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中国 技術革新支える“大学発ベンチャー”

2018-08-25 07:30:00 | 報道/ニュース

7月30日 おはよう日本


ドローンや電気自動車など
中国から発信される最新のテクノロジーを支えているのは
大学から生まれたベンチャー企業である。
音声認識のAIを使った翻訳機。
精度は98%。
33か国語に対応している。
開発した大手ベンチャー企業。
AI人工知能を使った音声認識の性能は世界トップクラスである。
技術は自動車にも。
声で空調やカーナビなどを操作する装置は1,500万台に搭載されている。
学生など18人で起ち上げた会社の従業員は現在9,000人。
この分野では中国国内のシェアの7割を占め
売り上げは800億円を超えている。
(アイフライテック 副会長)
「われわれの技術でさまざまな産業に変化を与え
 中国のAI技術で世界に変革を起こしたい。」
こうしたベンチャー企業が次々と誕生する背景には
科学技術強国を目指す国の方針がある。
(3月 習近平国家主席)
「経済力と科学技術力をたゆまず増強させれば
 中国経済はもっと発展できる。」
技術革新を引っ張っているのが大学である。
中国を代表する大学のひとつ清華大学は
大学をあげてベンチャー企業の育成に取り組んでいる。
起業を目指す学生や研究者には
大学の専門家が法律や経営面をサポート。
投資会社を紹介するほか格安なオフィスも提供。
これまでに入居した企業は5,000社を超える。
大学の支援を受けて設立された会社 ネイフーチャー。
壁面で植物を育てる商品を販売している。
特徴は植物の生育状態を管理するシステムである。
植物に適した環境が自動で判断。
水を与えるタイミングや量をアプリで知らせる。
CEOは「起業には大学の支援が欠かせなかった」という。
(ネイフーチャー CEO)
「清華大学の卒業生にとって
 あのような場所で育ててもらえることはとてもありがたい。
 資金面でも支援してもらえたおかげで
 アイデアを商品化できた。」
大学傘下の企業の総資産額は日本円で3兆円を超えるまでになった。
技術移転や企業支援を担う責任者は
大学発の技術革新は今後も続くとみている。
(清華大学傘下 タス・ホールディングス副会長)
「大学が持つ技術的・人的資源を
 国のイノベーション能力を高めることに活用するのは非常に有意義だ。」




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