箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

周りへのいい働きかけ

2018年03月17日 09時52分07秒 | 教育・子育てあれこれ


企業に、本業のもうけだけでなく、社会貢献事業をどれだけしているかが、問われる時代になり久しくなりました。

たとえば、教育分野でのボランティア事業とか、福祉分野での基金創設、災害復興事業への支援なだ、たくさんの企業による社会貢献があります。

それは、「わが社は、これだけ社会に貢献しています」をその企業の「売り」にできるという意味ではないと思います。

社会に貢献する企業は長期にわたり繁栄しますが、人を不幸にしてでももうけを追求すると、一時は繁栄しても、そのうちに衰退していくからです。

これは個人にあてはめても、同じではないでしょうか。

人に親切にすれば笑顔が帰ってきます。人にぞんざいに接したら、冷たい反応が返ってきます。

自分ことだけを考え、他者や社会によい働きかけを怠れば、その報いが自分に返ってきます。

その意味で、集団生活をする学校では、ある一人の生徒が周りにいい働きかけをして、周りも自分も豊かになるという学びをすることが大切なのだと、私は考えます。