本日は、クラーク記念国際高等学校の卒業式が、芦屋ルナホールで開催されました。
箕面三中の卒業生が、この高校を卒業するので出席してきました。
その子は、私と入れ違いに2015年3月に箕面三中を卒業していった男子生徒ですが、三中を訪ねてきたことがあるので、私も知っている生徒です。
この学校の4クラスの生徒114名のなかには、中学時代に学校に来るのが容易ではなかった生徒もいます。
ですから、高等学校卒業の感激もひとしおです。
ある女子生徒が、式のなかで「感謝をこめて」の言葉を述べました。
その子は小学校5年生のときに、突然学校に行けなくなりました。
起きれず、学校に行けない日が続きました。
中学2年生のときに、初めて病気の診断を受けたのです。
進路先をクラークに決め、不安な気持ちで迎えた高校の入学式。
彼女に声をかけてくれた生徒がいました。
その言葉かけを受けて、
「うれしかった。話しかけてくれたその元気さに、私はどれだけ勇気づけられたことか。あなたのおかげで、私はがんばってみようと思えた。
文化祭も体育祭も出れたし、修学旅行にも行けました。
初めて出られた卒業式。
今日のこの日を迎えることができたのは、先生そしてお父さん・お母さんのおかげです。」
この言葉を、私は涙しながら聴いていました。
いま、ここで卒業式を迎えることができる、それぞれの生徒たちの喜びが、私にも伝わってきました。
クラーク記念国際高等学校芦屋キャンパスの校歌に、次の歌詞があります。
「なくしたものを 数えるより
今ある力 よせ集めて
歩き出す
それが自由 それが自由 私の道 ♪♪ 」
高等学校の卒業式には珍しい、教職員と生徒の距離が近く、保護者の人と関係者全員で卒業の喜びを共有できる卒業式でした。