まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

還暦の年

2018年01月01日 | 読経の日々
五回目の戌年の朝が明けた。
 
干支(えと)とは、十干十二支(じっかんじゅうにし)といい、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」という10種類の「干」と、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」という12種類の「支」を組み合わせて年を表すものらしい。
 
 
昭和33年は、「戊戌(つちのえいぬ)」で、お寺が秋彼岸に置いて行ってくれた曹洞宗宝暦を見ると、「戊戌」「」「」「」「戊戌となっていた。
 
今年が60年目の「戊戌」、暦が一巡(還暦)したわけだ。
 
還暦は、元々は、長寿を祝う節目だったのだろうけれど、今の私は健康ではないけれど、もう少し元気に生きられそうだ。
 
この節目はこれからもう一遍生まれ変わったつもりで生きていく、そんな自分なりの節目として受け止めたいと思っている。
 
四年前に母が亡くなり、家庭の事情から早期退職をし、組織人から無所属人となった。
 
四十代、五十代は、一日の時間の殆どすべてを組織のために使っていた人間が、無所属人となるには、実をいうと、生きるのが不器用なだけに、意識の上でそうとう大変だった。
 
でも、時間はかかったが、今は無敵の無所属人だ。

金はなくても、時間はいくらでもある。
金がなければ、できるシルバーバイトをして稼げばいい(笑)。
どんな失敗をしてもその責めは一身に負えばいい。ある意味大変だけれど、ある意味シンプルで分かりやすく、納得できる(笑)。
 
昨日と今日、なにか特別に変わったことができるわけはないが、「日々是好日」。
この言葉と共に時間を送りたい。
 
身の回りのあるがままを受け入れる。
身の回りで起こる事象はみなどこかで自分に起因しているという因果を忘れず、自分のできることを粛々とやっていく。
それが、「変わったつもりでの生き方」なのかな、と思っている。
 
 
なんの因果がわが家にきたワンコ先生も11歳。

あと数年、お互いに励ましあって、楽しい時間を送りたい。
 
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<今日は何の日>
1873(明治6)年の今日、太陽暦が実施されました。
 
でも、いまだに生活の中では旧暦がよく使われていますね。
人が自然の中で暮らすには旧暦にもたくさんの良さがあったということかも。
 
コメント
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