7月10日 おはよう日本
約50年前 イギリスで制作された特撮テレビ番組「サンダーバード」。
未来の世界の国際救助隊がハイテク満載のメカで活躍する。
このサンダーバードの展示会が10日から東京科学未来館で始まる。
サンダーバード博では作品に出てくる様々なメカが並ぶ。
サンダーバード1号。
さまざまな装備を運ぶ大型輸送機サンダーバード2号。
1965年に放送が始まった「サンダーバード」は2065年の未来の世界が舞台。
ハイテクマシンを駆使する国際救助隊のメンバーが危機に陥った人たちを救出するストーリー。
今回 撮影当時の人形や模型など80点以上が展示される。
ただ今回の企画展は昔のファンに懐かしんでもらうことだけが目的ではない。
サンダーバードに描かれた未来の科学技術が実際にはどうなったのか。
現在の技術と比較する展示もある。
たとえば炭素繊維を使った複合材。
最新の小型ジェット機に使われていて十分な強度がありしかも軽いのが特徴である。
従来の素材では実現が難しいと考えられていた巨大なメカたち。
しかしこうした最新の技術を使えば作ることが可能かもしれないというのである。
すでに実現している技術もある。
宇宙ステーションの5号。
そこに物資や交代要員を運ぶサンダーバード3号。
それが今や高度400キロの軌道を回る国際宇宙ステーション。
そこに機材や人を運ぶロケットや宇宙船はもう実際に活躍している。
そして宇宙をさらに身近にする開発が今日本でも。
来月打ち上げ予定の国産新型ロケット「イプシロン」。
パソコン2台で制御できるためより少ないスタッフで打ち上げが可能になる。
実は開発責任者はサンダーバードに憧れて技術者になったそうである。
サンダーバードに近づく夢のロケットに進化していくかもしれない。
一方 サンダーバードが描いた未来を私たちが追い越してしまった分野もあるという。
(サンダーバード博企画 日本科学未来館 野副晋さん)
「作品の中で全く描かれていないことの1つがインターネット。
今はスマートフォンなどでどこでもどんな形でも誰とでもコミュニケーションが取れるが
作品の中だとわざわざ無線を使ってパパと連絡して救助要請の指示を出す。
今の科学技術の方が進んでいる部分はたくさんあると思う。」
約50年前に描かれた未来の世界に追い付き一歩先に行こうとする私たち。
今サンダーバードの世界を見つめることでどんなヒントが得られるのだろうか。
(サンダーバード博企画 日本科学未来館 野副晋さん)
「科学技術でどこまで どう人を救えるか。
これからの50年間私たち人類は科学技術をどう使っていけばいいのか。
この作品を通して幅広い世代の人と話し合うきっかけになれば。」
約50年前 イギリスで制作された特撮テレビ番組「サンダーバード」。
未来の世界の国際救助隊がハイテク満載のメカで活躍する。
このサンダーバードの展示会が10日から東京科学未来館で始まる。
サンダーバード博では作品に出てくる様々なメカが並ぶ。
サンダーバード1号。
さまざまな装備を運ぶ大型輸送機サンダーバード2号。
1965年に放送が始まった「サンダーバード」は2065年の未来の世界が舞台。
ハイテクマシンを駆使する国際救助隊のメンバーが危機に陥った人たちを救出するストーリー。
今回 撮影当時の人形や模型など80点以上が展示される。
ただ今回の企画展は昔のファンに懐かしんでもらうことだけが目的ではない。
サンダーバードに描かれた未来の科学技術が実際にはどうなったのか。
現在の技術と比較する展示もある。
たとえば炭素繊維を使った複合材。
最新の小型ジェット機に使われていて十分な強度がありしかも軽いのが特徴である。
従来の素材では実現が難しいと考えられていた巨大なメカたち。
しかしこうした最新の技術を使えば作ることが可能かもしれないというのである。
すでに実現している技術もある。
宇宙ステーションの5号。
そこに物資や交代要員を運ぶサンダーバード3号。
それが今や高度400キロの軌道を回る国際宇宙ステーション。
そこに機材や人を運ぶロケットや宇宙船はもう実際に活躍している。
そして宇宙をさらに身近にする開発が今日本でも。
来月打ち上げ予定の国産新型ロケット「イプシロン」。
パソコン2台で制御できるためより少ないスタッフで打ち上げが可能になる。
実は開発責任者はサンダーバードに憧れて技術者になったそうである。
サンダーバードに近づく夢のロケットに進化していくかもしれない。
一方 サンダーバードが描いた未来を私たちが追い越してしまった分野もあるという。
(サンダーバード博企画 日本科学未来館 野副晋さん)
「作品の中で全く描かれていないことの1つがインターネット。
今はスマートフォンなどでどこでもどんな形でも誰とでもコミュニケーションが取れるが
作品の中だとわざわざ無線を使ってパパと連絡して救助要請の指示を出す。
今の科学技術の方が進んでいる部分はたくさんあると思う。」
約50年前に描かれた未来の世界に追い付き一歩先に行こうとする私たち。
今サンダーバードの世界を見つめることでどんなヒントが得られるのだろうか。
(サンダーバード博企画 日本科学未来館 野副晋さん)
「科学技術でどこまで どう人を救えるか。
これからの50年間私たち人類は科学技術をどう使っていけばいいのか。
この作品を通して幅広い世代の人と話し合うきっかけになれば。」