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トレイルランニング 普及に向けて

2016-10-27 07:15:00 | 報道/ニュース

10月5日 おはよう日本


登山道などを駆け抜けそのスピードを競うトレイルランニング。
ここ数年人気が高まり競技人口が増え続けている。
その一方で登山者との間でトラブルが生じるという課題も浮かび上がってきてる。

イギリス発祥と言われ
日本でも10年ほど前から広がり始めたトレイルランニング。
凸凹した山道を疾走するスリルや
次々と変化していく景色を楽しめるのが魅力である。
(トレイルランナー)
「つらい上りを登り終えて
 振り返ったときのあの景色を見るとまたやりたくなります。」
ここ数年で人気は急上昇中。
専用のグッズも発売されるようになり
競技人口は20万を超えた。
(店員)
「ここ2~3年で商品のバリエーションが増えて
 30代から40台50代の方も幅広くいらっしゃいます。」
開催される競技会も増えており
今では北海道内だけで年間15に及ぶ。
しかし競技人口の増加にともなって新たな課題が浮かび上がってきた。
同じ登山道を利用する登山者との間でのトラブルである。
トレイルランニングを始めるランナーの中には
登山のマナーを知らない人が少なくない。
(登山者)
「登山は普通は上り優先が原則だけども
 トレイルランニングの人は上り優先もない。
 バーッと走ってきちゃうからちょっと危ない。」
「『どけどけ』というような感じで下りて来る。
 僕らがよけたりしますけれども
 そういうのをよけないでスッと横をすれ違っていくこともあります。」
札幌近郊でトレイルランナーのマナー改善に取り組むグループがある。
105名のメンバーが所属する「北海道トレイルランニングクラブ」である。
荷物をしょって歩く登山者からトレイルランナーがどう見えるのか。
メンバーの中でランナー役と登山者役に分かれて
シュミレーションをするなどの活動を続けてきた。
活動を通してこのクラブで徹底することにしているマナーがある。
まず登山者を追い抜く場合
①近づいたら走るのをやめ後ろについて歩く
②そして登山者が気付いたらひと声かけてから歩いて追い抜く
次に対面でのすれ違いの場合も
①登山者に近づいたら走るのをやめる
②すれ違ったら登山者と1m以上離れてから走り出す
(北海道トレイルランニングクラブ代表 竹田渉さん)
「せっかくこれだけ豊かな自然で
 皆さんが一緒に楽しめる場所があるので
 大きくトラブルになる前に
 トレイルランナーが自らマナーを徹底していくことが一番大事かなと思っています。」
競技人口が急増するトレイルランニング。
今後 普及が進むかどうかは
競技者の間でマナーを徹底できるかどうかにかかっている。

神奈川県では登山者とのトラブルが原因で
トレイルランニングが禁止されることになった場所もあるということである。
どのように普及を進めていくのか
試行錯誤が続いている。



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