

本日、平成29年度の修了式を行いました。
おかげさまで、1年、2年の三中生のみなさんが今年度を終えることができました。
これも、ご家庭のご理解とご支援があればこそだと感じています。ありがとうございます。
わたしの講話、表彰伝達、給食委員会からの啓発活動、生徒指導担当からの話という内容でした。
中でも、給食委員会からは、クイズ「調理員さんは給食室に入るまでに行っている除菌は、どんなことをしているか?」が出されました。
1 服や体をポンポンとたたいてホコリをとる
2 粘着テープでホコリをとる
3 全身に風圧シャワーをあてる
答えは2と3でした。
給食当番の人は髪の毛が入らないように、また、手洗いをよく行ってから活動するように呼びかけがありました。
そのあと、平素あまり聞くことがない調理員さんからのビデオレターを流しました。
最後に、クラス表彰をしました。
1年はE組、A組、C組、2年はA組、B組、E組が、給食をたくさん食べ、調理員を笑顔にしたことで表彰されました。
これからも、食と健康への関心を高めてほしいと願います。
以下、私の修了式での講話を紹介します。
H30(2018)3.24
2017年度修了式講話「分け合えば喜び」

先日の合唱祭で、私はみなさんに宅配ピザの話をして、分けあう喜びという話をしました。今日も、引き続き分けあう喜びの話をして、修了式の話とします。
この少年ジャンプは「伝説のジャンプ」と言われています。
2011年3月11日、私は箕面六中の校長をしていました。ちょうど卒業式の後でした。校舎全体がゆらーり、ゆらーりと動きました。そうです。東北で地震が起こったのでした。
このとき、宮城県仙台市では被害は比較的少なかく、ライフラインは翌日に復旧しました。でも、本や雑誌は完全に入ってこなくなりました。漫画やコミックが届きません。
仙台市でのある本屋さんでの実話です。
「おじさん、少年ジャンプは届いた?」
「ごめん、届かないんだ」
こんな会話が仙台では至る所で交わされました。
そんなある日、一人のお客さんが少年ジャンプをもってきて、
「これ、僕はもう読んだので、よかったらみんなに読ませてあげてください」。
そのお客さんは、となりの山形県まで行って買ったといいます。
店主は、「少年ジャンプ3月19日号読めます。1冊だけあります」と張り紙をしました。このジャンプは立ち読み自由にしました。
それを見た子どもたちが次々にやって来ます。あるお母さんは、「ずっと怖がっていた子どもがようやく笑ってくれました」と涙ぐみました。
このジャンプの話が小さな新聞記事になりました。すると「この本も置いてほしい」とたくさんの漫画が届くようになりました。
いつしか、読ましてくれたお礼にと、募金箱が置かれるようになりました。
何百人もの子どもたちに回し読みされた、この少年ジャンプは、現在集英社に「伝説のジャンプ」として、大切に保管されています。
この伝説のジャンプも「分け合う喜び」です。独り占めはつまらない。でも、分け合うとみんなが喜び、幸せになります。
相田みつをさんという詩人が言いました。
「うばい合えばにくしみ、わけ合えばよろこび うばい合えば不満 わけ合えば感謝」
三中のみなさんは、学習や学校生活に基本的に熱心に取り組みます。それが三中生のいい点だと、私はいつも思っています。。
三中の大切なみなさんが、今日の修了式を迎えることができ、私はほんとうによかったなと思っています。
みなさんは4月から2・3年生になります。クラスで、学年で、分けあえるような仲間関係をぜひ築いてほしいと願っています。
(画像は、WEBページ「最も愛された週刊少年ジャンプ【やりすぎ都市伝説】」より引用しています)