
人は年齢とともに、覚えることが苦手になるのが普通です。
しかし、子どもの吸収力は高いのです。
まして、興味や関心のあること、好きなことにはすぐに覚えていきます。
たとえば、地理が好きな子は、あまり特別な努力をしなくても、都市の名前や川の名前など覚えます。
好きで得た知識も、単純な丸暗記よりいきいきとしています。
私は自然にあふれる環境で育ちました。毎日、自然の生き物と親しんでいました。
ですから、中学のとき、理科の第2分野で生物についての学習は得意でした。
日々、見ていた生物の名前や仕組みが、理科を習うことで体系化され、整理できたのでした。
私の体験に対して、知識が裏打ちされたのでした。
心から好きになることが、物事の本質を理解する秘訣と言えるのでしょう。
学びを楽しむことが、学習の最大の動機や原動力になります。