『関ケ原』『人斬り半次郎』を読み終わり、『会津士魂』を読む時間が多くなってきました。
といっても移り気で、あっちこっちのぞいているので、なかなか進みませんが( ;∀;)。
『会津士魂』のタイムテーブルは、鳥羽伏見の戦いが終わり、徳川慶喜が江戸に移ったあたりをうろついています。
小説の中に、東(幕府)軍総督に大河内(松平)豊前守正質という人が登場します。このお殿様、実在の人物で、上総大多喜藩の最後の藩主なのだそうです。
越前国鯖江藩出身で、上総大多喜藩に婿養子として入り、徳川幕府では、老中格。今風に言えば立派なキャリアです。
幕末の動乱期というと、薩長土肥あたりの人物の名前が浮かんできますが、房総の地にも激動の歴史の中央で苦労された方がいると思うと、お馴染みの幕末・維新のストーリーですが、ぐっと熱くなってきますね。
『関ケ原』とか『真田丸』の舞台では、初代の上総大多喜城主、本多忠勝が活躍します。
今は、静かな山間の町ですが、中世から近世の上総大多喜は、ほぼ地元のあたしが思っている以上に熱い地だったようです。