
自分が考えていることや、やりたいと思うことを、人に伝える方法は、いまやメールやSNSなども活用されますが、それとて、やはり言葉に頼ります。
だからこそ、自分が発する言葉には、慎重になりたいものです。
その言葉に責任をもつことが望まれます。
また、言葉には、行動が伴ってこそ、その言葉には誠実さを増してきます。
心のこもった言葉と、それを体現する行動があってこそ、人を納得させたり、相手の心に届く、または心に響く力をもつのです。
その意味で、人の真価は言葉と行動に表れると言えるでしょう。
言に尤寡く、行に悔い寡なければ、禄は其の内に在り。
「言に尤(とがめ)寡(すく)なく、行(こう)に悔(く)い寡なければ、禄(ろく)は其(そ)の中(うち)に在り」は、まさに言い当てた言葉だと思います。