
春の陽射しを浴びて、三中正門横の桜が開花し始めました。
そこで、
世の中に 絶えて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし(在原業平)
意味は、「世の中に桜などなければ、いつ満開になるかヤキモキせず、春の気持ちはのどかになるのに」と解釈します。
ちょうど今時分の気分を、この歌は見事に表しています。
今年は、開花が早く、入学式までもたないかもしれません。
去年、一昨年は入学式の日には、咲いていました。
この時期は、別れと出会いの季節であり、安定した気持ちにはなれません。
加えて、入学式に花が残っているかどうかを考えるだけでも、気をもみます。
また、春が来た。