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「ボヘミアンラプソディー」の映画が、ヒットしています。
映画館には、わたしと同世代の人が多かったと思いましたが、なかには若い世代の人たちも観に来ていました。
つまり、ボヘミアンラプソディーの映画は、クィーンというバンドを知らない若い世代からも支持されています。
私は、フレディ・マーキュリーの生き方から、「このアーティストは、その時代をたしかに生きた」という印象を、クィーンを知らない世代にも与えているからだと考えます。
私たちが生きていく上では、「評価」がついてまわります。
背があの人よりも高い・低い、テストの点数があの子より高い・低い、私よりあの人の方がたくさんの貯金をもっている。
これらの数値になるもので、比較が生まれます。
しかし、これらは人の一部分を切り取った「条件」にすぎないのです。
そもそも、人の本質や価値は比較できないものです。
いいことも、よくないことも、すべてひっくるめて、「さあ、あなたはどうするか」と問われている。
だから、あなたはあなたで、あきらめず、投げ出さず、精一杯生きる。
そのなかには、「こんなに精一杯やったのに、結果が出せなかった」と、嘆く人もいますが、努力だけで結果を出せるものではないのです。
そのときの運や巡り合わせもあります。
だから、いまできることに精一杯励めばいい。
自分に都合のいいことばかりが起こってくれるなら、生きていくことだけならば簡単かもしれません。
逆に、困難や辛いことが起こっても、たしかに生きている人は、向き合おうとします。
その意思や態度だけでも、すごい力を与えられた存在なのです。