まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

人生いろいろでいいんじゃないかなぁ

2014年11月19日 | 早期退職

退職した会社の先輩で、今は再雇用されている方が、近所に来たからと様子を見に来てくれた。

忘れずに心をかけてくれたことは有難かったのだが、なぜ辞めたのか、これからどうするのか、仕事は見つからないだろう等々心配をしてくれ、更には、自分は定年退職金も満額貰い、その後は再雇用で30万円近い給料を貰っている、年金も楽しみだとのこと。

先輩の生き方は否定しないし、むしろ大過なく今を迎えられ、慣れた好きな仕事を続けられてよかったですねと祝福してあげたい。慣れた好きな仕事を気楽に続けられる先輩のような生き方ができれば本当に幸せだ。

確かに、私は定年扱いと言っても退職金は少ない、今は3号被保険者だから年金も厚生年金を積み続けたことを考えれば不利だ。おまけに、無職。今月の収入は2万円しかない。

身分が安定し収入があることが一番という先輩の価値観でいったら、『大負け組』に見えるのかもしれない。

長い会社勤めの内には、その持ち場、立場で耐えられない(特に心が)状況というのがある。

それは長時間拘束のストレスだったり、膨大な仕事量だったり、社内外の人間関係だっり・・・。

私の場合は、母の介護と仕事という時間と量のストレスももちろんあったが、会社組織の裏が見えてきて、「毎日の仕事がくだらない」という思いが出始めた時、あと数年右でも左でも良いようなことを右、右と仲間たちに訴え続けるような毎日にうんざりしたとういうことがあった。

先輩流に言えば、「大人なんだから、そこは我慢して会社にくっついていた方が得」ということになるのだが、私にはできなかった。

もちろん、まだ子育てにお金がかる、住宅ローンが沢山残っている、これからもう一度新築する等々、お金のいる理由があれば、「くだらないな」と思いながら仕事を続けていたかもしれない。

母の好きだった畑は草茫々、宅内の草木は茂り放題!

ほんとに、たまにある休日ではとても整理できなかった。

ポチはいつも一人で留守番だ。

そんな状況で、あと数年くだらないなぁと思いながら適当に周りに合わせて生きて行くのならば、その時間を家事や自分の老後への中締め期間として使おうという思いが大きくなり、仕切り直すことにした。

幸い退職金も貰える会社だったので、最悪アルバイト等ができず、退職金を取り崩して食いつぶしてもぎりぎり年金年齢までは行けそうという皮算用で退職決行。

無謀といえば、無謀だが、私らしい。

実際は、国保税が高かったり、来年の住県民税の大きな負担があったりで不安要素もあるが、考える自分が少しずつ戻ってきたり、花鳥風月に目が行ったり・・・、決して他人にはすすめられないが、今の生き方も悪くはないと思っている。

会社組織を離れれば、基本は一人となる。

他との比較ではなく、自分がどう生きて行くか、それは人生いろいろでいいんじゃないかなぁと思う。

不器用な私は、変化を受け入れるにも人一倍時間がかかる。早期退職という選択も私流で、自分らしい。

「お金は稼ぎ方より、使い方だ」とは、祖母の教え。

まあ、なんとかなるでしょ!

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本一周歩こうかいに登録 | トップ | 内定もらいました!第2ラウン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

早期退職」カテゴリの最新記事