日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

スーパーと飲食店 トラック移動販売に活路

2020-05-13 07:00:00 | 報道/ニュース

4月23日 NHK「おはよう日本」


スーパーは都市部を中心に混みあっていて3密が懸念されている。
一方 飲食店は外出自粛で深刻な打撃を受けている。
この両者にいま注目されているのが
小型のトラックを使った移動販売である。

青空のもと
新鮮な食品を乗せて住宅街にやって来たのは移動スーパー。
急激に需要が高まっている。
(買い物客)
「大勢に接するからね スーパー入ったら。」
3密にならず
自宅のすぐそばで購入できるとあって
特にお年寄りに人気である。
全国で500台以上を走らせる移動スーパー運営会社は売り上げが大幅に伸びている。
(移動スーパー「とくし丸」 執行役員)
「30%売り上げが伸びたのはちょっとビックリする数字で
 特に緊急事態宣言の発令直前くらいから危機意識が高まっているのが
 1台ごとの車の売り上げにも出ています。」
トラックは厳しい経営に直面する飲食店にも注目されている。
休業せざるを得ない飲食店にとって救いの手となりうるのか。
4月に大阪市内で開かれたフードトラックの見学会には
シンクや調理設備のあるフードトラックが並んだ。
(飲食店経営者)
「思っていたよりすごいですね。
 外食産業はすごくダメージを受けているので
 テイクアウトの需要がすごく増えているというので
 フードトラックを見てみたいなと。」
合わせて開催されたフードトラック事業のセミナーには大勢の飲食店主がつめかけた。
(セミナーを開催した フードトラックカンパニー 代表取締役)
「フードトラックが移動していった先で飲食サービスを提供できる。
 3密を回避したテイクアウトと考えると
 今後かなり活躍が期待できるのでは。」
大阪府柏原市でフードトラックの営業に乗り出そうとしている人がいる。
市内でカフェを経営するCHIEさん。
フルーツをふんだんに使ったパフェやサンドウィッチが人気だったが
今後 客足が落ち込むのは避けられないとして
緊急事態宣言が出た翌日の4月8日から休業に踏み切った。
(カフェ経営 CHIEさん)
「どうしようとすごく悩んだんですけど休業に踏み切りました。」
納車されたばかりのフードトラック。
CHIEさんは人混みを避けて自由に移動でき新しい顧客も開拓できると
この車に可能性を感じている。
この日CHIEさんはフードトラックの試験運用に挑戦。
常連客の反応は
「お店のファンで
 フードトラックは大阪市内とかでは時たま見ますけど
 柏原市はこういうのがあまりないので
 すごく楽しみです。」
(カフェ経営 CHIEさん)
「いろんな地域に行って
 たくさんの方に食べてもらいたい。
 暗いニュースしかないので
 少しでもこういうものを食べて幸せな気持ちになってもらいたい。」

トラックは中古で70万円以上するということだが
飲食店の中には
休業する店舗の家賃代に売り上げを充てようと考えている人もいるという。


コメント