、負けたり・・・。
忘れたころに、まあまあの事があったり。
たまたまポストを握ったら、離すな!的な発想は、私にはありません。
一つの役割、区切りが出来たら、そこでその都度、自分のその先を考えればいい。
そんなふうに思っています。
自己判断ができないくせに、中間管理職という思い込み権力者は、今、ものすごく多いように感じます。
たまたまポストについたにすぎないのに、その気になっているのなら、まあ、それもまた生き様なので、私がとやかくいう話ではない、それでいいですよね。
皆さんそうであるように、今の私ができるまでに、大きな影響を与えた人たちはたくさんいます。
職業を通じ、私の時間の中で、共に生き、影響を与えてくれた方たちは、実際に話をし、生き様を見せてくれました。
そんな先輩たちから教えられたことは、自分なりに次の世代に伝えてきたつもりです。
100人に一人でも、私の思い(受け継いだもの)をまた次の世代に、やって見せて、伝えてくれたらいいなぁと思っています。
他に、時の流れの中で、絶対にそのご本人とは会えませんが、二人います。
一人は、若い頃の考え方を支えてくれた大原幽学。
近世、天保年間、現千葉県旭市周辺で、農村指導を行い、農協組織の原型を作った人です。
もう一人は、中年以降の支柱になってくれた維新の変人?長岡の河合継之助です。
早期勧奨退職に元気に応じたのも、河合継之助の影響が間違いなくあります。
まあ、どっちも、ご本人に会って理解を深めてわけではなく、史実はあるにしても、自分の空想の思いで、今の若い人達のゲーム感覚とおんなじなんですがね(笑)
生きていると実感させてくれた、6万円余りの明細書でした。