7月26日 国際報道2018
6月 横浜で行われたアジア最大級の美容イベント
アジア ビューティ―エキスポ。
今回も日本のトップスタイリストによる最新のヘアカットやスタイリングを見ようと
美容業界から多くの人が参加した。
会場ではヘアカットを披露するショーなども行われる。
このエキスポで最新の美容技術やトレンドなどが紹介されることから
来場者は2日間で4万人を超えた。
会場で目立ったのが中国や東南アジアからの参加者である。
特に中国からは今回は5,000人と
前回の3倍以上となった。
上海から来た美容師 江波さん。
(上海の美容師 江波さん)
「髪質や肌質が同じアジア人なので
欧米のテクニックより日本人のテクニックの方が私たちに合っています。
日本人のテクニックや商品はそのまま中国に適用できるんです。」
美容師として18年のキャリアがある江さん。
現在は上海で40店舗を展開する大手美容室の教育係である。
今回 江さんが日本に来たのはエキスポを見るためだけではない。
日本を代表するトップスタイリスト 川島文夫さん。
ロンドンで美容技術を学び
その技術をアジア人の髪質や頭の形に合うようにアレンジするヘアカットでは
業界トップクラスである。
川島さんの技術を学びたい中国人向けの講習会を始めたところ
いま多くの美容師が東京を訪れているのである。
(スタイリスト 川島文夫さん)
「この10年追い付け追い越せで
彼らはすごく勢いがある。
まあ熱いですね。
もう汗かいちゃうぐらい。」
講習会は全部で12日間。
約80万円と高額で
滞在費は別である。
しかし江さんは
“上海で最先端の美容を行なうため必要な投資”だと話している。
(上海の美容師 江波さん)
「この講習を受け始めてから
カットの技術だけでなく
仕事に対する姿勢も大きく変わり始めました。」
アジアの人々から空目される日本の美容技術。
いまアジアで新たなトレンドを生み出そうとしている。