![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/94/515e0c5ab59fbfcc0f2f0b6372c7002f.jpg)
まうすぐ平成29年度(2017年度)が終わります。
明日は修了式を迎えます。
この1年、教職員が、中でも教職経験の少ない人が、生徒の思いに応えることができたか、保護者の願いに応えることができたかを考え、あらためて経験の少ない人を育てることの大切さを感じています。
経験年数を積んでくると人は、自分が以前に直面して解決した課題に他の人が直面していると、つい「こうしたら」と口を挟みたくなりものです。
教職員が子どものことに関する課題に直面していると、「こうしたら」と先輩教職員がアドバイスをしたくなるものです。
それが必要な場合も多いですが、良かれと思いアドバイスをしても、それが本当の意味で、その人のためになるかを、長い目で考えてみることも必要です。
たとえ、経験が少なくとも、本人が試行錯誤を重ね、問題を解決する過程は、人が成長する糧になります。
とくに、私のような立場は、仕事をその教職員にある意味で、任せています。
一度任せたことに、あれこれと指示を出し過ぎると、「信頼されていないのかも」と、相手の意欲を削ぐことにもなりかねません。
大きな間違いにならないように見守りながら、教職経験の少ない教職員に裁量を与え、責任感を引き出し任せることが人の成長につながると考えています。