まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

法華経

2018年04月10日 | 読経の日々
Amazonに注文しておいたNHK Eテレ『100分で名著』4月放送の『法華経』のテキストが届いた。
 
数年前まで、神仏とはおよそ無縁の生活を送ってきており、それまでのお経のイメージはといえば、お葬式のときにお坊さんという特別な人が唱える意味不明の呪文くらいに思ってきた。
 
以前の『100分で名著』で、『正法眼蔵』『歎異抄』『維摩経』をわかりやすく解説してくれ、それまで音でしかなかった呪文が案外面白いものに感じてきた。そして、解らないながらも人の生き方としての仏教に関心を持つようになった。
 
日蓮宗ついての知識はないが、法華経は日蓮聖人が、今をしっかりと生きる智慧として取り上げたものであり、今回のテーマの中で、その智慧にふれることができるか、楽しみにしている。
 
それにしても、現状の仏教は分かりにくい。
一般の人がお経をいくら音読したところで、これを理解できる人は少ないと思う。
 
「なむからたんのー、とらやーやー」
前向きに生きるための有難い内容のお経であっても、これでは、不思議な呪文である。
 
コーランも聖書も現代人の実生活に受け入れられやすい日本語で解説し、メディア等で教えを広めているが、仏教は、いまだお寺の、お坊さんたちだけの世界あるようにも感じる。
 
最近は、たくさんの仏教関係者が、Web上でお経の解説や法話を公開しており、関心を持てば知る機会は増えているが、自分からページに見に行くというのは、強い動機がないと続かない。
 
『100分で名著』や日曜の早朝の文化放送で放送されていいる『禅のこころ-曹洞宗-』『築地本願寺の時間』などのように、日常生活のちょっとした時間に聞き流しながらも、よい考え方が広まるような環境がいいと思う。
 
それには、お金がいる。もっとお布施を出しなさい、というのでは困るけれど(笑)。

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<今日は何の日>
1959(昭和34)年の今日、今上天皇と美智子妃の御成婚パレードが行われました。
 
来年ご退位が決まりましたが、結婚60年目の節目になるんですね。
お歳も八十歳半ばに。
ほんと頭が下がります。
コメント (2)
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