10月20日 BIZ+SUNDAY
東南アジアと一口に言っても多様な文化があり
大きな違いは宗教である。
人口が世界4位の2億4000万人近いインドネシアは88%がイスラム教徒
マレーシアも61%がイスラム教徒である。
京都 東山にある高台寺。
秀吉と妻のねねにゆかりのある寺として知られている。
訪れる外国人の多くは欧米からの旅行者でイスラム圏からは少ないのが現状である。
僧侶の真神さんはイスラム教徒の旅行者を増やすことが課題だと考えている。
(高台寺 副住職 真神啓仁さん)
「京都との人間は京都を知ってもらっているというスタンス。
構えているだけでは知っていただけない。」
イスラム教徒が6割を占めるマレーシアで日本を紹介する旅行フェアが開かれた。
旅行会社や自治体の担当者などとともに真神さんも参加。
真神さんは高台寺の庭園の美しさをアピールした。
現地の人たちの反応に手ごたえを感じた真神さんはマレーシアの旅行者向けにマレー語のパンフレットを作り始めている。
(高台寺 副住職 真神啓仁さん)
「伝統文化も知っていただきたいし街並みも見ていただきたい。
京都 高台寺を知っていただく活動を続けていきたい。」
イスラム圏の旅行者を京都に呼び込もうという動きは広がりを見せている。
9月に京都市が開いたイスラム教徒を迎えるための勉強会には旅館や飲食店など定員を超える180人が参加した。
(お茶屋 女将)
「規律とか好みを知って対応させていただきたいし
一期一会なので。」
ホテルグランヴィアではイスラム教徒の旅行者のために専用の食事を提供し始めた。
イスラム教の戒律ではお酒を口にすることはできない。
そこで酢飯を作る調味料にアルコールが使われていない米酢を使用している。
また調理器具も専用の包丁や皿などを新たにそろえた。
イスラム教では一度でも豚肉に触れた器具は使用できないからである。
このレストランはイスラム教の戒律を守っているとして専門の組織からハラルと呼ばれる認証を取得。
今後 イスラム圏の旅行会社などに積極的に売り込むことにしている。
(ホテルグランヴィア京都 池内志帆担当室長)
「イスラム圏は間違いなくこれから伸びていくマーケット。
もっと来ていただけるようにメニューも工夫して増やしていきたい。」
料理の食材の情報を分かりやすく表示する取り組みもある。
関西空港にあるホテルのレストランのメニューには絵文字がついている。
赤い丸は料理に使われている食材。
イスラム教徒が食べることを禁じられている豚肉や飲むことができないアルコール。
日本語がわからない外国人でも一目で食材がわかる仕組みである。
今では全国の100を超えるホテルやレストランでこの絵文字が使用されている。
(絵文字の開発者 菊池信孝さん)
「日本人は割と何でも口にすることができるが
宗教上食べてはいけないものがある方にとっては食材を自分で把握することが何より重要。」
イスラム圏からの旅行者の食を支えるビジネスも好調である。
東京にあるハラル食材専門の卸売会社は売り上げがこの1年で3割増えた。
いま最も売り上げが伸びているのが肉類。
この会社ではイスラム教徒の従業員を雇い加工や管理を担当させている。
イスラム教徒に安心してもらえる万全の態勢を敷いているのである。
インドネシアやマレーシアから来たイスラム教徒にも好評である。
(マレーシア人)
「とても助かる。
ハラル認証を受けた肉の料理があるから。」
「ハラル料理がもっと多ければうれしい。
日本に来るマレーシア人が増えるだろう。」
(二宮 二宮伸介社長)
「日本に期待という海外 特にアジアの人は多い。」
特に食事は重要な要素。
大きなビジネスチャンスにつながる。」
東南アジアと一口に言っても多様な文化があり
大きな違いは宗教である。
人口が世界4位の2億4000万人近いインドネシアは88%がイスラム教徒
マレーシアも61%がイスラム教徒である。
京都 東山にある高台寺。
秀吉と妻のねねにゆかりのある寺として知られている。
訪れる外国人の多くは欧米からの旅行者でイスラム圏からは少ないのが現状である。
僧侶の真神さんはイスラム教徒の旅行者を増やすことが課題だと考えている。
(高台寺 副住職 真神啓仁さん)
「京都との人間は京都を知ってもらっているというスタンス。
構えているだけでは知っていただけない。」
イスラム教徒が6割を占めるマレーシアで日本を紹介する旅行フェアが開かれた。
旅行会社や自治体の担当者などとともに真神さんも参加。
真神さんは高台寺の庭園の美しさをアピールした。
現地の人たちの反応に手ごたえを感じた真神さんはマレーシアの旅行者向けにマレー語のパンフレットを作り始めている。
(高台寺 副住職 真神啓仁さん)
「伝統文化も知っていただきたいし街並みも見ていただきたい。
京都 高台寺を知っていただく活動を続けていきたい。」
イスラム圏の旅行者を京都に呼び込もうという動きは広がりを見せている。
9月に京都市が開いたイスラム教徒を迎えるための勉強会には旅館や飲食店など定員を超える180人が参加した。
(お茶屋 女将)
「規律とか好みを知って対応させていただきたいし
一期一会なので。」
ホテルグランヴィアではイスラム教徒の旅行者のために専用の食事を提供し始めた。
イスラム教の戒律ではお酒を口にすることはできない。
そこで酢飯を作る調味料にアルコールが使われていない米酢を使用している。
また調理器具も専用の包丁や皿などを新たにそろえた。
イスラム教では一度でも豚肉に触れた器具は使用できないからである。
このレストランはイスラム教の戒律を守っているとして専門の組織からハラルと呼ばれる認証を取得。
今後 イスラム圏の旅行会社などに積極的に売り込むことにしている。
(ホテルグランヴィア京都 池内志帆担当室長)
「イスラム圏は間違いなくこれから伸びていくマーケット。
もっと来ていただけるようにメニューも工夫して増やしていきたい。」
料理の食材の情報を分かりやすく表示する取り組みもある。
関西空港にあるホテルのレストランのメニューには絵文字がついている。
赤い丸は料理に使われている食材。
イスラム教徒が食べることを禁じられている豚肉や飲むことができないアルコール。
日本語がわからない外国人でも一目で食材がわかる仕組みである。
今では全国の100を超えるホテルやレストランでこの絵文字が使用されている。
(絵文字の開発者 菊池信孝さん)
「日本人は割と何でも口にすることができるが
宗教上食べてはいけないものがある方にとっては食材を自分で把握することが何より重要。」
イスラム圏からの旅行者の食を支えるビジネスも好調である。
東京にあるハラル食材専門の卸売会社は売り上げがこの1年で3割増えた。
いま最も売り上げが伸びているのが肉類。
この会社ではイスラム教徒の従業員を雇い加工や管理を担当させている。
イスラム教徒に安心してもらえる万全の態勢を敷いているのである。
インドネシアやマレーシアから来たイスラム教徒にも好評である。
(マレーシア人)
「とても助かる。
ハラル認証を受けた肉の料理があるから。」
「ハラル料理がもっと多ければうれしい。
日本に来るマレーシア人が増えるだろう。」
(二宮 二宮伸介社長)
「日本に期待という海外 特にアジアの人は多い。」
特に食事は重要な要素。
大きなビジネスチャンスにつながる。」