まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

意外にかかる、住宅維持費

2015年11月07日 | 早期退職

昨日、ちょっと出歩いていた間に、浄化槽の定期点検がありました。

8月の汲み取り清掃の際、作業に来てくれた方が、もしかしたら、漏水があるかもしれませんが、汲み取り作業をしますか?と、声をかけてくれたのですが、この辺のことに疎いあたしは、漏水工事と汲み取りの関係がよくわからず、やってくださいと応えました。

もし、浄化槽の漏水だったら、今回の汲み取り代金が無駄になりますよ、と言ってくれたのですが、なぜですか?という素直な返答ができなかった。
そう聞いていたら、きっと詳しく説明してくれたと思います。

======  家にいる時間が多くなって感じること ======
・固定電話は、年老いた叔父もいるので、まさかの電話かと出てみると、振り込め詐欺みたいなもの、インターネット接続、不動産などのセールスばかり。しかも、みんな、粘り腰。
・インターフォンに出てみれば、宗教の勧誘やソーラーなどの売込みばかり。体調が悪いときなどは、必死に起きだし、階下へ行ってみて、腹が立つより、意気消沈。
=======

浄化槽の定期点検業者さんとは、家を建て替えた時以来だから、もう27年目のお付き合い。
今までは、いつも不在で、定期点検の作業担当の方の顔をみるようになったのは、この1年。年に1度の汲み取りの方と会ったのは、初めてでした。

家に来る人に不信感のある毎日なので、親切にアドバイスしてくれた声が聞き取れなかったんですね。

それじゃ、もう少し様子をみましょう。次回、定期点検に来る者に伝えておきます。その時異常があれば、修理した方がいいですよ。
ガタイのいい、一見怖そうな彼でしたが、そう言ってくれました。

それから、はや3か月。

いつも定期点検に来てくれる方の点検表の備考欄に、「漏水してます!」とのコメント。早速、浄化槽の定期点検業者さんに見積を頼みました。

浄化槽の漏水修理を検索してみたら、当然ですが、”くみ取って清掃した後、亀裂、破損部分をみつけ、補修する”とある。

汲み取りに来てくれた彼は、これを言っていたんだと、ようやく気付いた次第。
まったく、とほほ。

他人(ひと)の話に、もっと耳を傾けなければ。
(でも、こういう老いを認める素直な気持ちを悪用した経済犯罪が多いのも現実。ホント、世知辛い!)

汲み取りの方の話をもっと素直に聞いていれば、3万円近い汲み取り・清掃料が節約できたんですね。
助けてくれる手を振り払ってしまった!

血管同様、柔軟な心(素直な感性)を維持することの大切さを痛感です。

見積もり金額はこれからですが、汲み取り・清掃料だけで3万円近くかかるわけですから、修理代が入れば、10万~20万くらいにはなるのかも。

早期退職する数年前から、どうも自分は、違う山に登っちゃったな、感があって、家の修理(屋根・外壁の塗装など)、寝る時間を使ってのバイクツーリングなど、稼ぎのあるうちに、打てる手は打って、やり残しはないようにと、してきたものの、想定外の住宅維持費は今後もかかりそう。

昨年の今頃は、バルコニーの防水シートが寿命、トイレの床材の張替え等で、最後のお給料が、そこで消えました。

その後、暇に任せて、自分でやった宅内の竹・雑木の整理。親の代の農作業場、今、物置の屋根のペイントは、合計4~5万円で済みましたが、業者を入れてきっちりやれば、40~50万円以上の出費になったのではないかと思います。

もっと老いて、作業ができなくなったときを思うと、ちょっと悲観的になりました。
まっ、なるようになるんですが。

わが家の周りは田園地帯で、賃貸はありませんが、すこし離れた街での新しいアパートの相場は月5万円くらいらしい。
屋根の下に住むのに、年間60万円。
そう思えば、それに相応した維持費には違いないんですが、『形あるものは、壊れていくんだ』という当たり前のことをしっかり認識しなかった自分は、奢っていたんだと反省です。

やるだけやって、作業の自炊もできなくなり、お金も尽きたとき、物も命も朽ち果てるしかありませんね。

そんな際も、自己の心は、健やかに、明るく行きたい!

これが、自分清算会社『小路てくてく』の社是かな。
朽ちても、みじめな気持ちで終わりたくない!

 

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