6月29日 おはよう日本
バラは世界遺産になっているイランのペルシャ式庭園などイランの庭園のほとんどを彩っている。
古くからシルクロード交易地として栄えたイランは世界有数のばらの産地で
バラを国の花と指定している。
標高2,000メートルに位置するイラン中部の村ガムサル。
ガムサルは昼夜の寒暖の差が大きく香りの強いバラの栽培に適している。
4,000人ほどの村人のほとんどがバラの生産に携わっていて“バラの村”と呼ばれている。
通りを歩けばバラの看板がすぐに目に飛び込んでくる。
生活もまさにバラづくしである。
地元の人たちに人気のバラ味のソフトクリーム。
バラを使ったジャム。
香水はバラの香りが人気商品。
村が誇る天然のバラの香りを詰め込んだ水“バラ水”が売られている店は人だかりができる。
「もっと香りが強いバラ水はあるかな?」
「こちらのバラ水はサフラン入りでおいしいですよ。」
バラ水は数十種類もある。
家庭でも料理の香りづけや化粧水などに使われイランの人々の生活必需品となっている。
「お菓子やジュースに入れるだけでなく
顔や手を洗う時もバラ水をよく使うわ。」
周辺の中東諸国や欧米にも輸出されていてイランの伝統産業のひとつである。
村はイランを代表するバラ水の産地で
2千年以上前から受け継がれている伝統的手法で作られている。
原料となる花を摘むのはつぼみが開ききらない早朝が勝負。
新鮮な香りをつぼみの中に閉じ込めたままバラを収穫するための知恵である。
(バラ農家)
「朝から15キロ摘み取ったよ。
この村のバラは特別さ。
神の恵みだよ。」
バラは職人たちが銅でできた窯でじっくりと煮詰め蒸気にバラの香りを含ませる。
蒸気は管を通って冷たい水で冷やされバラ水が出来上がる。
イランの人々の暮らしに深く根付いているバラ水。
しかし今 村を悩ませている問題がある。
(バラ水職人)
「バラ水の原料の値上がりが止まらないんだよ。
バラ水をつめるビンも去年の2倍以上するんだ。」
ここ数年 イランの核開発問題をめぐって欧米の経済制裁が強化。
あらゆる物価の高騰でバラ水の製造コストが跳ね上がったうえに
貿易取引の規制で外国への輸出にも影響が出ている。
この困難をどう乗り切るのか。
村はバラの収穫祭を大々的に行いバラ水のアピールに乗り出した。
イラン全土から投資家やyづ宇名人を招いて
村の人口の3倍にあたる約1万2千人でにぎわった。
訪れた人には村自慢のバラ水を振る舞う。
(観光客)
「この村のバラ水はとてもいい香りよね。
外国でも人気があると聞いたわ。」
バラ水職人が舞台にあがり祭りを締めくくった。
(バラ水職人)
「バラ水は私たちの村の誇りです。
観光客の皆さん
何度もここに遊びに来てバラ水の魅力を広めてください。」
イランに伝わるバラの水には
バラの気高い伝統を守っていこうという村人たちの思いがあふれている。
バラは世界遺産になっているイランのペルシャ式庭園などイランの庭園のほとんどを彩っている。
古くからシルクロード交易地として栄えたイランは世界有数のばらの産地で
バラを国の花と指定している。
標高2,000メートルに位置するイラン中部の村ガムサル。
ガムサルは昼夜の寒暖の差が大きく香りの強いバラの栽培に適している。
4,000人ほどの村人のほとんどがバラの生産に携わっていて“バラの村”と呼ばれている。
通りを歩けばバラの看板がすぐに目に飛び込んでくる。
生活もまさにバラづくしである。
地元の人たちに人気のバラ味のソフトクリーム。
バラを使ったジャム。
香水はバラの香りが人気商品。
村が誇る天然のバラの香りを詰め込んだ水“バラ水”が売られている店は人だかりができる。
「もっと香りが強いバラ水はあるかな?」
「こちらのバラ水はサフラン入りでおいしいですよ。」
バラ水は数十種類もある。
家庭でも料理の香りづけや化粧水などに使われイランの人々の生活必需品となっている。
「お菓子やジュースに入れるだけでなく
顔や手を洗う時もバラ水をよく使うわ。」
周辺の中東諸国や欧米にも輸出されていてイランの伝統産業のひとつである。
村はイランを代表するバラ水の産地で
2千年以上前から受け継がれている伝統的手法で作られている。
原料となる花を摘むのはつぼみが開ききらない早朝が勝負。
新鮮な香りをつぼみの中に閉じ込めたままバラを収穫するための知恵である。
(バラ農家)
「朝から15キロ摘み取ったよ。
この村のバラは特別さ。
神の恵みだよ。」
バラは職人たちが銅でできた窯でじっくりと煮詰め蒸気にバラの香りを含ませる。
蒸気は管を通って冷たい水で冷やされバラ水が出来上がる。
イランの人々の暮らしに深く根付いているバラ水。
しかし今 村を悩ませている問題がある。
(バラ水職人)
「バラ水の原料の値上がりが止まらないんだよ。
バラ水をつめるビンも去年の2倍以上するんだ。」
ここ数年 イランの核開発問題をめぐって欧米の経済制裁が強化。
あらゆる物価の高騰でバラ水の製造コストが跳ね上がったうえに
貿易取引の規制で外国への輸出にも影響が出ている。
この困難をどう乗り切るのか。
村はバラの収穫祭を大々的に行いバラ水のアピールに乗り出した。
イラン全土から投資家やyづ宇名人を招いて
村の人口の3倍にあたる約1万2千人でにぎわった。
訪れた人には村自慢のバラ水を振る舞う。
(観光客)
「この村のバラ水はとてもいい香りよね。
外国でも人気があると聞いたわ。」
バラ水職人が舞台にあがり祭りを締めくくった。
(バラ水職人)
「バラ水は私たちの村の誇りです。
観光客の皆さん
何度もここに遊びに来てバラ水の魅力を広めてください。」
イランに伝わるバラの水には
バラの気高い伝統を守っていこうという村人たちの思いがあふれている。